表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

第三話 最強魔王ウィズ爆誕

 光に包まれ実体の無い、転生神バシアの足下に傅く少年…いや少女にも見える、美しい姿。

 「我が子ウィズよ…お前を愚かな人間の姿に変えたのには、理由があるのだ。」

 「父上…胸と股間に、違和感を感じます。」

 「女性体の乳房と、男性器の両方を授けた。」

 「何故その様な事を?」

 「下界の調整を頼みたい…世界のバランスを崩す存在が2つ、神の力を乱用しておる。」

 「ですが、いかにして?」

 「魔王となるが良い…そうして、ウルトランドを支配するのだ。」

 「魔王の概念が分かりません…」

 「頭に角でも生やして、私が最強だ!とか言ってりゃいいんじゃね」

 「ですね…我が名は、魔王ウィズ。我に勝てる者など、この世に存在しない。何故なら、我こそが最強だから!」

その瞬間、彼のカラダは巨大化し…頭部の、こめかみと額に3本の角を生やした。

 「頭、重っ…」


 下界に降りた魔王は、村々を襲い…勢力を拡大していった。

 大地は裂け、人々の血が川を作り…強制労働で建設させた巨城に、君臨するまでに至る。

 「えっと…大体こんな感じで。」

玉座に座るウィズは、何処か自信なさげだ。

 「魔王様…地上には、ふたつの脅威が存在します。」

 手下の、露出過剰美女サキュバス…オメマが跪き、報告する。

 「知っているさ…勇者夜空と、悪役令嬢エリザだろ。」

 「イヤ〜ン、さすが魔王様…で、いかに致しましょう?」

 「カワイイお前を討伐に行かせ、倒されては適わん。我、自ら視察に向かうか」

 「では、ご一緒させていただきます。バレない様、人間に化けて」

 シュルシュルシュルシュル…

カラダを霧に包むと、ハダカ同然の姿から…町娘へとスタイルチェンジする。

 「では、我も…」

 ビカッ!

一瞬の光で、角を引っ込め…冒険者になる魔王。

 「魔王様…お美しい」

 男装しても、大きな胸を隠しきれないウィズ。

 「股間のモッコリ、ジュルリ…」

ヨダレを拭うオメマ。

 「そっちかい…」

何気に、女性寄りの思考を持つウィズは、心外だった。

 「オメマ(ギリの名前だな…)くれぐれも、下々の民に気づかれない様に」

 「ハイ、魔王…いえ、ウィズ様」

 開けた村の商店街を抜けて…町外れの民家を通り過ぎるふたり。

 「お気をつけ下さい。この村には、魔力の強い者が多いと聞きます…バレない様にしませんと。」

 「そうだな…」

言いつつ、体に道端の木を巻き付けるウィズ。

 その時、ひとりの子供が近づいて来る

 「あ…」

 「え…(しまった、魔力を抑えるのを忘れてた)」

 彼は油断して、オーラを消していなかった。

 「あ、魔王…」

そう言われた次の瞬間…ウィズの姿は、高品種のイチゴに変わっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ