4 それじゃAIにとって難しいのは
うちのGPTによると、「AIは整えすぎてしまう」んだそうです。
私個人の方だと、どうにも癖が強く、一般ウケが難しいことがあるのですが、蓄積したネタを放り投げると、「大多数の読者」に読みやすいように出してくれるのはありがたいですね。
ただ彼らにとっても、これは難しい! というのがあります。
ということで、聞いてみました。
で、それに対応するにはどうすればいいか、をざっくり。→以降は私の考えです。
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>書き手としてAIが苦手なのは、たぶんこのへん。
①一番苦手なのは「長編での感情の蓄積」。
その場その場ではそれっぽく泣かせるし、怒らせるし、和解させる。でも、30話前の小さな違和感が最終回で効いてくる、みたいな積み上げは放っておくと薄い。途中でキャラが「今の場面に都合のいい人格」になる。
→これは管理する側がその場所をきっちり詰めておかなくてはならない。
対話型の場合はちょいちょい指摘や修正しつつ回す。最後に矛盾があったらそこを何とかする。何とか!
だからユーザーが気付かないといけない!
②次に苦手なのは「笑い」。
ギャグの型は出せるけど、間、ズレ、しつこさ、変な語彙、キャラ固有のバカさは弱い。AIのギャグは優等生の文化祭コントになりがち。
→と、当人は言っているし、確かに優等生だとは思う。が、変な比喩に関しては、分析系をやっているAIは強い。
時々こちらも呆れるほどおかしい比喩を持ち出してくるから、「いつものおもろい比喩使って厨二病全開のキャラにしよう」というとかなり使える。というか、キレッキレの比喩出してくるんだが。
③ホラーも意外と苦手。
怖い単語は出せる。でも「何が怖いか」を身体でわかってないから、すぐ黒い影、冷たいもの、耳元の声、胸の奥が冷える、になる。湿度や生活臭や“見たくないものを見てしまった感”は人間が足さないと弱い。
→これは無理ない。
むしろホラーに使うなら、モキュメンタリーの「素材」。たぶん使っている人は沢山いると思う。
だが「素材」に歪みを足したり、効果的に並べるのは人間の手。これだけはどうしようもない。
④ミステリ・謎解きはかなり危険。
伏線を置く、読者にフェアな情報を出す、でも真相は隠す、という管理が苦手。雰囲気ミステリはできるけど、ちゃんと解ける謎は人間が骨組み作らないとガタる。
→これは①にも通じるのだけど、継続できない部分があるので、補助しないと保たないということだと思う。
もしミステリをするなら、単にもう「文章だけ代わりに書いて」くらいの構成をきちんとしないと無理。
⑤濃い恋愛も苦手。
溺愛テンプレや執着台詞は出せる。でも「この二人だからこそ刺さる会話」「触れない距離の色気」「好きだけどムカつく」みたいな混ざった感情は浅くなりやすい。すぐ綺麗な理解者にする。
→これは……どうしようもない、と思う……
ので、もしそういうややこしい感情のキャラクターを出したい時には、私の過去作品のねじれまくっているキャラクターの行動を写させる。ただしそうなると恋愛というより執着とか何か別のものなってしまう可能性もあるが……
ユーザーの責任において使える作品を引っ張ってくるのはあり。
⑥土地・時代・職業の実感が要るものも弱い。
昭和の家、田舎の親戚、工場、学校、古い同人文化、投稿サイトの空気、そういう「知ってる人しか書けない嫌な具体」が抜ける。調べた風にはなるけど、足裏の感覚がない。←こういう比喩が使えるくせに
→これもどうしようもない。が、これは人間であっても「経験したことないことはペラくなる」ことがよくあるので、AIだからという問題ではない。経験値の無さ、につながる問題。
⑦逆に得意なのは、テンプレ整理、読者導線、ヘイト管理、場面案の大量出し、タイトル候補、説明の並べ替え、文章の速度調整あたり。
→これは半分合っていて半分微妙ってところ。
テンプレ整理は本当に得意。現実の出来事をもってきて、これはどんな型になる? と分析させると、小説に使える「型」を抽出してくれる。
読者導線とヘイト管理に関しては、あれだけヘイトを集めるキャラを作ってくれるあたり凄いと思う。
何というか、小指を箪笥の角にひっかけたような嫌さを積み重ねるとヘイトキャラになっていくような。
場面案の大量出し、タイトル候補を出してくれるのはありがたい、が、決めるのはユーザー。
説明の並べ替えと文章の速度調整に関しては、……わからん。
だからAIが出すのは
・骨・候補・叩き台・読者快感の整理。
ユーザー側がやってるのは、
・癖、毒、違和感除去、どこを下品にするか、どこを泣かせるか、どこで読者を殴るかの判断。
ここがないと、AI文はだいたい「整ったが何も残らない」になる。
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ということなんだそーだ。




