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D-m3  作者: wata
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第8章 生存者

第8章 生存者

「俺たちみんな助かったんだ」

俊平はネネに翼を合わせると「もう少し探してくるから、あなたもここで待っていてください」と、俊平は二人にそう話し、他の生存者を探しに、出て行ってしまった。

翼はネネに声をかけた。

「大丈夫ですか?おばあちゃん助かってよかったね、本当に」

「ええ、ありがとう、あなたも本当に良かった、私はネネと言います、この年で助かるとかはね、もっと助からなくては行けない人が大勢いただろうに」

「そんな事無いですよ、まだきっといるから」

「私は、翼、よろしくお願いします」

「ネネさん、足痛そですけど?」

ええ、ちょっと骨折しているかもしれないわね、たぶん、もう歩けないと思うわ」「とりあえず今はここで落ち着きましょう、足は何か固定できるもをあの人に探して来てくれるように言ってみる」

二人はお互いを気遣いながら少しづつ打ち解けていった。俊平はあたりを捜索しながら、妙な事に気がついた。

「おかしいぞ、あれだけの乗客がいたはずなのに、俺たち三人しかいないってどうゆう事だ」

「遺体も無いじゃないか、なんでだ?蒸発でもしちまったのか?それともみんな、俺たちに気づかないで、どっかへ移動したって事か?」

俊平は、勝手な創造を膨らませ、皆はすでに移動していないのだろうと思い込んでいた。そう考えると急いで折れ曲がった主翼の下へ戻るり、息を切らせながら、「あのさ!誰も見つからないんだ、俺たち三人以外の助かった他の人たちは夜のうち移動したみたいなんだ、急がないと、明るいうちに森を抜けられないかもしれない」

俊平は慌てた様子で口火を切った。

「無理よ、今すぐなんて、おばあちゃん足折れているみたいなの?」

「でもみんな行っちゃったんだ」

「ちょっと待ってよ、何処へ行ったって言うの?」

「さあー、俺にもわからないけど、あれだけいた乗客が誰もいないんだ、遺体も一体しかないし」

「あれだけの事故に合って、みんな助かってもう歩いて何処かへ行ったなんて馬鹿げてない」

 翼と俊平の二人は状況について話し合った。

「でも、じゃ〜どこへ行たっていうんだよ?もっとバラバラに遠くへ飛ばされたってことか?この辺一帯を見てみたんだけど、他に機体一部分が飛んでいったとしたら、この先へ胴体部分が飛ばされたって事かもしれないな」

そういいながら、俊平もかなり衰弱しているらしく、その場にしゃがみ込んでしまった。

「だめだ、腹減った」しばらく三人は黙ったままそれぞれの思いにふけっていた。今度はネネが状況に着いて話しだした。

「なくなられた方はもういないと思うわ、暗いうちにスノーヴィが連れて行ったのだと思う」

二人が同時に、「スノーヴィ?」と声を上げた。

「そう、この森には別の生命体が存在しているのよ、スノーヴィっていうの」

「別の生き物ってどういう事だよ?連れて行くってどこへ?」

俊平は目を丸くして慌てた様子の口ぶりでネネに聞いた。

「きちんと話さなくてはいけないわね」ネネは、優しい顔で二人に話しかけた。「こちらへ座って」

ネネは二人を近くへ寄せると、スノーヴィとはどういう生き物で、どういうエネルギーを持っているかを説明した。

「で、そのスノーヴィは何にもしないのか?俺たち人間には」俊平は身の安全についてたずねた。

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