表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
17/20

第十七話 試運転

※本作品はフィクションです。


登場する人物・団体・企業・鉄道・駅名・路線・車両などはすべて架空のものであり、実在するものとは一切関係ありません。


台風が海陽地方を通過して半日が経過していた。


舞洲鉄道では、各路線で安全確認が続けられていた。


運転司令室の大型モニターには、各路線の点検状況が表示されている。


『司令長、報告します。』


担当司令員が資料を手にする。


『舞洲本線、線路設備の点検が完了しました。』


『異常は?』


『ありません。倒木も撤去済みです。』


司令長はうなずいた。


『信号設備は?』


『こちらも異常ありません。』


『よし。試運転の準備を進めてください。』


『了解!』


ついに、台風によって止まっていた舞洲本線で、最初の列車を動かすことになった。


新舞洲駅。


留置線に停車していた列車の前照灯が点灯する。


運転士が乗り込み、出発の準備を進めていく。


『こちら試運転列車。出発準備完了しました。』


司令室から無線が入る。


『試運転列車、新舞洲駅を出発してください。』


『了解。』


列車はゆっくりと留置線を出る。


ポイントを通過し、本線へ進入する。


『司令長、試運転列車が新舞洲駅を出発しました。』


『進路、確認してください。』


『進路確認。問題ありません。』


列車は低速で舞洲本線を走行していく。


台風が通過した後の線路。


普段なら何気なく走っている区間だが、今回は一つ一つの設備を慎重に確認する必要がある。


『試運転列車から報告です。』


『どうぞ。』


『線路状態、問題ありません。』


『了解。』


さらに列車は進んでいく。


『信号、青です。』


『ポイントも正常に動作しています。』


司令室では、試運転列車の位置を確認しながら各設備を監視していた。


そして――。


『司令長、試運転列車が舞川駅を通過しました。』


『異常は?』


『ありません。』


『了解。引き続き確認してください。』


やがて列車は京橋駅を通過し、舞洲駅へ向かう。


そして数分後。


『司令長!』


『どうしました?』


『試運転列車、新舞洲駅に到着しました!』


『異常は?』


『ありません!』


司令室に少しだけ安堵した空気が流れる。


しかし、まだ全線が復旧したわけではない。


『舞洲本線は試運転を継続します。』


『了解。』


一方、空港線ではまだ安全確認が続いていた。


『司令長、空港線海上橋の点検状況です。』


『報告を。』


『橋梁そのものに大きな異常はありません。ただし、周辺設備の確認がまだ完了していません。』


『了解。無理に再開しないでください。』


『了解しました。』


舞洲空港駅では、運転見合わせ中の列車が静かに待機している。


駅員たちは引き続き利用者へ案内を続けていた。


そして司令室。


『司令長、舞洲本線の試運転、異常ありません!』


司令長は大型モニターを見つめる。


そして、静かに指示を出した。


『よし。舞洲本線は営業運転再開に向けて準備を進めてください。』


『了解!』


止まっていた舞洲本線に、再び列車が走り出す時が近づいていた。


しかし、まだ舞洲鉄道の全線が復旧したわけではない。


空港線、そして舞洲東線。


復旧を待つ路線は、まだ残されていた。


第十七話を読んでいただき、ありがとうございました!


今回は、台風によって運転を見合わせていた舞洲本線で、ついに試運転列車が走り始めました!


台風が通過した後も、線路や信号設備などに異常がないか確認してからでないと、営業運転を再開することはできません。


そして試運転の結果、舞洲本線では大きな異常がないことが確認されました。


しかし、まだ空港線と舞洲東線、その他各路線は運転見合わせ中です。


果たして、舞洲鉄道の全線が再び動き出す日はいつになるのか……。


次回はいよいよ営業運転再開へ!


次回もぜひお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ