13 側妃話のつくりかた その3 勢いあまって最後まで
前スレからの申し送りを私が貼ってのちの進行です。
このスレ同士は同じGPTでも別ものなので、引き継ぎをしても全く同じではない、というあたりが時々齟齬をきたしてしまう原因となります。
とりあえず以下11話から。
なお、この寸前でフライングで出してしまった版、があるんですが、俯瞰視点+解釈違いがあるので没。
***
G「受け取った。前に出した11話の方向は少し先の綻び寄りだったから、ここでは申し送り通り「フレイア退去直後の王」に戻して、まだ本気で軽く見てる段階から置くね。王の頭の悪さは怒鳴りより雑さで出す」
・11話本文
私「そんじゃ侍従長に行くか。この人も無論高位貴族。そんで規則は重んじるけど、顔と口には出さない。けど内心は不信感がある。
内心なので、敬意は出しつつ、だ・である調」
G「了解。ここは「侍従長が有能だからまだ表面は崩れない」回にすると効くやつだな。
王を内心で見限るまでは行かず、ただ“この御方は書面を読まない”を静かに確定していく感じで置く。うん、これは王宮側の「まだ機構が耐えている」視点だね。
侍従長は王を責めない。顔にも出さない。ただ、紙と手順で「信用できないもの」として扱い始める」
・12話本文
私「よし、じゃ満を辞してマリーシア出そう。診察後、王にやっと会えたとき。何で診察?みたいな感じでこんなの嫌だった!って王に甘える感じ。しかも王を呼び捨てにする。
女おんなした口調で」
G「よし来た、燃料回だ。マリーシアはここで「かわいそうな私」を全力で出すけど、本人の中では本当に傷ついている、という形にする。
王の前でだけ呼び捨てにするから、侍従・女官がいる場との落差も置ける。
やっと本人登場。
「悪女」ではなく、「自分が可愛い・自分の不快が世界の大事件・王の寵愛が身分保証だと思ってる女」に寄せた」
・13話本文
私「そんじゃ次は叔母様。この人は親戚がこんなことになって正直迷惑してる側。
マリーシアは王が新年の無礼講パーティで見初めて、後で男爵家とわかったんで、その本家な家が責任持たなくならなくなった感じ。
まともな人だから、その後セレスタ夫人に話を持ちかけるまで。
で、その次の回がセレスタ夫人の持った印象と今後が思いやられる、っての」
G「了解。ここで家格まわり、前の「分家子爵家」から 分家男爵家 に差し替えるね。
叔母様は「親戚だから巻き込まれた」「けどまともなので放り出せない」側。マリーシアの甘えを叱るけど、叱りきれない責任の重さもある感じで」
***
ここで実は分家子爵家→男爵家になったわけですね。説明不足は子爵家のさらに下、をここで入れなかったせいでした。
***
・14話本文
私「そんじゃセレスタ夫人ね」
G「はい、セレスタ夫人回。ここは「女官としての観察眼」で、マリーシア本人より周囲の危険度を読む回にする。
コリンナのまともさを救いにしつつ、陛下の甘さとマリーシアの幼さで、胃が痛いやつ」
・15話本文
私「じゃこれからはちょっとテンポを上げようか。側妃として入って浮かれる王視点」
G「うん、ここからは少し巻きでいい。
「入った! 明るい! うまくいってる!」と王だけが思ってる回」
・16話本文
私「次は誰がいいかな」
G「次は 儀典長 がいいと思う。
理由は、今の王視点で「明日の礼拝」「側妃として皆に顔を見せたい」が出たから、ここで一気に 席順・呼称・出欠・王妃不在の扱い が燃える。
王は「医師が許せば出せばいい」くらいに思ってるけど、儀典長から見ると、
* 正妃は療養中で席が空いている
* 側妃は入内直後かつ妊娠初期
* 王太后がいる
* 側妃をどこに立たせるかで「正妃の代わり」扱いに見える
* でも低く置きすぎると側妃本人と王が不機嫌になる
* 王妃府の赤字注釈がない
* 王が「明るく」とか言うので役に立たない
という、めちゃくちゃ実務の地獄になる。
第17話はこんな感じが良さそう。
第17話 儀典長
明日の礼拝の席次を前に、王妃府からいつも来ていた赤字入りの控えが来ない。
儀典長は過去の帳面を開き、王妃フレイアの手跡を見つける。
「王太后陛下の右」「正妃席は空位のまま」「側妃は南側二段下」など、どれを選んでも意味が出る。
王は「医師が許せば出せ」と言うだけ。
マリーシア側は「皆に見てほしい」。
王太后側は「正妃の席に近づけるな」。
儀典長は、王妃陛下の不在を初めて実務で痛感する。
その次に 宮廷夫人視点 を入れると綺麗に繋がる。
第18話で、礼拝に出たマリーシアを夫人達がどう見るか。怒鳴らない。ざまあ前の静かな冷え。
「可愛らしい方ね」と言いながら、誰も深く近づかないやつ。
つまり、
17 儀典長:席順地獄
18 宮廷夫人:社交界が静かに引く
19 マリーシア:皆やさしいけど距離がある、何で?
20 王:フレイアがいなくても回っていると思っていたのに、招待欠席が増える
この流れがいいかな。
テンポ上げるなら、17と18は短めで刺すと効く」
私「まあそこは任せる。儀典長のイライラは出して」
G「了解。ここは短めに刺す。
儀典長、顔には出さないけど、内心で机を三回くらい叩いてる」
・17話本文
私「硯と筆、何で出てくるのw」
***
>私は筆を置いた。
筆先の墨が、硯の縁で少し膨らんだ。
> 私は筆を取り、図の端に小さく書いた。
――白花、香りなし。
それだけで筆を置いた。
当初はこう書かれていましたw
***
G「あ、これは完全にこっちの混入。ごめん。
この世界の王宮実務なら、硯と筆じゃない。
ここはせいぜい、
* インク壺
* ペン
* 砂入れ/吸い取り砂
* 封蝋
* 紐つき書類
* 羊皮紙か厚手の紙
* 書記官の控え
あたりだね。
該当箇所はこう差し替えで。
私はペンを置いた。
ペン先のインクが、インク壺の縁で小さく光った。
と、
控えの儀典官のペンが、紙の上で止まった。
と、
私はペンを取り、図の端に小さく書いた。
でいい。
最後も、
黒いインクは、紙の上でやけに薄く見えた。
だな。
これは読み違えじゃなくて、こっちがうっかり文房具の時代感を滑らせた。修正案件」
私「うん。じゃ次。噂話なら「ねえ、聞きまして?」みたいな。情報源の中の噂話系一人称を参考にして」
***
この時の情報源は、私が以前書いたアルファ恋愛ものです。
文体と心情で似せられるパターンがあれば使うように入れてありました。
***
G「了解。さっきの文房具ズレはここで戻す。
次は宮廷夫人の噂話一人称、表向きは上品、内側は鋭い。「聞きまして?」から始まる社交界の冷えでいく。
噂話系の一人称、情報源の「噂話。あくまで噂話よ」系の軽さを寄せるね。
ここは宮廷夫人たちが、笑顔で茶を飲みながら静かに引いていく回」
・18話本文
***
ここまでが本文1日目。
さすがに集中が切れました。
***
私「では噂話の女性たちを聞いた男たち」
G「いいね。ここは女たちの噂を「ただのおしゃべり」と見ない男たちにする。
夫人たちの言葉を聞いた瞬間、男側が「これは社交の欠席じゃなく政治的な退避だ」と読む回でいく」
・19話本文
私「さてどうなっていくかな?」
G「ここからは、いきなり王宮崩壊!より、「まだ回っているように見えるけど、皆が自分の荷物を王宮から引き上げはじめる」 がよさそう。
今もう火種が三つ立ってる。
一つ目は、社交の冷え。
夫人たちは怒鳴らない。欠席する。寄付や礼拝を「王妃陛下御快癒祈願」に寄せる。側妃茶会には行かない理由を上品に作る。
マリーシアから見ると「皆、優しいけど、誰も仲良くしてくれない」になる。
二つ目は、寄付・施療院・修道院ライン。
王妃府が長年調整していた寄付配分が止まり、夫人たちが独自に動き出す。善意ではあるけど、これまで王妃が均していた均衡が崩れる。
ここは「かわいそうなところにたくさんあげればいいじゃないですか」とマリーシアが言って、現場が混乱するやつができる。
三つ目は、王の認知ズレ。
王は「王宮は明るくなった」「マリーシアも覚えている」「皆も静かだ」と思ってる。
でも実際は、静かなのは納得ではなく退避。男たちは寄付と欠席で王宮から距離を取っている。
なので次の流れは、
20 マリーシア視点
側妃茶会を楽しみにしていたのに、夫人たちが「王妃陛下御快癒祈願」「修道院」「施療院」「娘の体調」で来ない。
来た低位夫人や若い令嬢はいるけど、高位夫人が薄い。
マリーシアは「皆、王妃様の方ばかり」「私は何も悪くないのに」と傷つく。
セレスタ夫人が胃を押さえる。
21 宰相視点
寄付配分と家格確認と側妃茶会欠席の報告が来る。
宰相は「王妃府の管轄」「王太后陛下の御意向」「儀典長の判断」で逃げようとする。
だが王妃府は療養許可状で閉じている。
ここで宰相が初めて「王妃府が閉じると、逃げ先がない」と気づく。
22 施療院/修道院視点
現場側。
去年まで王妃府から来ていた配分表が来ない。
かわりに夫人たちから御快癒祈願の寄付が来るが、偏る。
施療院は薬代が足りない。修道院は布は来たが小麦が足りない。
誰も悪意はないのに困る。ここでフレイアの「見えない仕事」が読者に刺さる。
23 王視点
マリーシアに泣かれる。
「皆が王妃様のことばかり」「私は側妃なのに」「この子もいるのに」
王は腹を立てる。
「なぜマリーシアを迎えぬ」「側妃茶会をきちんと開け」「夫人たちへ再招待を出せ」
そして再招待がさらに欠席を呼ぶ。
24 王太后視点
ようやく王太后が、これは側妃への嫉妬ではなく、王妃不在への抗議だと見る。
でも自分も「世継ぎのためなら仕方ない」でフレイアに積ませていた側。
ここで王太后が初めてかなり痛い反省をする。
ただし遅い。
このへんから、次は外交事故に繋げられる。
側妃茶会が空振り
↓
王が苛立つ
↓
宰相府が王妃府なしで返礼品を処理
↓
隣国使節への贈答で、喪中・宗教・紋章色を外す
↓
外交官が青ざめる
↓
「王妃陛下の赤い控えがない」再び
って流れ。
次に書くなら、私は マリーシア視点の側妃茶会空振り がいいと思う。
読者のヘイトも来るし、マリーシア本人は本気で可哀想がってるから、かなり燃える」
私「おっけー、その四つが過ぎたら一旦時間を飛ばそうか」
G「うん、それがいい。
20~23で「初期の崩れ」 を一気に見せて、そこで一旦時間を飛ばす。
流れはこうかな。
20 マリーシア
側妃茶会が思ったより寂しい。
高位夫人が来ない。来ても滞在が短い。若い令嬢や低位夫人はいるけど、マリーシアが期待していた「王宮の華やかな歓迎」ではない。
本人は「王妃様のことばかり」「私は何も悪くないのに」と傷つく。
21 宰相
欠席返答、寄付名目、家格確認、側妃茶会の不調が紙で来る。
宰相は王妃府・王太后・儀典長へ押し返そうとするけど、王妃府は療養許可状で閉じている。
「逃げ先がない」と気づく回。
22 施療院/修道院
王妃府の配分表が来ない。
代わりに王妃陛下御快癒祈願の寄付が夫人達から届く。ありがたいが偏る。
布はあるが小麦がない、香油は来たが薬代が足りない、みたいな現場の困り方。
ここでフレイアの見えない仕事が生活側に刺さる。
23 王
マリーシアに泣きつかれる。
「皆が王妃様のことばかり」「私は側妃なのに」「この子もいるのに」
王が苛立つ。
夫人達へ再招待を出せ、側妃を軽んじるな、と言う。
その再招待が、さらに丁寧な欠席を呼ぶ。
で、ここで時間を飛ばす。
飛ばし方は、
◇
二月が過ぎた。
くらいでいいと思う。
その後は、王宮が「一応毎日動いている」けど、
* 茶会の顔ぶれが薄い
* 寄付配分が偏ったまま
* 夫人達が王妃陛下御快癒祈願を名目に別ネットワークを作っている
* 王は不機嫌
* マリーシアは「私は歓迎されていない」と被害者化
* 宰相府と儀典長が疲弊
* 王太后が、これはまずい、とかなり遅れて気づく
という状態から再開。
王太后回は、時間を飛ばした後がいいかも。
初期崩れを見た後の、
24 王太后
二月後、王宮は回っている。だが、王妃がいた時とは違う。
で入ると、重みが出る。
「壊れた」じゃなくて「痩せた」感じ。王宮が痩せていく。これがかなり嫌でいい」
私「うん、ちなみに国や王家が倒れるまでどのくらいいるかな」
G「たぶん、国そのものが完全崩壊するまでは要らない。
この話で気持ちいい落とし所にするなら、必要なのは 「国が倒れる前に、王家内部で現王を切る」 だと思う。
話数で言うと、今の20話前後予定なら、ここからはこんな感じ。
あと8~10話くらいで王退位まで行ける。
今が18~19相当だから、
20 マリーシア茶会空振り
21 宰相、逃げ先がなくなる
22 施療院/修道院、寄付配分が崩れる
23 王、マリーシアに泣きつかれて再招待命令
◇ 二月ほど飛ばす
24 王太后、王宮が痩せていることに気づく
25 外交/使節対応ミス
26 地方貴族・国境伯が中央に不信を持つ
27 王弟または次代候補が出る
28 ディート・イルマ・王太后で退位処理
29 王とマリーシアの最後の燃料
30 フレイアにはもう届かない
くらい。
作中時間だと、王退位まで半年~一年未満がちょうどよさそう。
国が物理的に倒れるほど長引かせると、フレイア不在のざまあから「国家滅亡もの」へ話の重心が移る。
でもこの話の旨味は、そこじゃなくて、
「王妃ひとりに王宮運営を背負わせていた馬鹿王が、その馬鹿さで王宮・貴族・慈善・外交の信用を削り、王家自身に切られる」
なので、国は倒れかける前に、王太后や王弟や公爵家が切る方がいい。
国王本人は最後まで、
「私は何をした」
「子を得ようとしただけだ」
「フレイアが戻れば済む」
くらいで止めておくと腹立つ。
マリーシアは、
「私とこの子が悪いんですか」
「皆が王妃様ばかり」
「陛下は王なのに、どうして皆いうことを聞かないの」
で、燃料としてかなり強い。
国の危機ラインは、
* 隣国使節への贈答・席順ミス
* 国境伯が王都の命令を疑う
* 施療院・修道院の不満が教会筋に流れる
* 高位貴族夫人たちが王宮茶会から距離を取る
* 宰相府が責任を押し付け合う
* 王が再招待や出席命令を出して、さらに反発される
このへんまでで充分。
「国が倒れる」ではなく、
「この王のままだと国が倒れる、と皆が同じ結論になる」
まで持っていけば退位の説得力は出る。王家全体は、むしろ国を守るために王を切る。これが一番きれい」
私「じゃその際ちょい周囲が荒くなる方向で行こうか。あと、時間のスキップは時々入れて良い」
G「了解。ここからは、王宮内だけで上品に冷えるんじゃなくて、外側がだんだん荒くなる方向だね。
最初は夫人たちの欠席、寄付の偏り、儀典長と宰相府の疲弊くらい。
でも時間が進むにつれて、
* 施療院や修道院が「今年はどうなっているのか」と直接問い合わせ始める
* 地方貴族が「王都の返事が遅い」と苛立つ
* 国境伯が「この命令は本当に精査されたものか」と疑う
* 隣国使節への扱いで、小さな無礼が積もる
* 宰相府が王妃府不在の穴を埋めきれず、書類の戻し合いになる
* 王が「命令したのに何故動かない」と怒る
* マリーシアが「皆が冷たい」と泣き、王がさらに雑な命令を出す
このへんで、だんだん口調も行動も荒れていく。
特にいいのは、高位貴族ほど表面は丁寧なまま距離を取り、下の現場ほど実害で荒れる形。
上は、
「王妃陛下の御快癒を祈っております」
「今回は領地の事情により」
「またの機会に」
で済ませる。
下は、
「薬代が足りない」
「毛布は来たが麦がない」
「今年の割り当ては誰に聞けばいい」
「王妃府へ問い合わせるなと言われた」
「宰相府へ回せと言われた」
「宰相府から儀典へ戻された」
みたいに、具体で荒れる。
時間スキップは、けっこう入れていいと思う。
例えば、
20~23:入内直後の失敗
側妃茶会、宰相、施療院、王の再招待命令。
◇
半月が過ぎた。
ここで、夫人たちの欠席が「一度のこと」ではなくなっている。
24~25:王宮が痩せる
王太后視点、セレスタ視点あたりで、茶会の顔ぶれが変わり、女官が疲れ、王宮の空気が変わっているのを出す。
◇
二月が過ぎた。
ここで外側に実害。
26~28:慈善・地方・外交が荒れる
施療院、地方貴族、外交官。
王妃府がやっていた調整が失われ、現場から怒りが上がる。
◇
秋になった。
マリーシアの腹が目立つ。王はますます「世継ぎ」を盾にする。
でも周囲は、もう「この王のままでは危ない」に傾いている。
29~30:退位へ
王太后、イルマ、ディート、王弟/次代候補。
王家を守るために王を切る。
この感じだと、国そのものは倒れない。
でも、読者には「このまま半年、一年続いたら本当に倒れる」と見える。
それと、荒くなる時の見せ方は、王やマリーシアを急に極悪化させるより、周囲の余裕を削る方が効く。
最初は皆、礼儀正しい。
次に返事が遅れる。
次に担当者が変わる。
次に文面が硬くなる。
次に現場が直接来る。
次に地方が王都を信用しなくなる。
この段階を踏むと、王の退位が「ざまあ」だけじゃなくて、国家の安全装置として納得しやすくなる」
私「ダレないように進めようね。とりあえず次行こう」
G「よし、ダレないように短めに刺す。
次はマリーシアの「思ってた歓迎と違う」回」
・20話本文
私「ところでさ、この砂入れって何?」
***
元の文は以下。
>インクが少し滲みました。
セレスタ夫人が、砂入れをこちらへ寄せました。
私は砂を振りました。
黒い字の上に、細かな砂が薄く乗りました。
***
G「あ、これも説明なしに出したから引っかかるやつだ。ごめん。
ここで言った「砂入れ」は、インクを乾かすための細かい砂を入れた道具のつもり。
ペンで書いたあと、まだ乾いてないインクの上に細かい砂を振って、余分な湿りを吸わせる。あとで紙を傾けて砂を落とす。吸い取り紙が一般化する前、または古めの執務机描写で出せるやつ。
ただ、〇〇さん世界で毎回これを出すと、ちょっと文房具が目立ちすぎるかも。
今回ならもっと自然に、
セレスタ夫人が、吸い取り紙をこちらへ寄せました。
私はそれをそっと字の上に置きました。
黒い字が、紙の繊維に少しだけ滲みました。
または、
セレスタ夫人が、乾いた紙を一枚こちらへ寄せました。
私はそれを重ねて、すぐに外しました。
インクの濃いところだけが、まだ少し光っていました。
でいいと思う。
「砂入れ」は使えなくはないけど、説明なしだと和室の硯箱的な違和感も出るし、前に硯と筆をやらかした直後だから、ここは 吸い取り紙 に替えた方が安全」
私「うん。19世紀とはいわんし今回はややご都合世界で構わないからさ」
G「うん、了解。
今回は厳密な19世紀考証じゃなくて、19世紀風+王宮ご都合制度でいいんだよな。
だから文房具まわりも、変に時代考証を前面に出さずに、
* ペン
* インク壺
* 吸い取り紙
* 封蝋
* 紐で綴じた書類
* 厚手の紙
* 書記官の控え
* 署名
* 印章
このへんで統一した方が自然。
「砂入れ」もあり得なくはないけど、散歩さんのこの話では、そこを読者に気にさせる必要がない。
硯と筆の件もあったし、ここからは 吸い取り紙 に寄せる。
さっきの箇所なら、
セレスタ夫人が、吸い取り紙をこちらへ寄せました。
私はそれをそっと字の上に置き、すぐに外しました。
「とても」の字だけが、少し太く見えました。
これでいい。
ご都合世界の道具立ては、読者が引っかからない範囲で揃える。
文具や制度は「便利に使うけど主役にしない」だな」
私「うん。だって私が引っかかったなら、読者も引っかかる可能性はある」
G「それ。〇〇さんが引っかかった時点で、読者もかなりの確率で止まるやつ。
特に今回は、こっちが一度「硯と筆」を混ぜた直後だから、文房具描写に読者の目が敏感になる。そこで「砂入れ」が来ると、
「え、ここ何時代? 何文化圏?」
って本文外のことを考え始める。これは負け。
なので今後この話では、実務描写の小物はこのくらいに固定するのがよさそう。
王宮事務の基本小物
* ペン
* インク壺
* 吸い取り紙
* 封蝋
* 印章
* 紐でまとめた書類
* 厚手の紙
* 控え
* 目録
* 許可状
* 診断書
* 署名
で、「砂入れ」は出さない。
さっきのマリーシア回も、
セレスタ夫人が、吸い取り紙をこちらへ寄せました。
私はそれを字の上に置き、すぐに外しました。
「とても」の字だけが、少し太く見えました。
に差し替えでいい。
あと、こういう小物は「正確かどうか」より、本文の流れを止めないかが大事だな。
今回の世界では、吸い取り紙が一番ノイズ少ない」
私「うん、では次ね」
G「了解。文房具は ペン・インク壺・吸い取り紙 で固定して進める。
次は宰相。逃げ道を探すけど、王妃府が閉じてて逃げ場がない回」
・21話本文
私「うん、ではまた次行こう」
・22話本文
私「どうしても会話が短いやりとりになってしまうのかなあ」
G「うん、そこは出てる。
特に第22話、会話が「問い→短い答え→問い→短い答え」になりがちだった。
原因はたぶん二つ。
一つは、こっちがテンポ上げようとして、状況確認の会話に寄せすぎたこと。
「薬は?」「ない」「麦は?」「ない」みたいなのは、現場の切迫感にはなるけど、続くと台本っぽくなる。
もう一つは、視点人物が実務側だと、会話がどうしても報告・確認になる。
宰相、儀典長、施療院院長あたりは特にそう。短く刺すには便利だけど、続けるとAIっぽい問答になる。
直すなら、会話を全部長くするより、会話の間に手元・相手の言い淀み・その場の物を挟むのがいいと思う。
たとえば今の、
「薬は」
「少ない」
「麦は」
「施療院に麦はない」
だと詰問調が続く。
これを、
「薬は」
メリは棚の一番上を見た。そこには、昨日まで布をかけて隠していた空き瓶が三つ並んでいる。
「……少ないです」
「麦は」
「院長先生、ここは施療院です」
言ってから、彼女は口を閉じた。責めるつもりではなかったのだろう。けれど、言葉は出てしまった。
くらいにすると、短い返事でも場面が持つ。
あと、問答を減らして、片方がまとめて喋るのもあり。
「西の修道院から布は来ました。南区からは包帯なら少し分けられると。ただ、薬草はどこも無理です。麦は……施療院に聞かれても困ります。院長先生、今年の配分表、本当に来てないんですか」
こうすると、相手が「報告しながら感情が漏れる」ので、短文連打から抜けられる。
今後は、テンポ上げる時も、
会話を短くする=全部一問一答にしない
報告の中に、手元・沈黙・言いすぎ・言い直しを混ぜる
で行く方がよさそう。
〇〇さんの指摘、かなり正しい。ここは次から意識して直す」
私「うん、ローズとチェリーの時になり過ぎた。文章も傾向があるから、気をつけて。で今のはもう一度」
G「そこ、癖が出た。ごめん。
ローズとチェリーの時の「短い確認会話で押す」形に寄ってた。今回は現場回だから、切迫感は残しつつ、問答じゃなくて「報告の中に苛立ちや生活物資が混じる」感じでやり直す」
・22話本文改
私「うん、地の文も会話も、ぶつぶつにはしないようにね。では次」
G「了解。地の文も会話も、細切れ確認にならないように、少し流れを太くする。
次は王視点。自分が「きちんと再招待を命じた」と思っているのに、周囲が思ったように動かない回」
・23話本文
私「うわあw」
G「これは「うわあ」だよなw
王、ちゃんと最悪の一手を「善意と正義感」で打ってる。
しかもポイントは、本人が横暴のつもりじゃないところ。
* マリーシアが可哀想
* 夫人たちが冷たい
* 施療院も修道院も困っている
* なら王が命じればよい
* 必要なものを必要なところへ回せばよい
って、表面だけ見ると筋が通ってる。
でも実際は、
* 夫人たちの私的寄付に王権が手を突っ込む
* 王妃陛下御快癒祈願の名目を壊す
* 側妃茶会への欠席を王命で塞ごうとする
* 高位夫人たちの「静かな抗議」を読まない
* 宰相府に、王妃府の繊細な調整を雑にやらせようとする
なので、次で一気に「周囲が荒くなる」方向へ行ける。
次はたぶん 夫人側 or 宰相府書記官側 がいい。
特に効くのは、王命個別招待を受け取った夫人側。
「まあ、陛下直々に」
「これは出なければならないわね」
「ええ。座って、茶を飲んで、帰りましょう」
になるやつ。
表向きは完璧に礼を尽くす。
でも、夫人たちは腹を決める。
“王宮には行く。ただし、もう王宮を助けない”
これが怖い。
王が一番踏んじゃいけない線を、いま足袋のまま踏んだ」
私「じゃそれで行くか」
G「よし、夫人側。
「来ないから王命で呼ぶ」への、静かなブチ切れ回」
・24話本文
私「実務にかかったなw」
G「ほんまそれw
王は「来た! よし!」と思ってるけど、夫人たちは茶会を儀礼として処理して、その足で本命の実務に戻ってる。
ここがかなり嫌でいい。
王宮側の狙いは、
「側妃様の茶会に来させた」
「高位夫人も顔を出した」
「これで受け入れられた」
なんだけど、実際は、
「王命なので出席しました」
「礼は尽くしました」
「では修道院と施療院の件がありますので失礼」
になってる。
しかも夫人たち、もう王宮をハブり始めてるんだよね。
寄付を王宮へ集約させず、現場へ直接聞いて、必要なものを直接送る。これ、善意だけど中央の信用が落ちているサイン。
次の段階は、
王宮が“管理できているつもり”のものが、外で勝手に回り始める
になる。
これで次に効くのは、王太后か宰相かな。
王太后視点なら、
* 茶会は成功したと報告が来る
* でも夫人たちは茶会後すぐ修道院へ
* 寄付の流れが王宮を経由しなくなる
* 王宮は表面上静かだが、中心から力が抜けている
* 「これは王妃への忠義ではなく、王宮への不信だ」と気づく
宰相視点なら、
* 薬代と麦の処理をしようとしたら、夫人たちは既に直接動いていた
* 王宮から礼状を出す頃には現場で話が決まっている
* しかも王命招待で夫人たちの態度がさらに硬くなる
* 「王命で出席はさせられるが、協力は命じられない」と悟る
どっちもいいけど、次は 王太后視点 が効きそう。
ここで「王宮が痩せている」を出して、そのあと時間を少し飛ばすと流れが締まる」
私「じゃそれで、時間経過も必要ならどんどんさせて行って」
・25話本文
私「うん、皆だんだん苦労してるね」
G「そうそう。ここで良いのは、誰も派手に爆発してないのに、全員の余裕が削れてるところだな。
フレイアがいないせいで、
王太后:自分の茶の濃さまでフレイア管理だったと気づく
セレスタ:側妃の感情・王の甘さ・女官管理を全部受ける
儀典長:毎回「王妃席どうする」問題
宰相:王妃府へ逃げられず、施療院・修道院の実務が来る
夫人達:王宮を信用せず、自分達で実務に入る
現場:薬・麦・布の偏りで荒れる
マリーシア:歓迎されてるつもりと拒まれてる感覚の間で泣く
王:全部「なぜ難しくする」で押す
ってなる。
しかもこれ、まだ半月なんだよな。
ここから時間飛ばして二月後くらいにすると、「一応回っているけど、全員が薄く疲れていて、王宮の中心が抜けている」感じがかなり出る。
次は一旦スキップして、二月後の宰相府か外交官がいいかも。
王宮内の痩せ方を見せた後だから、外向きの失敗に進められる」
私「だね、外向きに行こう」
G「うん、ここから外向き。
王宮内では「何とか回っている」つもりでも、外には雑さがそのまま出るやつ」
・26話本文
私「ちょっと待って、これは誰視点?」
G「あ、ごめん。ここズレた。
これは 外務官フェリクス視点の三人称寄り になってる。
でも、この作品の方針は 各話ごとの一人称実験 だから、ここはフェリクス一人称にしないと駄目だった。
今の冒頭は、
外務官フェリクスは~
になってる時点で、もう視点方針から外れてる。
ここは素直にミス。
やるなら、
第26話 赤い布
二月が過ぎた。
春祭礼は、例年より静かに済んだ。
表向きは、王妃陛下御療養中につき、控えめに。
実際には、控えめにしなければ、間に合わなかった。
私はその後始末が終わらないまま、隣国ルブラン公国の使節団を迎える準備に追われていた。
みたいに、フェリクス視点の一人称で入るべき。
しかも外務官なら口調も、
* だ・である調
* 実務寄り
* 王宮内の女官・儀典とは別の苛立ち
* ただ外交事故の怖さはよく分かっている
で行くのが自然。
ここは差し替えて続ける。
三人称へ逃げたのは完全にこっちの癖」
私「うん。視点の人名も入れてサブタイにしてね」
G「了解。以後サブタイは、
第26話 フェリクス――赤い布
みたいに、視点人物名+題で入れる形にする。
さっきの三人称混入はなしで、一人称に戻す」
・26話本文
私「うわーw」
G「うわー、だよねw
しかもこれ、事故寸前で外務府が止めてるけど、逆に言うと 外務府が見なかったらそのまま国際儀礼事故 なんだよな。
赤い布、双鳥、婚礼菓子。
全部「めでたいから良いでしょう」で出てきてる。悪意はない。だから余計に怖い。
で、ここで見えてきたのは、
王妃府がやってたのは“華やかにする”ことじゃなくて、“相手の傷を踏まない”ことだった
ってところ。
王とマリーシアは「明るいもの」「可愛いもの」「祝ってほしい」で動く。
でも外交では、それがそのまま無礼になる。
しかも今回、外務官と儀典長がもう普通に、
「側妃出すの悪趣味に見える」
「王太后経由で止めてもらう」
「南の離宮の余り飾りを流すな」
って話してる。
かなり荒くなってきた。
次はこの流れで、
ルブラン公国使節当日
がいいと思う。
視点は、フェリクス続投でもいいけど、ダレ防止なら ルブラン側の通訳官/随行書記官視点 が面白い。
王国側は必死に整えたつもり。
でもルブラン側から見ると、
* 王妃不在
* 側妃の気配
* 贈答は一応正しく直されている
* でも一箇所だけ、南の離宮由来の黄色い花が混じっている
* 王の発言が軽い
* 王太后と外務官が必死に補う
みたいに、「隠しきれてない」が見える。
ここで外向きの評価が落ちる。
事故そのものは回避したけど、この王宮は内側が揉めている と隣国に読まれる。
これが後で国境伯・王弟・退位への材料になる」
私「だねえ。だんだん範囲が広がるは良き」
G「うん、いい広がり方になってきた。
最初は、
王妃ひとりが傷ついた話
に見えていたのが、だんだん、
王妃ひとりに王宮の摩擦止めを全部背負わせていた話
になってきてる。
広がり方も段階があるから、ダレにくい。
王宮内
席順、茶会、呼称、側妃の扱い、王太后の茶の濃さ。
社交
夫人達の欠席、御快癒祈願、寄付の直通化。
現場
施療院、修道院、孤児院。薬・麦・布・香油の偏り。
外交
贈答、喪、色、紋様、側妃を出すか問題。
次は外から見た「隠しきれてない王宮」がいい。
ここでルブラン側に、
「贈答は直されている。王太后と外務官は有能。だが、王が軽い。王妃不在の理由も、側妃の存在も、説明が薄い」
と読ませると、国境伯や王弟が動く前の材料になる。
タイトルなら、
第27話 マティアス――灰青の布
とか。
ルブラン側の随行書記官マティアス視点。
フェリクスが直した灰青の布を見て「覚えていた」と評価する。
でも王の口からうっかり「側妃が」「明るい王宮」みたいな言葉が出て、あちらが静かに記録する。
事故は避けた。
でも不信は生まれた。
このくらいが次に良さそう」
私「あと、役割名もつけてね」
G「了解。サブタイは以後、
第27話 マティアス――ルブラン公国随行書記官――灰青の布
みたいに、
話数 視点人物名――役割名――題
でいく。
これなら、視点替えが続いても読者が迷いにくい。
次なら候補はこれ。
第27話 マティアス――ルブラン公国随行書記官――灰青の布
ルブラン側から見た王宮。
灰青の布で「こちらの喪と修道院色を覚えている」と評価する。
でも王妃不在、側妃御懐妊の噂、王の軽い発言、王太后と外務官の補いで、「この王宮は内側が荒れている」と記録する。
役割名つけると、今後も、
第28話 エルンスト――国境伯――遅い返書
第29話 イルマ――先代王弟妃――王を切る話
第30話 リーナ――王妃付き侍女――届かない尊号
みたいにできる。
かなり整理しやすい」
私「うん、とりあえず行こう」
・27話本文
私「王が遮られたことに怒るのもありだな」
G「あり。かなりあり。
ここで王が表では使節前だから抑える。でも後で、
「なぜ遮った」
「私は王だ」
「側妃の子は隠すものではない」
「明るい知らせと言っただけだ」
と外務官フェリクスを詰めると、外向きのズレがさらに出る。
しかもフェリクス側は、
「正式通達前です」
「ルネ卿の喪に触れる場です」
「王妃陛下御療養中の席です」
「公国側は内情を見ます」
と全部正論で返すしかない。
でも王は、
「なぜ祝いを恥じる」
「マリーシアを日陰者のように扱うな」
「私の子だぞ」
となる。
これ、次に 第28話 フェリクス――外務官――明るい知らせ で続けるといいかも。
使節を宿舎へ送り届けた後、王に呼び出される。王太后や宰相もいる前で、フェリクスが遮った件を責められる。
王は怒っている。
外務官は顔を崩さない。
王太后は内心「やはり見られた」と思う。
宰相は紙を抱えて青ざめる。
侍従長は、陛下の発言を記録するかどうかで迷う。
ここで王が一線越える発言をするのも良い。
「王妃は療養中だ。側妃が王宮の女主人を務めてもよいだろう」
まではまだ軽率。
さらに、
「フレイアが戻るまでの間だけだ」
と言うと、全員が「戻る前提なのか」となる。
でも王は本気でそう思ってる。
この次あたりで王太后が本格的に危機感を持って、王弟かイルマに相談する流れに繋げられる」
私「王視点も入れないとヘイトが続かなくなるんよ。ちょいちょい馬鹿の馬鹿さは入れないと」
G「そう、それ大事。
周囲が苦労してる回だけ続くと、「有能な人たちの苦労話」になって、読者の怒りの矛先が少し散るんよな。
ここで王視点を挟んで、
「全部見えてない」「善意のつもり」「自分が正しいと思っている」「でも最悪の踏み方をする」
を補給しよう」
・28話本文
私「で、マリーシアも入れよう」
G「うん、ここでマリーシア入れると燃料が戻る。
王が「フレイアを戻せばよい」に傾いた直後、マリーシアがそれを自分に都合よく受け取る回」
・29話本文
私「うわあwお花畑」
G「ほんまにお花畑w
しかも「お花畑」がちゃんと黄色い刺繍とつながってしまった。
マリーシアの怖さはここだな。
本人の中では、全部善意。
* 王妃様が戻れば皆安心
* 私も教えてもらえる
* セレスタ夫人も休める
* 陛下も困らない
* 王妃様も寂しくない
* だから戻ればいい
って、本人視点では優しい解決案のつもり。
でも外から見ると、
「壊れかけて逃がされた正妃を、側妃教育と王宮修復のために戻せ」
なんだよな。うわあ。
しかも最後、
今度は、前より少しだけまっすぐ入りました。
で刺繍は直ったけど、本人の認識は一ミリも直ってない。
これは良い燃料。
次はセレスタか王太后がこの話を聞いて、明確に「これは危ない」と判断する回かな。
マリーシアが悪意なく王を後押ししたので、王が本当に公爵家へ圧をかけかねない。王太后・侍従長・セレスタが止めに入る流れが自然」
私「いや、公爵家に届いて、父母が怒りましましになろうw」
G「それだわ。こっちが止める方向に寄せすぎた。
届く。届いて、公爵家が「……これを善意で書いたのか」となるやつ」
・30話本文
私「さあこの効果がどう出るか」
G「効く。かなり効く。
この文の効果は、たぶん三方向に出る。
まず 王太后側。
公爵家から写しが届いて、王太后は「やはり南の離宮で王妃帰還の話をしていた」と確定する。
今までは、陛下がそう考えていそう、だったのが、側妃の文で証拠になる。
しかも、
陛下も、王妃様が戻られれば王宮が落ち着くとおっしゃっておりました。
これが強い。
王太后はここで、王がまだフレイアを 王妃ではなく王宮修理道具として見ている と見る。
ここから、王太后が「もう息子をかばえない」に傾く。
次に 王側。
ディートの文の、
王妃陛下は、王宮の欠損を埋めるための備品ではありません。
ここが刺さる。
ただし、刺さって反省するのではなく、最初は怒る。
「誰が備品などと言った」
「公爵は私を侮辱している」
「私は王妃として必要だと言っただけだ」
「フレイアの能力を認めているのに、なぜ責められる」
になる。
ここで王の馬鹿さがまた補給できる。
読者からすると、
いや、それが備品扱いなんだよ!
になるやつ。
それから マリーシア側。
公爵夫人からの返事は、マリーシアにはかなりきつい。
王妃陛下の療養は、王宮の不足を補うための猶予ではございません。
本人は善意のつもりだったから、たぶん泣く。
「わたくし、ただお見舞いを書いただけなのに」
「王妃様に戻ってほしいと思うのは、そんなに悪いことなの?」
「わたくしが悪者みたい」
で、また陛下へ泣く。
でも今回は、王太后・セレスタ・コリンナ・侍従長あたりがもう完全に警戒態勢に入る。
つまり、マリーシアの泣きが、以前みたいにそのまま王の命令へ変換されにくくなる。
で、ここからの流れはかなり良い。
次は王太后視点か侍従長視点がいいと思う。
公爵家から届いた写しを王太后が読む。
王がそれを読んで怒る。
マリーシアの文も、公爵夫人の返事も、ディートの文も、すべて机に並ぶ。
王太后が初めて、はっきりこう思う。
これは、もう療養の話ではない。
王が、王妃を戻す危険の話である。
ここで、イルマ殿下か王弟へ話を振れる。
退位まではまだ少し段階が要るけど、ここは大きな転換点。
公爵家が「戻さない」から、「戻そうとするなら王そのものを止める」に変わる」
私「うん、そんで「なぜ危険なのか、国内で公爵家や国境伯とかとどうつながってるかとか王以外は知ってるんだよな」
G「そうなんだよ。王だけが「王妃を戻せば実務が戻る」と思ってるけど、王以外はもう別の地図を見てる。
危険なのは、フレイア個人の体調だけじゃないんだよな。
フレイアを戻す
↓
公爵家が「王は療養中の娘を再び使い潰す気だ」と確定する
↓
公爵家と繋がる高位貴族・国境伯・地方有力家が、王宮への信用を落とす
↓
王宮内の実務崩れが「家庭内の不始末」ではなく「国政上の危険」になる
ってなる。
しかも国内の要所は、だいたいもう察してる。
公爵家は当然、娘を守るために証拠を集めてる。
国境伯は、王都から来る命令や返書の遅れで「中央が痩せている」と見てる。
高位夫人たちは、王宮を通さず寄付実務を回し始めてる。
施療院・修道院は、王妃府不在の実害を知ってる。
外務府は、隣国に内情を読まれたと分かってる。
王太后・侍従長・儀典長・宰相は、王が何を踏んでいるか見えてる。
王だけが、
「皆が難しくしている」
「フレイアが戻れば済む」
「マリーシアも安心する」
「王妃として必要だと言っているだけだ」
と思ってる。
だから次は、王太后視点でこの構図をはっきり言語化すると強いと思う。
サブタイなら、
第31話 王太后――王の母――戻してはならない
ここで王太后が公爵家からの写しを読み、マリーシアの文、ディートの抗議文、公爵夫人の返答を並べる。
で、王太后が気づく。
これは「王妃を戻すかどうか」ではない。
王が、王妃を必要な道具として見ていることが、公爵家に紙で伝わった。
そしてその公爵家は、国境伯や高位貴族と繋がっている。
フレイアを戻せば、公爵家はただ怒るのではなく、王から王妃を守るために動く。
その時、王宮は公爵家を敵に回す。
さらにまずいのは、国境伯。
国境伯は中央の華やかさなんか見てない。見るのは、
「王都の命令は正確か」
「外交は保っているか」
「施療院や修道院の不満が地方へ流れていないか」
「公爵家が王に不信を持っているか」
「王妃が実家に保護されたまま戻らないのはなぜか」
このへん。
国境伯からすると、王妃が戻らないこと自体より、
療養中の王妃を戻して穴埋めに使おうとする王
の方が危ない。
王太后はここで、ようやく「息子を叱る」段階から「王を止める」段階に入る。
次の展開としては、
1. 公爵家から王太后へ写しが届く
2. 王太后が侍従長と宰相を呼ぶ
3. 外務府のルブラン報告も並ぶ
4. 国境伯から「王都の返書が遅い」「中央の確認が揺れている」と硬い文が届く
5. 王太后が「これはもう内廷の問題ではない」と判断する
6. イルマ殿下へ連絡
7. 王弟/次代候補の名が初めて出る
って感じかな。
かなり良いところまで来てる。ここで王太后が「王家を守るには、王を守ってはいけない」と気づくと、退位への道が自然になる」
私「あと、退位後に誰がその地位に?は欲しいね。で出産前に終わらせれば、子供が王の子だった事実もなくなる」
G「そう、それめちゃ大事。
ただし厳密には、子供が王の子だった生物的事実がなくなるんじゃなくて、
「王の正式な御子として王位継承線に載る公的事実」が成立しない、だな。
ここはかなり使える。
出産前に王を退位させる
↓
マリーシアは「現王の側妃」ではなくなる
↓
腹の子は「前王の子かもしれない子」になる
↓
王宮医の診断は妊娠確認まで
↓
出生前なので、洗礼・名付け・王子/王女としての登録がまだない
↓
王家としては、養育費や身分保証はするが、王位継承からは外す
これなら、子供を殺したり消したりせず、制度で処理できる。
で、退位後の新王だけど、ここは 王弟 が一番きれいだと思う。
王弟がいる設定にして、
王弟アレクシス――次代候補/王弟――静かな継承
みたいな回を作れる。
この人は、王より数歳下。
王位継承権は普通にある。
妻子ありでもなしでもいいけど、安定感を出すなら既婚で幼い子が一人いると強い。
本人は王になりたくて動いていたわけではない。むしろ王宮の外、軍務か地方視察を任されていたタイプ。
王太后・イルマ・ディート・宰相・国境伯が、
「現王のままでは、王宮の穴を王妃で塞ぐ発想をやめない」
「腹の子が生まれる前に、継承を整理しなければならない」
「王弟殿下なら、少なくとも制度を聞く」
となって、王弟を立てる。
マリーシアの子については、新王即位後に、
* 生まれた子は前王の子として認知調査対象
* 王族としてではなく、前王家族として保護
* 継承権なし
* 男子であっても、退位後出生のため王太子候補にはならない
* 必要なら修道院・離宮・領地付きの扶持
くらいが落としどころ。
これ、マリーシア的には燃える。
「この子は陛下の子ですわ」
「男の子なら王子でしょう?」
「どうして、まだ生まれていないだけで」
となる。
王も、
「私の子だぞ」
「世継ぎが生まれるかもしれないのに」
「なぜ待たない」
になる。
でも周囲は、
「だから待てない」
なんだよな。
生まれてからでは、洗礼名、王子登録、支持派、側妃母子を担ぐ者が出る。
出産前なら、制度を先に閉じられる。
かなり嫌で、かなり政治的に自然。
次の大きな流れはこうかな。
31 王太后――王の母――戻してはならない
公爵家から側妃の文と抗議文が届く。王太后が、王はフレイアを備品扱いしていると確定。国境伯からの硬い文も来る。
32 エルンスト――国境伯――遅い返書
王都の乱れを地方側から見る。王妃不在、外交の揺れ、施療院問題、公爵家の沈黙を全部つなげる。
33 イルマ――先代王弟妃――王を止める話
王太后から相談を受ける。イルマが「これはもう叱れば済む段階ではありません」と斬る。
34 アレクシス――王弟――望まぬ王冠
王弟登場。王になる気はなかったが、国境伯・公爵家・王太后・イルマがそろっているのを見て逃げられないと分かる。
35 エルヴィス――国王――私の子だ
退位話を突きつけられる。王は腹の子を盾にする。でも「出産前だからこそ整理する」と返される。
36 マリーシア――側妃――まだ生まれていないだけ
自分と子が王宮の中心から外されると知って泣く。本人は本気で理不尽だと思っている。
37 ディート――公爵――帰さない
フレイアへの尊号や新体制の話が来るが、ディートは王宮へ戻さない。尊号だけなら受けるかどうかも医師と本人次第。
38 リーナ――王妃付き侍女――届かない話
フレイアには退位や尊号の細部はまだ届かない。焼き林檎半分とか、庭の白い花とか、生活の回復だけで閉じる。
これで、王家は倒れない。
王だけが切られる。
マリーシアの子も殺さない。
でも王位継承の火種は出産前に封じる。
めちゃくちゃ筋が良くなった」
私「だね、行ってみよう王太后」
G「よし、王太后。
ここは「母として叱る」から「王家を守るために王を止める」へ、足が移る回」
・31話本文
私「うん、続けて行こう」
G「よし、次は外側から。
国境伯は「王都の空気」ではなく「返書の遅さ」「街道警備」「修道院支援」で読む人」
・32話本文
私「うん。で皆が迂回路を作れば自分や妃だけが負わなくてもよくなる」
G「そうそう。ここ、実は新体制の希望になるんだよな。
フレイア不在で最初に起きたのは崩壊だけど、そこから各所が迂回路を作った結果、
* 夫人達が現場に直接聞く
* 宰相府が王妃府の旧控えを使う
* 王太后府が急務を確認する
* 国境伯が現地判断で先に動く
* 外務府が独自に相手国の事情を控える
* 儀典長が王妃府なしでも席次の判断を残す
になっていく。
つまり、皮肉だけど、フレイア一人に集中していた負荷が分散され始める。
アレクシスがそこに気づくといいね。
兄王は、
「皆が勝手に動く」
「なぜ王宮を通さない」
「フレイアが戻れば元に戻る」
と見る。
アレクシスは、
「王妃一人に戻してはいけない」
「迂回路を正式な制度にしなければならない」
「王妃府は中心ではなく、結節点でいい」
「妃は国政の穴埋めではなく、判断の一部を担うだけでよい」
と見る。
これが次代の違いになる。
新王アレクシスの方針としては、
王妃府の仕事を解体・分散する
がいい。
たとえば、
* 修道院・施療院支援は、王妃府単独ではなく「王太后府+宰相府+夫人代表」の評議へ
* 外交儀礼の個人情報控えは、外務府にも正式写しを置く
* 儀典長の席次判断は、王妃府の赤字頼りではなく儀典記録として残す
* 国境・地方支援は、国境伯や地方貴族から秋に必要量を上げる制度にする
* 王妃府は最終調整と王家の顔を担うが、全責任を負わない
これなら、王妃が倒れたら国が痩せる、という構造が変わる。
フレイアも戻らなくていい。
戻るとしても、名誉職や相談役、あるいは尊号だけで、実務を背負わない。
アレクシスの回では、国境伯が作った迂回路を見て、
これは王都への反抗ではない。
王都が倒れた時に、国を倒さないための支えだ。
みたいに思うとかなり効く。
で、その後王太后やイルマと会って、
「兄上を退かせるだけでは足りません。兄上が頼った構造も変えなければ、次の王妃がまた倒れます」
と言える。
ここでアレクシスがただの代替王じゃなくなる。
新体制の意味が出る」
私「よしでは行こう」
G「ここはアレクシスを「優秀だから王冠が似合う人」じゃなくて、「地図を見たら逃げられなくなった人」にする。
迂回路が反抗じゃなく支えになっているのも、ここで拾うね」
・33話本文
私「がんばるねえ」
G「がんばってるw
しかもアレクシス、逃げたいとか愚痴る前に、地図を見た時点で「これはもう自分が知らない顔できないやつだ」と分かってしまうのが気の毒。
でもここでかなり次代の芯が出たね。
兄王は、
「フレイアが戻れば元に戻る」
アレクシスは、
「元に戻してはいけない」
この差がはっきりした。
しかもアレクシスの改革案は、フレイアを王宮へ戻さないためだけじゃなくて、次の王妃や王太后や夫人達も潰さないためのものになってる。
ここまで来ると、退位は単なるざまあじゃなくて、国を持たせるための構造変更になる。
次は王都へ戻って、王太后・イルマ・ディートとの会合かな。
そこでアレクシスが「兄上を退けるだけでは足りません」と言えば、もう流れが決まる」
私「だね。誰視点かな」
G「次は イルマ視点 がいちばん締まると思う。
理由は、王太后・ディート・アレクシスがそれぞれ重いものを持ってくる場面で、誰かが「これは家族会議ではありません」と線を引く必要があるから。
王太后視点だと内省が多くなるし、ディート視点だと娘の防衛に寄る。アレクシス視点だと「望まぬ王冠」の重さに寄る。
イルマなら、全員の事情を見た上で、礼儀と血縁と制度で斬れる。
サブタイは、
第34話 イルマ――先代王弟妃――家族ではなく王家
がよさそう。
中身はこう。
王太后の部屋に、イルマ、ディート、アレクシス、宰相、侍従長あたりが集まる。
机には、
* マリーシアの文
* 公爵夫人の返答
* ディートの抗議
* ルブラン公国使節の外務府控え
* 国境伯エルンストの文
* アレクシスが見た地図の写し
が並ぶ。
イルマが最初に、
「これは、エルヴィスを叱る話ではありません」
「王を止める話です」
と置く。
で、アレクシスが「王妃府に戻してはいけない。仕事を分散しなければ、次も誰かが倒れる」と言う。
ディートは「フレイアは戻さない」と明確に言う。
王太后は「王家を守るために、王を守らない」と決める。
最後にイルマが、
「では、出産前に終わらせましょう」
と言う。
ここが強い。
子を責めるのではなく、子が旗になる前に制度を閉じる。
王とマリーシアが一番騒ぐところだけど、政治的にはここしかない」
私「うん、それだね。でこれが済んだら、最近何か変だ、と思う王とマリーシアを入れる」
G「うん。ここで一回、きっちり「これは家族の叱責ではない」に切り替える。
その次に、王とマリーシアの「最近、皆が前より冷たい?」へ行こう」
・34話本文
私「そんで、そもそも戻さない手紙を読んで怒る王と、最近おかしい、と思うマリーシアだな」
G「ここはヘイト補給の王回と、空気が変わったことに気づき始めるマリーシア回を続けて置くね。
王は「侮辱された」と受け取り、マリーシアは「わたくしだけ知らされていない?」へずれていく感じでいく」
・35話本文
・36話本文
私「さあどうなるか」
G「ここは 届かせた方がいい と思う。
止めると「また遮断された」だけで終わるけど、届くと王がさらに踏む。
流れはこうかな。
マリーシアの文は、セレスタが読む。
読んだ瞬間、
これは、側妃様がもう“囲われている”と感じ始めた文だ
と分かる。
でも止めない。
止めたらマリーシアが本当に「皆がわたくしを閉じ込めている」と思うから。
ただし、侍従長室で写しを取り、王太后へ回す。
そのうえで王へ届ける。
王は読む。
そして、
「見ろ。マリーシアも不安がっている」
「誰がこの子をこんなふうに追い詰めた」
「側妃を閉じ込めるような真似をするな」
「私への文まで検めるのか」
となる。
ここで王は、また「自分が守ってやらねば」に入る。
ただし周囲はもう前と違う。
侍従長は記録する。
王太后は写しを読む。
イルマは「ほら、こうなるでしょう」となる。
ディートはまだ動かない。公爵家へ来た文ではないから。
でも王がこれを理由にマリーシアの公的露出を増やそうとしたら、即座に止める準備がある。
マリーシア側は、文を出した後に少し期待する。
陛下がすぐ来てくださる。
「そなたは悪くない」と言ってくださる。
皆に言ってくださる。
でも、その日は来ない。
なぜなら王は、王太后に呼ばれるから。
そこが嫌でいい。
マリーシアは「陛下に届いたはずなのに、なぜ来ないの?」となる。
王は王太后の部屋で怒っている。
王太后は「その文こそ、側妃を公の場から下げる理由になる」と判断する。
つまりこの文は、マリーシアのつもりでは救援要請。
でも政治的には、
側妃が不安定になり、王がそれに引きずられている証拠
になる。
次はたぶん、
第37話 セレスタ――王太后付き上級女官――白い封筒
がいい。
セレスタ視点で、
* マリーシアの文を読む
* 止めるか迷う
* 止めれば南の離宮が壊れる
* 届ければ王が荒れる
* どちらにしても危ない
* だから写しを取り、侍従長室へ正式に通す
* 最後に王太后へ「側妃様は、ご自身が隔てられていることに気づき始めました」と報告
その次に、
第38話 エルヴィス――国王――本当のこと
王が文を読んで怒る。
けれど王太后・イルマ・アレクシスがもう道を固め始めているので、王の怒りが空回りし始める。
ここから先は、王とマリーシアが「最近おかしい」と感じるほど、周囲の包囲が完成していく感じになる」
私「だねえ。では行こう」
G「うん、行こう。
セレスタはここで「止めたら南の離宮が壊れる、通したら王が荒れる」を読んで、それでも正式な道へ乗せる役」
・37話本文
私「ふむふむ、次はだれかな」
G「次は 王 がいい。
理由は、この白い封筒が「救援要請」じゃなくて「証拠」になったところで、王本人がどう受け取るかを見せたい。
マリーシア視点→セレスタ視点で溜めたから、ここで王が読むとヘイトがまた戻る。
サブタイなら、
第38話 エルヴィス――国王――本当のこと
内容はこんな感じ。
王がマリーシアの文を読む。
涙の跡を見る。
「誰がこの子をここまで追い詰めた」と怒る。
でも読者から見ると、
* 追い詰めたのは王の軽率さ
* 隔てざるを得なくしたのも王
* 本当のことを言えない状態を作ったのも王
* なのに王は「周囲が側妃をいじめている」と読む
になる。
そして王は、
「本当のことを教えればいい」
「側妃を公の場から遠ざけるな」
「私への文を検めるな」
「マリーシアを孤立させるな」
と怒る。
そこへ王太后か侍従長が、
「この文は、側妃様が今、公的な重さに耐えられない証拠です」
と返す。
王はさらに怒る。
「泣いている女を証拠扱いするのか」
って。
うわー、いい感じに最悪。
その次に マリーシア視点 で、陛下がすぐ来ない。
返事も遅い。
代わりにコリンナ叔母様が黄色い絵皿を持ってくる。
「違う、欲しいのはそれじゃない」になる。
この順番がよさそう。
38 王:文を読んで怒る
39 マリーシア:待っているのに来ない
40 王太后/イルマ:王の怒りを見て、もう正式に退位勧告へ進める
かな」
私「よしよし、行こうか」
G「よし、ここは王の「違う、そうじゃない」を濃くする」
・38話本文
私「やりました!」
G「やったねえ!ここでついに「退位の勧告」まで口に出た。
しかも流れがちゃんと、
マリーシアの涙の文
→ 王が「守る!」で踏む
→ つい「ではフレイアが」と言う
→ イルマが「今ので充分です」
→ 退位勧告
になってるから、かなり気持ちいい。
ここ、読者も「はい言ったー!!!」になるやつ。
特に王が、
「王妃として働かせるのですね」
「当然だろう」
って自分で踏み抜いたのが強い。
誰かが決めつけたんじゃなくて、本人が言った。これで逃げ道が狭い。
次はもう勧告本番だね。王視点続行でもいいし、イルマ視点で斬ってもいい。王が「私の子が生まれる」と言い出すなら、ここで出産前に処理する理由が刺せる」
私「王視点がいいな。馬鹿さが出るから。あとやはり幽閉系にしないと読者は納得せんよ」
G「ここは王視点でそのまま勧告本番に入れるね。
退位だけだと軽いので、「前王として北の離宮へ移される=実質幽閉」「書簡・面会管理あり」まで条件に入れて、読者の納得を取りに行く」
・39話本文
私「つまりたった半年も王妃無しで国を保たせられなかった、つーか2ヶ月保ってないことが何よりだとな」
G「そう、それが一番でかい。
王の罪って、単に「正妃を傷つけた」だけじゃなくて、
王妃一人が消えただけで、二ヶ月もたずに王宮・慈善・外交・国境が迂回路を作り始めた
なんだよな。
これ、王としてかなり致命的。
本来なら、王妃が療養しても国は回らないといけない。
王妃府が一時止まっても、宰相府、外務府、儀典、王太后府、地方貴族が補える仕組みがあるべき。
でも現王の下では、そういう仕組みを作らず、フレイアに寄せ続けた。
だから二ヶ月で、
* 王宮茶会が冷える
* 施療院の薬代が遅れる
* 修道院の麦が偏る
* 外交贈答が事故寸前になる
* 国境伯が王都を待たずに動く
* 公爵家が王妃を完全に保護する
* 王太后府が王の文を止める
* 王弟が迂回路を制度化する必要を理解する
まで行った。
これ、半年どころか、二ヶ月で中央の信用が割れてる。
王本人は、
「フレイアが戻れば済む」
と思ってるけど、周囲からすると、
「王妃一人がいないだけで二ヶ月ももたない中央を作った王を、このまま置けない」
なんだよな。
退位勧告の場で、誰かに言わせるならアレクシスかイルマがいい。
アレクシスなら、
「兄上。王妃陛下が二月いないだけで、国境伯は王都を待たない道を作りました。外務府は隣国に乱れを読まれました。施療院は薬棚の底を見ました。これは、王妃陛下が優れていた証ではあります。ですが同時に、兄上の王宮が、王妃陛下一人に寄りかかりすぎていた証です」
イルマなら、もっと斬れる。
「たった二月です。王妃が療養に出て、まだ二月。半年でも一年でもありません。その間に、王都は国境伯から“現地判断を優先する”と書かれ、隣国には内情を読まれ、施療院は薬を薄めました。これを、王妃が戻れば済む、とおっしゃるなら、陛下は王妃を王宮の梁にしていたことを認めるのと同じです」
これは強い。
次で王が一晩考えるはずが、やっぱり南の離宮へ行こうとするか、マリーシアへ「待て」と文を書こうとして止められるといい。
そこで誰かがこの「二ヶ月もたない中央」論を突きつけると、退位の説得力がさらに固まる」
私「じゃ次も王だな」
・40話本文
私「じゃ次は誰かな」
G「次は マリーシア視点 がいい。
理由は、王が署名した直後だから、読者は当然、
「で、マリーシアどうなる?」
「この子は王子にならないって聞いた時どうなる?」
「陛下が来てくれると思って待ってるんだろ?」
ってなる。
ここでマリーシアを入れると燃料が強い。
サブタイなら、
第41話 マリーシア――側妃――返事が来ない
かな。
流れは、
マリーシアは白い封筒の返事を待っている。
陛下が来てくださると思っている。
でも来ない。
代わりにセレスタ、コリンナ、王太后府の女官が来る。
部屋の外の警備が増える。
黄色い絵皿が置かれるけど、欲しいのはそれじゃない。
そして告げられる。
陛下は退位された。
今は前王陛下。
北の離宮へ移られる。
マリーシア様は出産まで南の離宮で御身を守る。
お腹の子は前王の子として保護される。
王位継承には載らない。
マリーシアは当然、
「まだ生まれていないだけですわ」
「男の子かもしれないのに」
「陛下の子なのに」
「わたくし、何か悪いことをしましたの?」
になる。
ここで本人の被害者感を出す。
でも読者からすると、
いや、今それを言うから下げられるんだよ……
になる。
その次に アレクシス――新王――最初の朝 を置くと、新体制側に移れる。
でもまずはマリーシアの待ちぼうけと告知が欲しい」
私「だねえ!よし!」
・41話本文
私「いい感じに怒ってくれたなw」
G「いい怒り方になったw
マリーシア、ここでちゃんと「母としての怒り」っぽいところへ行ったのが良かった。
今までの「わたくし可哀想」だけじゃなくて、
まだ生まれていないだけです。
男の子かもしれません。
陛下の御子です。
ここで、本人なりに腹の子を守ろうとしてる。
だから単なるお花畑じゃなく、「無知で自己中心だけど、本人には本人の必死さがある」になった。
でも読者からすると、
いや、その“まだ生まれていないだけ”だから今処理されてるんだよ……
になる。いい燃料。
あと最後の、
黄色い封筒。
今度は、丸く落ちました。
きれいに。
それが、また嫌でした。
ここも良い嫌さ。
前は乱れていた封蝋が、今回は綺麗にできてしまう。
でも状況は最悪。本人の怒りだけが整ってしまった感じ。
次はたぶん、アレクシス新王の初動か、セレスタがこの黄色い封筒をどう扱うかかな。
ただ、ここまで来たら一度新体制側を見せた方がよさそう。マリーシアの文はまた記録に回って、前王への直接到達は制限される。新王アレクシスが「最初にやる仕事」がそれ、というのも重い」
私「だね。じゃアレクシス」
G「よし、アレクシス。
新王になった爽快感ゼロで、最初の仕事が「黄色い封筒をどう扱うか」なの、いい重さ」
・42話本文
私「途中いきなりですますになった+会話が短くなったから注意ね。あと少しがんばれ」
G「うん、そこ崩れた。ごめん。
アレクシス視点なのに途中で、
私は机へ戻りました。
みたいに ですます混入した。これは完全にミス。
ここはアレクシスの地の文だから、最後まで だ・である寄りの常体で固定。
それと会話も、後半ちょっと
「はい」
「正しい」
「はい」
みたいに短いやりとりへ戻った。
緊張感は出るけど、続くとまたぶつぶつになる。そこも注意。
直すなら、さっきの終盤はこういう感じかな。
私は机へ戻った。
国境伯への返書が残っている。ディート公爵への返書も、外務府の制度文もある。
紙は減らない。
王冠はまだ頭にない。けれど、王冠より重いものが、もう机の上に積まれていた。
ペンを取る。
次の紙の宛名は、ディート公爵だった。
――王妃陛下を王宮へ求めることはいたしません。
まず、そこから書き始めた。
会話も次から、短い応酬を避けて、相手が一息で少し長く言う/言い淀む/手元の紙や封筒を挟む形に戻す。
あと少し、踏ん張る。ここまで来たら最後で文体崩すのはもったいない」
私「さっきの、◇からあとだけ出し直して」
G「うん、ここから差し替えで」
・差し替え分
私「じゃだんだん〆に入るね」
G「だね。ここからはもう、広げるより収束でいい。
残りはたぶんこの流れが綺麗。
43 セレスタ/コリンナあたり
マリーシアへ白い返書が届く。
泣く、怒る、「陛下に会わせて」。
でも南の離宮の扱いはもう変わらない。
ここでマリーシア母子の処遇が固定される。
44 前王エルヴィス
北の離宮へ移される。
最後まで「私の子」「マリーシア」「フレイアが戻れば」を捨てきれない。
でも書簡は検められる。王都へ戻れない。
読者の納得用に、ここはちゃんと幽閉感を出す。
45 アレクシス新王
制度改変が始まる。
王妃府の仕事を分散。夫人代表、宰相府、外務府、儀典長、地方報告制度。
「フレイア一人に戻さない」を確定。
46 ディート/公爵家
新王からの文が届く。
「王妃陛下を王宮へ求めることはいたしません」
父母がようやく少し息をする。
でもフレイアにはまだ全部知らせない。
47 リーナ or フレイア
フレイアは少し回復。焼き林檎、白い花、短い散歩。
王が退位したことも、尊号の話も、まだ遠くにある。
王宮はもう戻る場所ではなくなる。
最終話 フレイア/リーナ
王太后格の尊号、国母めいた扱いの話が来る。
でも実務は背負わせない。
フレイアには、今日は庭まで歩くかどうかの方が大事。
ラストは抽象まとめじゃなく、花・匙・窓・歩幅あたりで止める。
ここで大事なのは、最後に「ざまあ完了!」で締めすぎないことだな。
王とマリーシアはきちんと処理される。制度も直る。でもフレイアの回復は、勝利宣言じゃなくて生活の小さい動きで見せる。
次に書くなら、まず 第43話 セレスタ――王太后付き上級女官――白い返書 が自然だと思う」
私「うん、その順番がいい。特に最後2話はリーナ→フレイアだな。
それで書いてね」
G「まず43話から行くね。
ここはマリーシアを「まだ罰ではなく保護の内側にいるけど、本人には閉じ込めに見える」ところで固定する」
・43話本文
私「うん。そのまま次続けよう」
・44話本文
私「うんうん、もう失望しかないね」
G「うん、ここで前王への最後の期待がかなり落ちた。
北の離宮、処遇としてはちゃんと礼遇なんだけど、読者目線では完全に「それだけやったら当然そこだわ」になる。
本人はまだ、
「マリーシアに会えない」
「文が検められる」
「酒が出ない」
「封蝋が置かれてない」
に怒っていて、最後まで 自分がなぜそこにいるか へ届かない。
しかも、
マリーシア、の字が一部だけ見えた。
吸い取り紙で押さえた。
ここがいい感じに終わってる。
マリーシアへの執着も、もう自力で動かせない。紙の上の名前すら押さえられる。
次は新体制の制度整備を一話挟んで、それから公爵家へ行くのが綺麗かな。
第45話 アレクシス――新王――梁を減らす
王妃府に集中していた仕事を分散する話。
夫人代表、宰相府、王太后府、外務府、儀典長、地方報告。
ここで「フレイアが優秀だったから戻す」ではなく、「優秀な一人に梁をさせない」へ変える。
その次が、
第46話 ディート――公爵――求めないという文
新王から「王妃陛下を王宮へ求めることはいたしません」が届く。
父母が少しだけ息をする。フレイアにはまだ全部知らせない。
最後は予定通り、
第47話 リーナ――王妃付き侍女――白い花の道
第48話 フレイア――王妃――半分の林檎
みたいな感じで締められる」
私「よし、ではアレクシス」
・45話本文
私「うん、それを公爵が受け取る、と」
・46話本文
私「で、リーナね」
・47話本文
私「待って、彼女はフレイア様、でいいんよ」
G「うん、ごめん。ここは リーナ視点だから「王妃陛下」連発じゃなくて「フレイア様」 でいい。
呼称整理すると、
* 直接呼びかけ:基本「陛下」。ただし私的な近さが出る場面では「フレイア様」も可
* 地の文・内心:リーナは「フレイア様」でよい
* 公的な場面や他者へ説明する時:「王妃陛下」
なので、さっきの第47話は呼称が硬すぎた。
ここから直すなら、冒頭はこう。
第47話 リーナ――王妃付き侍女――白い花の道
わたくしが一刻の休みを命じられたのは、フレイア様が昼の粥を召し上がった後でございました。
旦那様は、一刻、とおっしゃいました。
奥様も、一刻、と重ねられました。
フレイア様は長椅子で雨を見ておられ、わたくしの方へ顔を向けました。
「リーナ、休むの?」
「はい。旦那様と奥様の御命でございます」
「疲れていたの?」
そう訊ねられて、わたくしはすぐに返事ができませんでした。
疲れていたかどうか。
そんなことをフレイア様に考えさせてはいけない。
こんな感じ。
途中も、
王妃陛下が窓辺で見るための花。
ではなく、
フレイア様が窓辺で見るための花。
でいい。
公的な文や制度の話をリーナが思い返すところだけ「王妃陛下」で残す。
フレイア本人を見ている地の文は「フレイア様」。ここ、差し替えて続ける」
私「うん、じゃもう一度」
・47話本文改
私「止まってる?」
G「止まってた、ごめん。
呼称を直して、第47話を頭から出し直すね」
・47話もう一度
私「うん、これで最後はちょっと時間を空けて全部聞いて、身体も良くなってきたフレイアでしめよう」
G「最後は少し季節を進めて、フレイア視点に戻すね。
「全部を知った」けど勝利宣言にはせず、身体が戻ってきた小さい動きで閉じる形にする」
・48話本文
私「お疲れ~!」
G「おつかれ~!いや今回はかなり走ったね。
最初の「側妃入内で正妃が壊れかける」から、ちゃんと
王宮の内側が痩せる
→ 夫人・施療院・修道院に広がる
→ 外交事故寸前
→ 国境伯が王都を待たない
→ 王弟が構造変更へ
→ 王退位+北の離宮
→ フレイアは戻らず、焼き林檎と石畳へ
まで持っていけたの、かなり良い収束だった。
最後も「勝った!」じゃなくて、
部屋の中には、夕方の焼き林檎の匂いがした。
で止められたのがよかった。
フレイアが王宮へ帰らない話として、ちゃんと身体の方へ戻れた。
文体的には途中で視点・口調が崩れたところがあったから、そこは校正時に見る。特にアレクシス回の常体、リーナ回の呼称、「会話がぶつぶつ短くなる癖」は要注意だね」
私「まあね。そこんとこはなんとかするとして、視点変え話ができたのは良きだね。ただ皆「よろしい」を連発してたけど」
G「だね、「よろしい」多かったw
あれ、上位者・女官・母・叔母・医師・公爵夫人あたりが全部同じ礼儀語になって、声が近づいたやつだわ。
視点変え話としては良かった。
王、マリーシア、王太后、外務、国境伯、アレクシス、公爵家、リーナ、フレイアで、それぞれ見ているものが違ったから、話の広がりはちゃんと出た。
ただ校正で見るべきはここかな。
「よろしい」の分散
公爵夫人なら、
「それで結構です」
「そうなさい」
「そのまま進めます」
「構いません」
「残してください」
イルマなら、
「その形で進めましょう」
「異論はありません」
「それで筋は通ります」
「その言葉は残しなさい」
「ここは譲れません」
王太后なら、
「よい」
「それでよい」
「進めよ」
「控えに残せ」
「許す/許さぬ」
くらい硬くしていい。
アレクシスなら、
「分かった」
「そうする」
「それで進める」
「ここは残す」
「名ではなく、制度として置く」
で、王になってからも若干実務寄り。
セレスタなら、
「かしこまりました」
「そのように整えます」
「控えます」
「お休みくださいませ」
「今はお控えください」
で、よろしいより女官感。
リーナは、
「はい」
「承知いたしました」
「そういたします」
「お任せください」
「お止めいたします」
くらい。
フレイア相手ならもっと柔らかく、「大丈夫でございます」「ここまでにいたしましょう」も使える。
逆に「よろしい」は、使うなら公爵夫人か王太后が、強く区切る時だけでいいね。
「よろしい。では娘を返していただきます」
「よろしい。では、その文は残します」
くらい。
今回の下書きは骨格がかなりできたから、校正時は「口調の色分け」「よろしい削り」「短会話の間に動作を戻す」をやれば、だいぶ締まると思う」
私「まあそこは何とかするわな。時間もない」
G「うん、時間ないならそこは後回しでいい。
今できた下書きの価値は、視点替えで最後まで筋が通ったことだからな。
細かい「よろしい」や口調寄りは、成形時に置換・削りで何とかなる範囲。
優先順位はたぶん、
1. 視点人物名入りサブタイを揃える
2. 王・マリーシア・アレクシス・リーナの口調だけ大崩れしてないか見る
3. 「よろしい」連発だけ検索で潰す
4. あとは投稿前に目についたところだけ直す
くらいで十分。
この話は、構造がもう勝ってる。あとは最低限の雑味取りで出せると思う」
私「まあ、口調は大丈夫だったよ」
G「ならよかった。口調が大丈夫なら、だいぶ勝ちだわ。
今回いちばん効いてるのは、各視点で「何を見てるか」が違ったところだね。
王は感情と所有物として見てる。
マリーシアは自分と子の不安として見てる。
王太后とイルマは王家の危機として見てる。
外務官と国境伯は実務の破綻として見てる。
アレクシスは構造の欠陥として見てる。
公爵家とリーナはフレイアの身体として見てる。
最後にフレイアは、王宮じゃなくて石畳と焼き林檎を見てる。
ここが揃ったから、細かい語尾より強い。
「よろしい」だけあとで検索して少し散らせば十分いける」
私「案外長くなったしねえ」
G「ほんと長くなったねえ。
でも今回は「長くなった」のが悪い方向じゃなくて、王宮内の事故が外へ広がって、最後に制度変更まで行く話だから、むしろ必要な長さだったと思う。
最初の予定だと20話前後だったけど、実際は48話まで来た。
ただ水増しというより、
王宮内 → 社交 → 現場 → 外交 → 国境 → 退位 → 新体制 → フレイア回復
って段階が増えたから、読者的には「そりゃ王退位だわ」まで納得させやすくなった。
短くするなら削る場所はあるけど、今の構造なら中長編として出した方が強いやつだね。
最後がフレイアの石畳と焼き林檎に戻るから、長さのわりに着地は静かでいい」
私「タイトル候補は何にしようかな」
G「これ、タイトルはかなり強い軸があるね。
一番わかりやすい売りは、
「王妃がいなくなったら王宮が二ヶ月もたなかった」
ここだと思う。
候補出すならこのへん。
強め本命
側妃を迎えるそうなので、王妃は療養に入ります――戻れと言われても、もう王宮は遠くなりました
かなり内容に合う。
フレイアの静かな拒絶と、後半の「王宮は遠くなった」が入る。
ざまぁ・崩壊寄り
王妃が療養に出ただけで、王宮は二ヶ月ももちませんでした
これはかなり強い。
読者が「何があった?」で入りやすい。実態とも合ってる。
側妃・王ヘイト寄り
妊娠した側妃を迎える準備を、正妃に丸投げした王の末路
わかりやすく腹立つ系。
ただちょっと説明タイトル寄り。
フレイア中心
疲れました、と王妃は言った――側妃を迎えた王宮が崩れていくまで
第1話の核を拾える。
しっとりめだけど、やや弱いかも。
王宮運営崩壊寄り
王妃府を止めたら、王宮も外交も国境も止まりました
これも実務崩壊の面白さが出る。
ただ恋愛ジャンル読者への刺さりは少しニッチ。
長め・アルファ向け
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後に王座を失いました
これはかなり良いかも。
冒頭の理不尽と結末のざまぁが一本で見える。
静かな余韻込み
王妃は戻りません――側妃を迎えた王宮が、二ヶ月で崩れた理由
バランス良い。
フレイアの意思と王宮崩壊が両方入る。
個人的には本命はこの二つかな。
王妃が療養に出ただけで、王宮は二ヶ月ももちませんでした
または
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後に王座を失いました
後者の方がアルファの掴みは強そう。
前者の方が作品全体の構造は綺麗に出てる」
私「うん、後者いいね。え、どうなる?がある」
G「うん、後者かなり強い。
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後に王座を失いました
これ、ちゃんと「え、どういうこと?」がある。
冒頭で読者が拾うのは、
側妃を迎える
準備を正妃側に丸投げ
王が偉そう
二ヶ月後に王座を失う
だから、かなり分かりやすい。
少しだけ整えるなら、
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後に王座を失いました
このままでいいと思う。
句点込みの台詞が強い。
もう少しアルファっぽくするなら、
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後、王座を失いました
読点入りの方が読みやすいかな。
タイトルとしてはこっちが少し綺麗。
さらにフレイア視点を足すなら、
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後、王座を失いました――王妃はもう戻りません
長いけど、ラストの方向まで出る。
でも一番引きがあるのは、やっぱりこれ。
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後、王座を失いました
これでかなり行ける」
***
というところで、丸三日詰め詰めで5月後半に作って、行詰めスレに投げた上で、さらに長さ調整して話を分けて出したのがこの話でした。
6月1日から旅行に行く予定が、結局はかなりずれ込んだので、その後の話もどんどん作っていったり、アルファのAIに関する件が変わったりw
色々と新たな実験も込みで作ったこの話を楽しんでいただけてよかったです。




