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Vtuberになったのに裏方をしてます  作者: 東海林


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34/55

34話

翌日。


午後六時。

Re:Burst公式X

新しい告知画像が投稿された。


【お知らせ】


大会参加メンバー変更について参加予定だったメンバーの体調不良により、

代打として――


『雨音しずく』


さんの参加が決定しました!



数秒、TL爆発。


『え!?!?』


『しずくちゃん!?』


『個人勢きた!?』


『クロの知り合いだ!』


『最近クロ周り広がりすぎだろ』


『Re:Burst、クロ経由で人増えてない?』


「言い方……」


自宅。

俺はスマホを見ながら小さく呟く。

Discord通知、大量、当然。


『クローーー!!!』


ガク。


『しずくちゃんめっちゃ歓迎されてるぞ!』


「見てます」


『クロの影響力怖』


『いや本人の実力だろ』


『でも入口クロだよね』


否定出来ない。

実際、今回完全に俺経由だった。

その時通話へ追加。


『こ、こんばんは……!』


しずく、かなり緊張している。


『うわぁぁ……』


「大丈夫です?」


『大丈夫じゃないです!』


即答だった。


『フォロワー増え方怖いんですけど!?』


『歓迎されてる証拠じゃん』


ノアが笑う。


『リスナー、個人勢好きだし』


『クロ経由なら安心感ある』


『なんで皆そんなクロさん信用してるんですか!?』


『なんか分かるから』


『最近のクロ、保護者感あるし』


「最後やめろ」


通話が笑いに包まれる。

しずくはまだ少し混乱していた。


『え、でもほんとに私で良かったんですか?』


『もちろん』


『クロと相性いいし』


『空気柔らかいし』


『FPS普通に上手いし』


『あと可愛い』


「最後やめろって」


『クロさん過保護で草』


「違います」


『いや今のは過保護』


『否定速度が親』


酷い、好き放題である。

その頃、LIVENTOグループチャット


星宮アリス:

『えっ!?!?』


水瀬ルナ:

『しずくちゃんRe:Burst出るの!?』


白雪ミオ:

『クロさん交友関係どうなってるんです?』


「うわ来た」


スマホ通知が止まらない。

さらに。


星宮アリス:

『しかもクロ経由じゃん!!』


水瀬ルナ:

『最近ほんと外で遊んでるね』


「遊んでる扱いなんだよなぁ……」


すると真琴から個別メッセージ。


『しずくさん、かなり緊張してましたよ』


『そりゃそうでしょうね』


『でも嬉しそうでした』


数秒。

さらに続く。


『伊織、ちゃんとフォローしてくださいね』


「……」


なんで自然に保護者役みたいになってるんだ。

でも嫌ではなかった。


『クロさん』


通話でしずくが小さく呼ぶ。


「はい?」


『……頑張ります』


少し緊張した声。

でもちゃんと前向きだった。


「気楽でいいですよ」


『クロさん居ますし』


「なんで俺基準なんです?」


『安心感あるので』


一瞬通話が静かになる。


『うわ』


『言われてるぞクロ』


『最近マジで先輩ポジ』


「やめろって……」


でも少しだけ悪い気はしなかった。


もし「面白かった」「続き読みたい」と思ってもらえたら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆→★★★★★)してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!次の更新のやる気になります。

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