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未完結「A-レクトル」  作者: 牝牡蠣
アシュラ-レクトル
40/62

終章⑦



***


 この日、初めてラーネトウィンから派遣された入崎も交えて、祭りの会議が開かれた。ココとモンズダイストも座長として、進行役をファントム、そこに、子供の指の城、ディオとイシエ、真エドウ、パル、カムギとダヴィ、コ・オー、そして、カーヴィンとホロノミ、加えてサリヴァン市民からの代表参加者5人と、ガニミズム・わいばーんの計24人で話し合われた。場所は無傷で残ったコミュニティーセンターの会議室である。ファントムとココによるラーネトウィンへの直談判により、休戦の約束を得て、本当にこれから祭りが始まるのだという、そういった昂揚感があった初めての話し合いであった。サリヴァン市民の中から祭りの組織運営に詳しい有志の者や、警備、経理、総務、渉外等の経験の長けた人物をひとまず取り込み、そこから随時人を増やしていく。資金に関していえば、ファントム達地下メンバーが蓄えていたものがあったが、なんとカーヴィンとホロノミがそれぞれポノウェとクレナイチョウとして蓄えていた資本も出すと提案してくれた。それに、古代樹の一族コ・オーも今の段階でどれだけの価値にできるかわからぬが、金を放出するとも言った。そして、それらの経済が回るよう、入崎からラーネトウィンの側から経済面含めたエドオルムを今一度機能させるために尽力するという言質もとった。しかし、一応休戦したとはいえ、一度止まった経済を再び火入れするのは、並大抵の努力ではない。すぐさま出て行った人や流通が止まったモノ、失った信用はそう簡単には戻らないのである。やはり新しくサリヴァンを動かすには政権交代は必須であり、新たな地平からそれは始められなければならない。ただ今回は、真エドウが死者の学校の校長代理であること、そしてコ・オーが古代樹の一族であるということが、サリヴァンを越えた国際政治のレベルでどうやら非常にかなり強力に作用したらしく、特例として食糧や物資モロモロの交易はかなり強引であったが再開された。しかしそこに何か戦略的な目論みがあったかと言われればそれは無い。はたして人の世界というものを成り立たせるのは、経済であろうし、文化であろうし、宗教であろうし、農耕であろうし、言語コミュニケーションであろいし、笑顔でも贈与でもあろうし、一体何から始まったかというのは、卵が鶏かといった話になりそうだが、やはりこのサリヴァンが何から始まっていったのか、そしてまた何から始めていくべきなのかは、検討すべきであろう。しかしそれはおそらく原始社会の解説に伴うアカデミック然とした生命としての血抜かれたようなものより、雑多で蒙昧とした理路不明なものとなってしまうかもしれない。もしそうであるならば、それこそが神に対するこのサリヴァンの人々の意思であるかもしれなかった。

 つまりココは、このサリヴァンを恐れてもいたし、愛してもいなかった。


 ココは次に開かれた会議の中で入崎へとその態度を鮮明にし、周りの皆を困惑させた。しかしそこに、彼女なりの目的や狙いや目標や思惑などは、まったくない。彼女は何も考えてはならぬ。

 かろうじて子供の指の城のメンバーは彼女の顔を立てようとした。

 が、この祭りの会議の場ではココはもはや不要の邪魔者でしかなく、徐々に発言権を失っていった。彼女は祭りのためと集められたメンバーから、奴はなぜこんなところにいるのだと、目の上のたんこぶのように嘲笑されるようになった。それに対しファントムやモンズダイスト、イシエやディオは、ココを手に負えぬ怪物のようになってしまい、会議の輪なら外れれば辛い思いはしなくて済むと提案したが強く拒否され、ただその場に見守り続けた。であるが、ココは祭りの開催そのものを邪魔することはせず、黙って、時々ニコニコと笑った。しかしそれは、祭りの会議の中では少なからず障るメンバーもあったかもしれないが、それも少し経てば馴れるであろう。


 ある日、ココのまぶたが大きく膨れ上がりかさぶたのようになり、目が開かなくなった。ファントムが慌てて眼科医を連れてきて処置をさせたが、してもココは原因不明の失明となった。なぜこんなことになったのか、ファントムやモンズダイストやイシエやディオを含めた祭りのメンバー皆が説明することもできずに沈鬱としていたが、その中心でココはなぜか元気だった。


 そしてここまでのココの振る舞いを見せられた入崎についても記しておかねばならない。入崎は初めて祭りの会議に参加したその日から、まるでラーネトウィンの目にでもなったかのように、ココ、モンズダイスト、ファントム、子供の指の城の子供達、ディオとイシエ、真エドウ、パル、カムギとダヴィ、コ・オー、カーヴィンとホロノミ、サリヴァンの市民メンバー、計22人を観察した。入崎の目にココはいかに映ったか? それは怪物であった。こう言うと彼女はココを恐れているように感じられるかもしれないが、確かに恐れていた。彼女はココにどこか父ラーネトウィンと同じものを感じていたからである。しかし当然、それはまったく同じであろうはずがない。

 一方の他で彼女は、エドオルムに執務官官僚クラスを召集して、エドオルムの都市機能を今一度回復させんと試みた。しかし彼女を愕然とさせたのは、連絡を伝えた数千人の中で、それに応じてエドオルムに来たのはほんの数十人だけだったということである。これはさすがの彼女も、今まで自分の生きていたサリヴァンとは一体何だったのかと、頭を抱えることになった。当然のことながら、官僚数十人でエドオルムを機能させることは不可能で、まず集まった官僚数十人で手分けして他のやってこなかった官僚を引っ張り出すしかない、ということになった。しかしあれほどサリヴァンの滅亡を望んでいた入崎が、サリヴァンの再建に奮闘するというのは、奇妙という他ない。彼女は何を思ってそれをしているのか? それにはこんな体験があった。



***


 入崎が祭りの実行委員会に、エドオルムに人が集まらず、都市行政運営にかなり手間取っているという旨を伝えると、地域単位での自治組織はまだかろうじて死んではいないようなので、そちらに積極的に働きかけ、自治体が盛り上がれば引きこもっている官僚も少しずつ出てくるだろうという話になった。

 それをどうやってか聞きつけた足が無く失明したココが、大声で何かを叫び始めた。吃驚びっくりした入崎が奥のココが寝ている部屋に入ると、ココは静かになり、入崎に自分も官僚執務官の訪問に付き合わせて欲しいと言った。

 断る理由などいくらでも思いついたが、どれ一つとして心を食ったものは無くそれで断ることは入崎の癪に障ったので、仕方なく一緒に連れて行くことにした。かといっても、エドオルムで高級執務官として横柄に振る舞っていた自分についてきてくれる者など一人もいないことは彼女自身がよくわかっていたので正直、懊悩おうのうであった。


 入崎はココを車の後部座席に乗せ、二人で官僚執務官の訪問に向かうという、奇妙な珍道中といった有り様だった。彼女はどこか辟易とした表情で車を運転していたが、後ろのココはというと黙ってお日様のように和やかにニコニコしながら外の風景を見ていた。やはり入崎にとってココは得体の知れない存在であった。彼女にとってそれは、この滅ぶことも致し方ないサリヴァンにおいて、なぜこのココという少女だけが怪物であるのか、興味もないわけではなかったが、何より忌み嫌うべきではないかという疑惑の方が強かった。


 入崎とココはとりあえず入崎のかつての同僚である官僚執務官の一人の自宅へと着いた。それは一軒家であった。

 しかし入崎は内心、その同僚執務官を口説き落とす文句も無ければ熱意もないのだ。一体どうすればいいとハンドルに頭を押しつけ億劫になっていると、後部座席のココが騒ぎ出した。慌てて入崎が車を降り車椅子を準備しそれにココを乗せると、同僚執務官の自宅のベルを押さざるを得ない状況へと追い込まれた。入崎は意を決してベルを押した。すると気怠けだるげで不審がる男性の声がした。彼女はエドオルムでの同僚だった入崎だ、エドオルムの機能を復旧させるから是非貴方にも戻って来て欲しい、とインターフォン越しに頼んだ。しばしの沈黙の後、それはもう知っている。つまり行かなかったということは、その意思がないということだと、同僚執務官がインターフォンを切ろうとした。

 その時、ココが秘密の暗号を叫んだ。

 入崎は一瞬にして意識が飛んだ。


 次に気づいた時に入崎は、地平まで続く塩田のよう、目が眩しくなるような真っ白な大地に立ち尽くしていた。辺りを見回すと、少し離れて車椅子のココと同僚執務官がいた。すると、ココが二人に構わず進み出したので、二人も仕方なくそれについていった。この突飛な事態に対して入崎はいかに思案を巡らしていたかといえば、特に何も考えておらずかといって不安もなかった。かといって映画ドラマのように本当の私がここにある! と感心するでも無く淡々としていた。この時、突飛に絡んだ入崎やココ以外の同僚執務官は不憫というしかなかったが、入崎はまったく気にしていなかった。むしろ彼女にとってこの状況は在りうべき自然な形であり、今の心情も真っ当なものである、そう考えていた。この突飛な美しさこそが、我々が普段から持つべきだった感性であり、我々が忘れ失ってしまった感性であると、入崎は確信していた。なぜ彼女にここまで強い確信を持たせるに至ったか、それは、ラーネトウィンとの会談の帰り、車内でのココに失語者の隠された暗号のような言語で伝えられた、

"貴方はサリヴァンにおいての死者の学校の人柱となる。"

 という啓示によってであった。それが多分今なのだ、入崎はそう生理的に理解していた。

 しかしそう言った張本人のココは、二人のことなど気にせずズンズンと進むのみである。


 しばらく行くと突如、彼方に赤と青の巨大なキノコにも見えるような建物がぼんやりと見えた。周りは見ていたはずなのだが、目を逸らした隙にまさに蜃気楼のごとくそれは現れたのである。そちらから、黒い大群が波のように寄って来ていた。

 入崎は目を凝らしたのだが、あまりに距離があったのでわからなかった。それが徐々に近づいてくると、鳥や動物であろうか、ということは何となく察しがついた。そして、入崎と二人の間を鳥や動物、そしてすれ違ってみると魚や虫や人間もいたことがわかったのだが、肩がぶつかることも無く、はたまたそれらの自然特有の荒々しい臭いもない脱色されたような、静謐な嵐が通り過ぎた。そしてその大群の波が通り過ぎた後、彼女の前に魔業の蜂ヴィアクトー・ジュアンがいた。

 その時入崎含めた二人を連れてきた張本人のココはどこかに行っていた。しかしそれは、二人をココが見捨てたわけではなく、この場において要らぬ第三者の存在はただただ邪魔である、この場で出会う人物はすべて当人の内にある必然によって立ち上がってくるわけであり、当人が誰よりも理解しそして望んだ人物が現れるのである。すなわち入崎は、この魔業の蜂との邂逅を誰よりも、おそらく江藤よりも望んでいたのである。彼女は不意に同僚執務官の方を見た。

 彼はどうやらパートナーらしき女性と嗚咽をもらしながらその邂逅を、全身を使い喜びを示していた。

 一方のパートナーらしき女性は朗らかに優しく彼の手を握り続けていた。



***


 それからというもの、入崎は同僚執務官勧誘の際には必ずココを連れていき、秘密の暗号を唱え、彼らを死者の学校へと招き入れ次々とエドオルムに戻していった。ココから言われていた通り、あそこの白い大地が死者の学校であり、それをこのような形であれ使えるというなら、使わない手はないというのが入崎の考えだったが、しかしどうしてだか、彼女はあの赤と青の巨大な建物の向こう側まで行くことはなかった。それをココに尋ねてみると、

"死者の学校は国家の探究であって、貴方に与えられている機能とは違う。貴方達分裂増殖した入崎さん達は。こちらには沢山の殺されてしまった入崎さんと、ヴィアクトー・ジュアンさんがいるから大丈夫。むしろ貴方は、そんな死者の学校こちら側の入崎さんと、そちら側サリヴァンの入崎さんとの、関係性を模索すべきだわ。それがおそらく、貴方がサリヴァンを支える死者の学校の一柱になれるかがかかっている。"と言われた。



***


 ココ達は、ラーネトウィンが約束を反故にすることなく、紅市装兵団による暴力を止めたことを確認すると、盛大に祭りの街宣活動を行った。すると、今まで息を殺して静まり返っていた人々は、徐々に徐々に息吹き返し芽吹き始め、往来にちらほらと人が現れるようになった。そこはもはや、日常が戻ったのか、はたまた非日常の中に突如現れた今がフィクションのようなものなのか、どちらなのかわからなかったが、束の間の中でも平穏の中で吸う外の空気は格段に美味いものだった。しかしこれは、自分達で勝ち取ったものでも、平穏の日常が再生したわけでも無く、ラーネトウィンの気まぐれで与えられたもので、彼の意向次第でいつまた戦火になるかもわからなかった。ではこの平穏を、サリヴァンの人々はどう受け取るべきか。もちろん、為政者の中にはこんな平穏すら与えず絶望と恐怖の中ですべてを蹂躙せよという者もいる。きっと人種としてはそちらの方が多く、ラーネトウィンは稀有な種であるといえるだろう。

 まずサリヴァンの人々は、壊された街の修繕から始めることになった。というか、まずそこから手をつけるしかすることがなかったし、皆が皆至極当然のこととして、それを始めた。しかし、我々が見ることのできるサリヴァンの人々の風景とは、善意だけでしかない。防塵マスクをつけて破壊された屋体を片付ける屈強な男性達や、店内を掃き掃除する女性や、集団で荷運びをする学生達など、総評としては人々と善意が活動として現れてはいるが、当然、個々人のレベルに下りれば、DVや離別、PTSDなどの苦しみもある。よりによって、人々が見ようとしてしまうのは、そういった人々だけであり、結局我々の世界というものは、片っ方だけで成り立たせることしかできず、片っ方を選べば片っ方が寂しくなる、歪な不完全なものに過ぎないのかもしれない。

 ラーネトウィンが与えた二ヶ月の平穏という善意の猶予の中で、その甘ったるいものの中で、ココは何を見出すのか。彼女は相変わらずモンズダイストと共に企業周りを今になっても続けており、賛同企業を増やしていった。その中には当然、こんな時に祭りなんて! と突っぱねる方々もいた。それに対しココは深く頷きながら、話を聞いてくださってありがとうございました、と微笑んだ。相手方は何のことかわからぬという怪訝な顔をすると、ココ達の後ろ姿を見送るのであった。決して彼女は参加を渋る相手方を説得して仲間に引き入れようとはしなかった。それはつまり、ココは何かをしようという意識を失い、ただそこにあるという意識のみに注力するようになっていた。ゆえに、ココはよく動きはするが、あまり物申すことは無くなっていった。その代わりに、モンズダイストやファントムが喋るようになった。彼女は一文字一文字の言葉を慎重に心を込めてつむぐことの方が、何より大切なことだと思うようになっていた。それは前進であるのか後退であるのかわからなかったが、あの地点から飛び立つことは、比較的容易なことであった。この頃になると、祭りの準備は発起人のココの求心などその数々の奇行からまったく無くなっていたのだが、それが行われるのは自然の成り行きのような雰囲気になってきていた。しかしココはサリヴァンの人々の苦しみのすべてを知ることはできなかった。彼女は一体この善意の猶予と甘ったるいものの中で何を見出したというのか? それは、このサリヴァンの森羅万象すべてが幻覚であり、すべてフィクションであるということであった。それはもちろんこのサリヴァンがラーネトウィンの創り上げたサリヴァンジョウザンシステムというゲーム盤であるならばまったく異論はないのだが、どこかこのサリヴァンが幻覚でフィクションであるのならどうでもいい! という投げやりな感も覚えないわけではない。しかしそれはそんな自堕落なものではなく、ココがダヴィとアシュラについて語った時に初めて生まれたものである。


 その日ココは日向に椅子を置いてそこに座って日向ぼっこをしていた。

 するとその隣にダヴィがやって来た。

"初めてですね。こうやって二人きりで話すのは。僕は一度、ココとこうやって話してみたいと思ったんだ。アシュラの神体としてね。"

 ダヴィはいつになく静かトーンで語りかけた。

 うつらうつらとしていたココはゆっくりと目を開いた。その瞳は白く濁り、何を見通すこともできない。

"ねえ、ダヴィさん、私はこのサリヴァンが今皆んなで祭りをやっているような、平穏な時であればあるほど、ここはもしかしたらすべてが幻覚でありフィクションなのではないかと思うような気がしてならないの。こんな私はやっぱり、間違っているのかしら?"

 とココはダヴィに尋ねた。

 ダヴィはココの隣にしゃがみ込むと、ココより視点が低くなった。

"この世界はエドウとアシュラ、そしてサリヴァンの関係から始まっている。だからココさんのような個々人としての苦しみや世界というものは、斟酌しんしゃくされないこともあるかも知れない。だがね。結局エドウも他所の他人の一人で、俺のアシュラも実は存在して無く、サリヴァンもラーネトウィンのゲーム盤だったというのなら、もしこの世界に本当の、幻覚でもフィクションでもないというものがあるというのなら、見てみたいものだよ。でもね、俺はアシュラの神体だから贔屓目ひいきめで見ているかもしれないが、アシュラはあったと思っている。アシュラという言葉があり、そこにアシュラという概念が生まれたなら、それはもう一人歩きできるんだよ。そこに、現実も幻覚もノンフィクションもフィクションも無い。多分その時のアシュラにもう俺は関わっていないだろうけど。人間はすべてを使役しているかのように思っているかもしれないが、実は逆で人間はすべてに使役されているのかもしれない。もしそうだとしたら、その人間を使役している主体が、現実か幻想か、アシュラの電気信号かなんて、案外どうでもいいものかもしれない。無論、ただ人間はすべてに使役されているのだから人間は主体として成らず、行為に対する責任も存在しない! というのは違う。我々を使役する主体が現実か幻想かもわからぬからこそ、我々はより一層、注意深くならなければならない。だからねココ。俺の中のアシュラは今でも在り続けるし、サリヴァンの人々の中にも在り続けると思うんだ。ココ、君の中は、どうだい?"

 と、よくわからぬポエムを披露した後、ダヴィはココの横顔を見た。

 ココは彼の話の最中から、ゆっくりと空を見仰いでいた。そして、こう言った。

"貴方にとってはアシュラかもしれないけれど、私にとってそれは一枚の往復書簡なんだわ! 今、それが気づけたわ私!"

 とココがダヴィに満面の笑みを向けた。

"それはよかった。ところでその往復書簡の相手は誰なんだい?"

 とダヴィが尋ねると、

"貴方の知り合いよ。"

 とココが言った。

 ダヴィが少し考えて、

"あ、あいつか、江藤か。"と言った。

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