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Vtuberになったのに裏方をしてます  作者: 東海林


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69/82

69話

その日の夜。

LIVENTOの出場メンバー発表から少し遅れて。


Re:Burst公式からも、大会に関する告知が投稿された。


《Re:Burst VS LIVENTO 》


Re:Burst出場メンバー、決定!

そして、公開された画像には八人の名前が並んでいた。


Re:Burst 出場メンバー


鬼灯ガク

天狼シュウ

黒羽ノア

神崎レン

白瀬カイ

風見ハルト

月城セナ

御影ソウ


クロは自宅でその投稿を見ていた。

隣にはいつものように真琴。


「Re:Burstも八人ですね」


「そうですね」


「知ってる人、多いですね」


「まあ」


クロにとっては、ほとんどが大会やゲームで関わったことのある相手だった。

そして通知が一気に増えた。


『来たぞ!!』


『今回はマジで勝ちに行く』


『クロ、どこにいるんだよ』


『SPECIAL TEAMの発表まだ?』


『クロがどこにいるのか、そろそろ気になりますね』


「……」


クロは少し考えて。


『俺も今見ました』


とだけ返した。

するとガク。


『いやお前は絶対知ってただろ』


『知らないですよ』


『嘘つけ』


『お前、第三勢力とかいう変なチーム作ってるらしいな』


『まだ正式発表されてません』


『作ってるのは認めるんだな』


『まあ』


『で、誰いるん?』


『秘密です』


『絶対面白いメンバーだろ』


『ゲームごとにメンバー変えられるなら、かなり厄介そうですね』


クロは画面を見る。


「……」


真琴が横から覗く。


「Re:Burstもクロが敵になる前提で話してますね」


「まあ、そうでしょうね」


ガクから再び通知。


『クロ』


『はい』


『大会では容赦しないからな』


『こっちもです』


『お、言うじゃん』


『絶対ぶっ倒す』


『頑張ってください』


『その返し腹立つな』


『相変わらずだなクロ』


『でも、少し楽しみですね』


『何がです?』


『クロと戦うの』


クロは少し考える。


『そうですね』


短い返事。

しかし普段のゲーム仲間とは違う。


今回は完全な対戦相手。

勝つために戦う。

それは少しだけ新鮮だった。


「伊織」


「はい」


「楽しそうですね」


「そうですか?」


「はい」


「……大会ですから」


「はいはい」


真琴は笑う。

その頃、Re:Burst側の配信では、出場メンバー八人が集まっていた。


「ということで!」


ガクが声を張る。


「LIVENTO、Re:Burst、そしてSPECIAL TEAM!」


「三チーム対抗!」


シュウも続ける。


「絶対勝つぞ!」


「でも一番気になるの、やっぱSPECIAL TEAMだよな」


「現状、メンバー不明ですからね」


ノアが静かに言う。


「クロがいることだけは、ほぼ確定でしょうけど」


「確定じゃないですよ」


コメント欄。


《いやクロだろ》

《絶対クロ》

《クロしかいない》

《第三勢力=クロ》


ガクが笑う。


「じゃあ俺、クロいたら本気で潰すわ」


「俺も」


「俺も負けたくないな」


「作戦考えないと」


「……でも」


「クロ、どんなメンバーを集めたんでしょうね」


誰も知らない。

現在のSPECIAL TEAM。


Re:Burst側もLIVENTO側もその正体を知らない。

大会まであと少しそして三つのチームがそれぞれ準備を始めていた。

もし「面白かった」「続き読みたい」と思ってもらえたら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆→★★★★★)してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!次の更新のやる気になります。

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