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Vtuberになったのに裏方をしてます  作者: 東海林


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61/82

61話

夜八時。

突然。


SNSが騒がしくなった。


Re:Burst公式

大型ゲームイベント開催決定。


Re:Burst VS LIVENTO


近日詳細公開。


そして数秒後。


LIVENTO公式


箱対抗大型コラボイベント開催決定。

Re:Burst × LIVENTO

続報をお待ちください。


『うおおおおお!?』


『箱対抗!?』


『やばすぎる』


『何のゲーム!?』


『誰出る!?』


『クロ出る???』


最後、やっぱりそれだった。


LIVENTO本社。

休憩スペース。


アリスがスマホ見ながら騒いでいた。


「きたあああ!!」


「うるさ」


クロはソファでコーヒー。

かなりいつもの。


「箱対抗だよクロ!」


「ですね」


「絶対面白いじゃん!」


「騒がしそうですね」


「そこ!?」


ルナが笑う。


「でも気になるよね」


「誰出るんだろ」


「FPS?」


「マリカ?」


「VALO系?」


蓮まで混ざってきた。

かなり盛り上がっている。


その横、ノアが静かにスマホを見る。


「コメント欄」


「?」


「クロ出るかでかなり荒れてます」


「なんででしょうね」


「前科」


ジンが即答。


「お前、他箱大会優勝してるからな」


「巻き込まれただけです」


「優勝してんだよ」


事実だった。

しかもRe:Burst側とも普通に交流がある。

だから余計に読めない。


「で」


アリスが急に詰め寄る。


「出るの!?」


「知らないです」


「運営からまだ?」


「何も」


実際、本当に何も聞いていなかった。

その時真琴が静かに入ってくる。


「伊織」


「はい?」


「運営会議、明日です」


「……嫌な予感」


「たぶんその件ですね」


アリス達一斉にニヤける。


「うわ」


「来たじゃん」


「クロ参加フラグ」


「嫌なんですけど」


ルナが笑う。


「でも実際」


「?」


「今のLIVENTOで対抗戦するなら伊織欲しくない?」


「まあな」


蓮も頷く。


「知名度」


「大会経験」


「Re:Burst側との関係性」


「普通に適任」


「やめてください」


本人だけ嫌そう。


その頃Re:Burst側。


『なぁ』


鬼灯ガク。


『クロ来んのかな』


『来たら盛り上がるよなぁ』


朝霧レイが笑う。


『でもLIVENTOイベント出ない男だぞ?』


『逆に来たら事件』


『コメント欄絶対壊れる』


ノアも少し笑う。


『LIVENTO側、もうクロ中心で予想されてるの面白い』


実際そうだった。

SNS。


《クロ出る?》

《LIVENTO側の隠し玉感ある》

《でも裏方してそう》

《むしろスタッフ席に居そう》


予想が酷い。


そしてLIVENTO休憩室。

クロはスマホを見ながら小さく息を吐いた。


「なんでこんな期待されてるんですかね……」


その横、真琴が少し笑う。


「人気者なので」


「便利屋扱いでは?」


「半分くらいは」


「半分あるんだ……」


アリスが肩組んでくる。


「まあまあ!」


「出ようよクロ!」


「まだ決まってません」


「でもちょっと出そう感ある」


「ありますね」


真琴まで頷いた。

クロだけが本当に嫌そうな顔をしていた。

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