↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢の父親(冷徹非道)に転生した俺、前世の知識で娘の処刑フラグをへし折りに!  作者: シャロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/37

いざ舞踏会に!➁

ギギギ……と重厚な音を立てて、会場の大扉が開かれる。

シャンデリアの眩い光、色とりどりのドレスを纏った貴族たち、そして軽快な音楽が流れていた会場——そのすべてが、一瞬にして凍りついた。

音楽が途切れ、人々の話し声がピタリと止まる。

静寂が、大広間全体を支配した。

何年もあらゆる社交界の招待を無造作に蹴り続け、「血も涙もない冷酷無比な公爵」として誰もが恐れる男——レイン・ヴァルハルトが、そこに立っていたからだ。

周囲の貴族たちが青ざめ、引きつった笑みを浮かべながら、息を殺してヒソヒソと小声で囁き合い始める。

(あ、あのヴァルハルト公爵様が……なぜここに……!?)

(何年ぶりだ……? まさか気に入らない貴族を粛清しに来たのでは……)

(おい、見ろ……隣にいるのは……一体どなただ……!?)

ひそめられた怯えの視線が、レインの隣に寄り添う少女へと集中する。そして次の瞬間、会場の誰もが呼吸を忘れた。

夜空よりも深いミッドナイトブルーの正装に身を包んだレイン。その冷徹なまでの圧倒的な気品と美貌。

そして、その隣で静かに微笑むのは、カーマイン特製の深緑のドレスを完璧に着こなした少女・オリヴィアだった。艶やかな髪と、胸元の宝石のように輝く翡翠色の瞳。過度な装飾を削ぎ落とし、彼女自身の純粋な美しさを極限まで引き立てた装いは、まさに物語から抜け出してきた聖女か妖精そのものだった。

銀髪の冷徹な公爵と、深緑を纏った可憐な天使。

絶妙に調和した美しすぎる親子姿に、圧倒された貴族たちは言葉を失い、ただただ見とれるしかなかった。

(息を呑むほどお美しい……)

(まるで絵画だ……あの冷酷公爵に、これほど可憐なお嬢様がいらっしゃったとは……!)

会場の空気すら支配するほどの美貌と存在感。

その圧倒的な静寂のただ中で、エスコートするレインの脳内は——。

(見たかぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!! これが俺の娘!! 天使の中の天使、オリヴィアだぁぁぁぁぁッ!!!!! カーマインのドレスも最高に映えてるだろ!! ドヤッ!! 見惚れて声も出ねぇだろ!! 好きなだけ拝むがいい、俺の天使の可愛さをなぁぁぁッ!!!!)

鼻高々でドヤ顔の極致に達していたレインだったが、表面上はどこまでも冷徹で、近づく者すべてを凍りつかせるような氷の威厳を保ったまま、静かに会場の中央へと踏み出していくのだった。


(´TωT`)評価とブックマークしてくれたら嬉しいな( ;∀;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。