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賞も書籍化も(基本的に)狙わないAI補助小説運用メモ  作者: さんけい


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11/16

14 似たような話は好かれるか。はい。

※これは2026年6月時点のことです。


****


 えー、AI量産型の話。


 まあ、あらすじを一言で示せ、と言った場合に同じになってしまう話は果たして価値があるのか? 問題です。


 まあ私の考えを言えば、「あり」です。


 またこれは量産型コンテンツ追放前のYouTubeでの話です。

 ちなみにこの追放時期、2ちゃんねる風とか、機械音声会話ものが一気に消えた時期がありました。

 現在、その中でも独自性を認められたところは復活しているようで。

 でまた、更新は止まっても、再生され続けているところもあるようで。


 その中に、スカッと系朗読というのがあるんですが。

 あれは4行か5行でどーんとあらすじをサムネイルにしています。(朗読は声優さんなので生き残っているのかも)

 ちなみにあのタイトルは見事なもので、その4~5行に、物語の要素が全部詰まっているわけです。


「△△な◇◇な…で

 〇〇で××された私

 夫『*****』

 それを聞いた私は…

 →〇日後、夫の身に起きたことは…」


 みたいなやつですね。


 ちなみに私がシナリオ書きしていたところは、そのタイトルと、本文の配分だけ合っていて8000~12000文字までやったことがあります。

 大体↑の要素があれば、自動的にキャストやシチュは浮かぶので、私的には楽なほうでした。


 修羅場とざまあは構成が似てまして、


 冒頭に決めセリフ

 自己紹介

 状況説明

 被害1

 被害2

 被害3

 ←前半4割

 転換→決めセリフの場面

 ざまあ1

 ざまあ2

 ざまあ3

 結末少し

 ←後半6割


 という感じです。

 で、結構このサムネイルに使うタイトルはよく使い回しだなあ、と思ってました。

 実際、毎日投稿するようなとこでも、1週間や10日するとまた同じタイトルの配役違いだけ、ということもありました。

 ただ、ライターが違えば、中身が変わります。それで大体、一日1万再生は平気であったりするわけです。


 さてこれはどういうことでしょうか?


 また、別の話。

 私が担当していたチャンネルにはよく似た競合チャンネルがありました。

 で、当初は内容をパクれ、とも言われましたね。何故か? 「そういう内容」を何度でも見たい聞きたい、という人は競合から流れてきたりする、とも。


 要するに、「同じような内容」を何度も違う角度から見たい聞きたい、というのは確かにあるのですね。


 で。


 その上でAI小説の「無個性」と言われるものが読まれる理由をちょっと考えてみたんですが。


 まあ、一つはあらすじですね。

 もしくは「型」ですよ。


 内容が面白そうならその似たものは読んでみる。まあこれはトレンドとも言えましょう。


 ところで。

 AI「が」読まれる場合、という場合もあると思うんですよ。


 私はちょっと前に文章から透けて見える個性の話をしました。

 作家読みされるのはその個性を好きになる場合だと。

 ですがこれ、逆もまた言えるんですよ。


「作者が透けて見えないものを読みたい」

「内容だけに没頭したい」


ということが。


 たとえば「坊っちゃん」。

 夏目漱石のアレですが、私あれ、コミカライズだのあらすじだのならいいんですが、漱石の文章が嫌いなんで、読みたくないんですね。

 あの人の文章から滲み出てくる何とやらが鼻持ちならなくて生理的に嫌なんですわ。

 そんな漱石作品の中でも、「虞美人草」だけはかろうじて読めるんですわ。筋がぱきっとしてるから。

 でも結局ヒロイン死なせるんかい! 確かに作者、このヒロイン大嫌いだわな! ってのもありまして。

 そういう時に、「この話別の人が書かないかな」と思ったりするんですね。内容は面白いのに何でこうなる! みたいの。

 

 この「虞美人草」から漱石味を飛ばしたようなもの、が要するにAI虞美人草なんじゃないかなと。


 無論個性は大事ですよ!

 でも疲れてる時にはそれ抜きで話だけ読みたいなー、エレノアさんばかり、アシュフォードさんばかりでいいからー、ってこともあるんですわw

 だいたい結末もこうなるだろう、という安心込み。


 先程出した「量産型コンテンツ」はYouTube運営には好かれなかったけど、「アレを」好きな層は毎日数千といたわけです。

 似たような筋、安心できる展開、それに無個性な機械音声。

 あれとAI量産型は、似たところがあるかなあ、と思ったりするんですよ。

 

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