12 側妃話のつくりかた その2 冒頭試行錯誤からの。
さて、前回までが書く前の前段階でした。
この後本文作成にとかかるわけです。
***
私「じゃ始めよう。口調を多少リアルと変えていいので馬鹿は馬鹿、聡明は聡明、もだもだ、やる気なし、風見鶏、色んな風にわけてみて。
フレイアはベースの聡明さと、疲れが露骨に見えるやつね」
G「まず一話、フレイア視点で切る。王は悪意より「自分の都合が世界の都合」な馬鹿、フレイアは仕事の手順が先に出てしまう疲れでいく」
・本文1話
私「ドキュメントのAI臭の奴、きっちり参照してね。それで、昨日最後に付け足した奴、かなり大事だからそれも」
***
このあたりで、AIがやりがちな件をGoogleドキュメントにまとめて、プロジェクトの情報源に入れてました。
AIはこうして、よりは「しないで」という方が強いことに気付く前段階ですね。
***
G「うん、了解。
ここ、こっちが少し油断してた。
参照すべき芯はこのあたりだな。
AI臭メモ側では、便利な感情処理を避けて、視線・手・返事の遅れ・声・物の扱いに落とす方針が明記されてる。あと「抽象名詞でまとめすぎない」「それは~だった」締め、「沈黙/空気/言葉の物理化」も警戒対象。
それと会話は、人物差のない薄いやり取りが危険で、人物ごとの語彙レイヤーを分ける、怒っている人は綺麗に説明しない、という項目。今回の「馬鹿は馬鹿、聡明は聡明、風見鶏もだもだ」はここに直結する。
さらに生活感。食事、衣服、部屋、仕事の手触り、手紙、使用人の動きなどを少し置くだけでAI臭が薄まる、というやつ。ここは今回かなり重要。
あと原稿修正側の「整えすぎると別のAI臭になるので、最後は〇〇さんの顔で戻す」も見た。ここ、昨日の付け足しと同じ方向だと思う。こっちは完成文に寄せすぎず、後で〇〇さんが削れる具体を残す。
今の第1話で直すなら、まずここ。
「この方は、もう済んだと思っている」
これはちょっと説明札。
王が袖を直して立ち上がる、話が終わった顔で次の予定を訊く、くらいで読者に殴らせた方がいい。
「そうでなければ困るのだろう」
ここも少し解説寄り。
王が「可能性ではない」と言った後、指輪を撫でるとか、椅子の肘掛けを叩くとかでいい。
「探さなくてよろしいのに」
これはフレイアの内心としては使える。ただ、こういう綺麗な皮肉が続くとフレイアがまだ元気に見える。疲れを出すなら、皮肉の前に手順が崩れる方がよさそう。
次に本文を出す時は、こう寄せる。
・フレイアは賢いけど、判断の前に仕事の項目が勝手に並ぶ
・王は悪意ではなく、細部を「女の仕事」「王妃の仕事」と思っている馬鹿
・感情名詞で「傷ついた」「絶望した」と書かない
・「十日後」「妊娠三月」「南の離宮」「伯爵家ではなく分家子爵家」みたいな物理的な厄介さを積む
・最後はまとめず、水杯、筆、便箋、墨、リーナの手あたりで止める
つまり次の出力では、「第1話をこのまま続ける」より、今の第1話をAI臭メモ準拠で少し削って、説明札を抜いた版にした方がいい。
特にフレイアの疲れは、内心の綺麗な文ではなく、筆が持てない、文字が細る、水を飲まない、返事が遅れる、仕事の順番が崩れる、で出す」
私「いや、足したのは「否定文」のやつ」
G「あ、違う。そこ読み違えた。
「生活感」や「整えすぎ」じゃなくて、昨日足した 否定文 のやつだな。
いま見えているAI臭メモの本文には、少なくとも検索で出た範囲だとその「否定文」項目はまだ見えてない。見えているのは、感情を顔や抽象語で処理しない、主語連打を避ける、会話の人物差、生活感、差別化あたりまで。
ただ、〇〇さんが言ってるやつはたぶんこれだと思う。
否定文は、AIがやると「説明」になりやすい。
たとえば今回だと、
×
陛下は悪意があるわけではなかった。
ただ、フレイアの負担を理解していなかった。
これ、整ってるけど臭い。
否定してから正解を言うから、作者が横から札を貼ってる。
今回なら、
○
「そなたなら、できるだろう」
陛下は本当に、そう言っただけの顔で立ち上がった。
袖口を直し、次の謁見の時刻を侍従に尋ねる。
こっち。
「悪意はない」と書かずに、悪意すら持っていない馬鹿さを出す。
フレイア側も、
×
私は悲しくなかった。
怒ってもいなかった。
ただ疲れていた。
これは使いやすいけど、連続否定で説明になる。
○
怒る言葉を探す前に、南の離宮の鍵のことを考えていた。
侍女は何人要るだろう。香は替えなくてはならない。階段の敷物も。
そこまで並べて、筆を落とした。
こっちだな。
つまり次からは、
「~ではない」
「~わけではない」
「~ということではない」
「~していなかった」
「~とは思わなかった」
このへんを、説明札として使いすぎない。
必要な否定は会話や認識のズレに置く。地の文では、物や動作で否定させる。
特にフレイアは、
「怒っていない」ではなく、怒る前に仕事項目が出る。
「悲しんでいない」ではなく、水を飲まない。
「壊れていない」ではなく、手紙の一行目だけ書いて止まる。
「王を責めない」ではなく、責める言葉より離宮の敷物を先に考える。
これで行く。
さっきの第1話なら、否定文の札を削って、王の馬鹿さとフレイアの疲れをもう少し物に寄せた方がいい」
私「じゃなくてね、
否定動作・「しなかった」描写に注意
を探してみて」
G「あった。こっちだった。
ちゃんと探したら、Google Docs側の最新版には 5/21追加「否定動作・『しなかった』描写に注意」 が入ってた。ローカルに落ちてたファイルや最初の検索では古い範囲しか見えてなかったっぽい。
要点はこれだな。
英語では、
did not move
did not look away
did not blink
did not cry
remained still
stayed silent
みたいに「反応しなかったこと」を描写として置きやすい。
でも日本語だと、動かない・泣かない・叫ばない・目を閉じない、は基本状態になりやすいから、条件なしで書くと変な前提が立つ。
つまり、
× 手を動かさなかった
× 涙は流さなかった
× 表情を変えなかった
× 何も言わなかった
× 叫ばなかった
× 崩れ落ちなかった
は、一度疑う。
残していいのは、前に「そうしそうになる圧」がある時だけ。
たとえば、
・泣けば許される場面で泣かない
・皆が目を伏せる中、一人だけ見ている
・黙祷や祈りで、目を閉じること自体に意味がある
・誰かが返事を待っているのに答えない
・手を伸ばしかけたが、やめた
この場合だけ、「しなかったこと」が動作になる。
だから今回の第1話だと、危ないのはこのへん。
私は椅子に座ったまま、しばらく手を動かせなかった。
これはやや英語寄り。
「手を動かせない」こと自体に前段の圧はあるから完全アウトではないけど、もっと日本語の変化にするなら、
筆先の墨が乾き始めていた。
それに気づいて、ようやく筆を置いた。
とか、
筆を取ろうとして、軸が指の腹をすべった。
の方がいい。
飲まなかった。
これはやや残せる。
杯を受け取った以上、「飲むはず」の圧があるから。
ただ、もっと動作に寄せるなら、
杯を受け取った。
縁が唇に触れる前に、手が止まる。
こっち。
リーナの返事はなかった。
これも「返事待ち」があるから残せるけど、もう少し具体なら、
リーナは返事の代わりに、便箋を取りに動いた。
がいい。
次に本文直す時は、この基準で見る。
否定動作は基本削る。残すなら、前に「本来そうするはず」の圧を置く。
フレイアの疲れは「泣かなかった」「崩れなかった」じゃなく、筆、杯、便箋、手順の詰まりで出す」
私「昨日別スレで散々話し合ったんよ。
英語や中国語は動いているのが基本だから止まる描写を入れてしまう、でも日本語は静止が基本だから、止める描写は心理描写上必要がないと基本的にはしない、動く動作を基本描く。
で、否定を出す癖は文法の関係もあり、英語や中国語はまず是非をだしてからその理由を出すけど、日本語は経緯をだしてから最後に是非を出すじゃん。
そういう構造的違いについて話し合ったんよ」
G「うん、そこを取り逃がしてた。
単なる「否定文を減らす」じゃなくて、言語のカメラ位置と文の順番の違いの話だったんだな。
つまり昨日話してた芯はたぶんこれ。
英語・中国語寄りの文は、まず反応の有無を置きやすい。
She did not move.
She did not cry.
He did not look away.
動く/反応するのが前提にあって、そこから「しなかった」を描写として立てる。
だからAIが日本語にすると、
彼女は動かなかった。
涙は流さなかった。
目を逸らさなかった。
になりやすい。
でも日本語の場面描写では、人物は基本的に「そこにいる」。
座っているなら座っている。黙っているなら黙っている。
そこから変化したものを書く。
だから、
×
フレイアは泣かなかった。
叫ばなかった。
崩れ落ちなかった。
ではなく、
○
筆の軸が指の腹をすべった。
赤い墨が、帳面の端に細くついた。
リーナが布を取る音がした。
になる。
「泣かない」「崩れない」を書くより、何が実際に動いたかを見る。
それと、是非の順番も大事だな。
英語・中国語はわりと先に判断が来る。
She did not object, because…
He was wrong, because…
みたいに、先に「しない/違う/正しい」が出て、そのあと理由が来る。
でも日本語だと、まず経緯・条件・手触りが並んで、最後に是非や判断が落ちる。
今回なら、
×
私は反論しなかった。陛下がすでに決めていたからだ。
これは英語っぽい。
○
陛下の指は、すでに次の謁見の書類へ伸びていた。
南の離宮。十日後。王宮医の診断もない。
私は、筆を置いた。
「承知いたしました」
こっち。
反論しない理由を説明しない。反論できない流れを先に置いて、最後に返事だけ出す。
だから次の本文では、チェックはこうする。
否定動作を見つけたら、「その前に、するはずの圧があるか」を見る。
なければ、動いたものへ変える。
判断を先に書いていたら、「経緯→物→動作→最後に返事」へ戻す。
フレイアでいうと、
×
私は怒らなかった。もう疲れていたからだ。
ではなく、
○
南の離宮の鍵は、王族用の棚にある。
妊婦なら香を替える。敷物も。階段の手すりも見る。
その前に、王宮医。伯爵家ではなく分家子爵家。招待状の文面。
指が、筆を持ち直した。
何から書けばいいのか、一瞬わからなかった。
こういう順番だな。
これ、かなり重要だわ。
今後は「否定文注意」じゃなくて、日本語は静止を前提に、変化と経緯を書くとして扱う」
私「うん。それと、人によってはですます調も使って。フレイアは常態で。その後は逐次指定するよ」
G「うん、了解。
フレイアは常体でいく。あの疲れた聡明さは、ですます調にすると少し「綺麗に耐えてる人」へ寄りすぎるから、常体の方が合う。
で、以後の語り分けはこう持つ。
フレイア:常体。手順・物・仕事が先に出る。感情は遅れる。否定動作は控えて、動いたものを書く。
王:常体か軽い丁寧混じりでもいいけど、基本は自分都合の言い切り。悪意より雑。
マリーシア:ですます調多め可。明るい、甘い、ずれた善意。本人は可愛げのつもり。
ディート公爵:常体寄り。短い。怒りは書類・手紙・命令の形で出す。
イルマ殿下:ですます調も使える。身分が高いから丁寧に斬る。言葉は柔らかいが逃がさない。
宰相・官僚:ですます調、事務語彙、責任回避。
王太后:格式あるですます調、または古めの常体。国のためと言いながら他人を使う。
侍女リーナ:ですます調。フレイア相手には控えめ。ただし動きで怒る。
次に第1話を直す時は、特にここを反映する。
「しなかった」系を減らす。
「私は怒らなかった」「泣かなかった」ではなく、筆、杯、紙、手順、リーナの動きで出す。
判断を先に置かず、経緯を積んで最後に「疲れました」へ落とす。
次はこの基準で第1話の改稿から入るのがよさそう」
私「うん、よろしく」
G「まず第1話、フレイア常体で改稿。
「しなかった」系はかなり削って、止まったことより、筆・帳面・杯・紙・侍女の動きで出す方向に寄せた」
・1話変更版(この場合、一人で一話と計算。本文時には分割)
私「じゃ次行こう。リーナがいつもフレイアをみてきたやつ。です、ございます調。怒りに満ちて」
G「リーナ視点は、本人が陛下を直接罵れないぶん、手元と仕事に怒りが出る感じでいく。です・ございます調、ただし内側はかなり煮えてるやつ。」
・2話本文
私「王妃は陛下でしょ」
G「そう、ここ完全にこっちのミス。
**王妃も「陛下」**だね。
フレイア付きのリーナなら、フレイアを基本 「王妃陛下」、または会話内では 「陛下」 と呼ぶべきだった。
さっきの本文の、
王妃殿下
殿下
は、格が落ちてる。
王弟妃のイルマは「殿下」でいいけど、正妃フレイアは「陛下」。
修正方針はこう。
・リーナ地の文:王妃陛下
・リーナ台詞:陛下/王妃陛下
・王本人:フレイア、または王妃
・ディート公爵:王妃陛下、私的には娘/フレイア
・イルマ:王妃陛下、私的にはフレイア
・マリーシア:王妃様、と呼ばせると格落ち無邪気さが出るかも
さっきの第2話は、まず呼称を全部直す。
「王妃殿下」は全面的に「王妃陛下」。
リーナが直接呼びかけるところは「陛下」。
ここ、身分の話そのものが作品の燃料になるから、雑にしちゃ駄目だった」
私「語ってるけど内心だし、親身だから、王妃陛下、フレイア様→以下フレイア様、でも彼女はいいと思う。彼女自身も身分はかなり高いはずだから」
G「うん、その整理でいける。
さっきのこっちの修正案は、公的呼称に寄せすぎた。
リーナは「外へ向けた公文」じゃなくて、内心で語っている。しかも公爵家から付いてきた、かなり近い侍女。
だから呼称は、
最初に一度だけ
王妃陛下
で格を示す。
その後、内心では
フレイア様
に落としていい。
直接呼びかける時は、場面次第で
陛下
または、二人きりで限界近い場面なら
フレイア様
もあり。
「彼女」も使える。
リーナ自身も公爵家付きで身分が低すぎないなら、内心で「彼女」と見ても変じゃない。むしろ親身さと観察距離が出る。
呼称設計としてはこうだな。
リーナ内心
王妃陛下 → フレイア様 → 彼女
※最初に格、以後は親しさと観察。
リーナ台詞・人前
陛下/王妃陛下
リーナ台詞・二人きり、危機時
陛下が基本。
ただし一度だけ「フレイア様」が漏れると強い。
たとえば最後の方は、
「フレイア様」
呼んでから、私は膝を折りました。
「……失礼いたしました、陛下」
けれど彼女は、咎めませんでした。
こうすると、リーナの距離が出る。
第2話は、全部「王妃殿下」→「王妃陛下」に機械置換するんじゃなくて、最初だけ王妃陛下、その後はフレイア様中心で直すのがよさそう。
ここも呼称の揺れじゃなくて、公的な格から私的な保護感情へ落ちていく揺れとして使える」
私「ではもう一度」
G「呼称まわり直して、第2話をもう一度。
最初に格として「王妃陛下」、以後はリーナの内心なので「フレイア様」中心でいく」
・2話修正版
私「うん、いいね。では父公爵視点行こう。手紙を受け取って激おこ。
一人称は私。だ・である調」
G「父公爵は、怒鳴るより家が動くタイプでいく。手紙の折り方、封蝋、馬丁の馬の汗から「これは普通じゃない」と入れる」
・3話本文
私「公爵夫人、母に行くか。これも激おこで。彼女は気の強い妻ね。でも愛情深い。ですます調。でも怒りが突き抜けると少し崩れるくらい」
G「母公爵夫人は、怒りを社交と支度に変換する人でいく。口調は丁寧だけど、娘の手紙で一段ずつ剥がれていく感じ」
・4話本文
私「うん、じゃ次はイルマね。「お兄様!」と怒りで殴り込んでくるくらい」
G「イルマは高位の人だけど、今回は身内の怒りが先に出る感じでいく。礼儀を知っているからこそ、どこが無礼かを一つずつ潰す人」
・5話本文
私「じゃ王太后陛下かな。この人はだ・である調。それでも殴り込んできた公爵家にびっくりしつつ、仕方ないと考える感じ」
G「王太后は「悪人というより、自分の中の王宮常識で処理している人」にする。だから腹立つけど、本人はまだ自分が穏当だと思ってるやつ」
・6話本文
私「じゃ公爵ね。それで療養として連れ帰ることを通してしまおう」
G「公爵はここで感情を燃やしつつ、手順で逃げ道を塞ぐ役にする。王宮側が「しばらく休めば」を口にした瞬間、許可文書に変えてしまう感じ」
・7話本文
私「よし言質も許可も取った。リーナ行こう」
G「リーナは「勝った!」じゃなく、紙を武器にして一つずつ止める回にする。王宮側の“確認だけです”を全部はねると気持ちいいはず」
私「気持ちはいいけど、単語の羅列になりすぎないように注意ね」
G「了解。止める場面は気持ちよくしつつ、許可状・医師・荷物・使いの処理を、ちゃんと場面の動きに乗せる。羅列で殴らず、来た相手を一人ずつ捌く感じでいく」
・8話本文
私「うん、いいね。じゃ次は母夫人がやつれた娘を見てまた激おこからの立つ準備」
・9話本文
私「うん、じゃ次はフレイアね。出ていく感傷少しと、それでも今までのことを思い返してもう帰りたくない、帰らないという気持ち。馬車に揺られてうとうとまで」
G「フレイアはここで大きく泣かせず、王宮の物を一つずつ見て「もうここへ戻る体がない」と分かっていく感じにする。馬車で気が抜けて、ようやく眠気が来るところまで」
・10話本文
私「うん、ここでこのあと、長くなりそうだから、スレ移動させるね。で、そのためのここまでのまとめを作って」
G「もちろん。次スレ用の引き継ぎまとめ、これでいける。
ここまでかなり土台が固まった。
次スレでは、もう 「王宮側の蜜月→小さい綻び→責任転嫁→地方・外交まで波及→王の退位」 を視点替えで進めればいい。
流れとしては、
11 王
「少し休めば戻る」と本気で思っている。マリーシアのことへ気持ちが向いていて、療養許可状の意味を軽く見ている。
12 マリーシア
王宮に入る前後。明るく浮かれた語り。「王妃様がご療養中でお会いできなくて残念です」みたいな、悪気なく地雷を踏む。
13 王太后
最初はフレイアの仕込みで礼拝・茶会が回る。少し安心するが、次の案件から綻びが見える。
14 儀典長
家格・席順・南の離宮で青ざめる。フレイアの赤い書き込みがないと判断できないことに気づく。
15 宰相
責任回避。王妃府の管轄、王太后の御意向、陛下の御希望、で逃げようとする。
16 マリーシア
「私、皆と仲良くしたいだけなのに」。低位の夫人を上げて古参を怒らせる。本人は善意。
17 宮廷夫人
静かに引く。怒鳴らない、欠席する、返事を遅らせる。ここから宮廷が冷える。
18 施療院/修道院
寄付の調整が崩れて現場が困る。マリーシアの「かわいそうなところへ多く」が長年の均衡を壊す。
19 王
「なぜ私に聞く」「フレイアは説明していなかった」と苛立つ。戻せばよいと思い始める。
20 公爵家/リーナ
王宮からの伺いを弾く。フレイアは回復途中。王宮の文は読ませない。
21 外交官/通訳官
贈答や席順の失敗で外交事故。ここから国の信用に傷。
22 地方貴族/国境伯
王都を見限る。中央が正妃一人に依存していたと判断し、距離を取る。
23 王太后
ようやく自分もフレイアに積んでいた側だと気づく。けれど遅い。
24 王弟/次代候補
このままでは国が持たない。退位の話が出る。
25 王
「私が何をした」とまだ思っている。ここは読者の殴りどころ。
26 マリーシア
子を盾に泣く。「私が悪いんですか?」で完全に燃料。
27 イルマ/ディート
退位処理。王家の言い訳を斬る。フレイアを戻す気はない。
28 使者/リーナ
療養中のフレイアへ、太后格・国母の尊号の話が来る。
でもフレイアは聞かない。
「本日は、お疲れでございます」で閉じる。
このへんで王家没落までいける。
次スレでは、まず11話の王視点から入ると自然だと思う。
王が「フレイアは少し大げさに休んでいるだけ」「母上も公爵も面倒なことを言ったが、マリーシアが来れば王宮は明るくなる」と思っているところから。
で、フレイアの仕込みが残っているせいで最初は本当に回る。ここが嫌でいい」
***
ここでスレ移動となったわけです。
で、一旦ここまでをアルファで話を分けたり、ちょいちょいチェックや書き足しなとしつつ。
このスレ移動は、やや後々のずれのもとになったりします。
ではつづく。




