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D-m3  作者: wata
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第17章 アジト 完

隊員達は負傷者を助け出すと、来た道を引き上げていった。

「ボス、無事でしたか、こっちは十人程やられました、そのうち六人は即死状態で、くっそーあいつらぶっ殺してやりたいです」

手下の一人が興奮して口走った。

「おい、ココロはどうした?」

「はい、あいつなら地下で発電機を直させています」

「ここへ連れてこい」

「は、はい」ココロは交戦中地下にあった古い発電機の復旧をさせられていて無事だった。

古びた発電機は燃料さえあればようやく動くところまでココロは直していた。

「おい、ココロ、ボスがおよびだ、上へあがってこい」

「え、もうちょっとなんですけど、あとコイルを何個かまき直せば終わりそうなんですが?」

「そうか、まーいいから来い、今、上は大変なんだ十人がやられた、まったく惨劇状態だぜ、おまえ運のいいやつだな、ここじゃー音も聞こえねーだろう」

「はい、そんなことになっているなんて、他の皆さんは無事なんですか?」

「ああ、今んところはな」

「で、相手は誰なんですか?」

「治安部隊の奴らだよ、あのくそったれやろーども、皆殺しにしてやりてーよ」「何人かはしとめたけどな」

「そーなんですか」

「あ、いいから早く上へ来いや」

「あ、はい」

ココロはチャンスを逃したと思った。

もしその時上で治安部隊に出くわしていたら助けてもらえる確立が高かったからだ。

「何だよちっきしょう、運のいいやつだって、冗談じゃない、上にいたら僕は助かっていたんだ、いつまでこんなとこにいなきゃいけないんだよ」

ココロは一人涙を流しながら地下から一階へに上がる階段を上った。

大きな広間では十人が横たわっていた。

そのうち六人は既に死んでいた。

誰一人として涙を流しているものはいなかった。

みんな暗い顔でうめく四人の手当をしているところだった。

「ボス、あいつらぶっ殺してやりましょうよ」

手当てしている一人が言った。

ジークは悔しい顔を見せながらも言葉一つなかった。

そこへココロが現れ、何かあったんだって顔をして恐る恐るジークの所へやってきた。

「オイお前、高速で移動できるようにエアフラクターを改造しておけ」

と静かな声でココロへ伝えた。

「はい」ココロもそれ以上の事を聞けるような雰囲気ではなく、返事をするとすぐに駐車してある裏手の広場へと歩いていった。

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