冒険者
「冒険者登録はもうしたんですね。」
「え?何それ?」
「え?」
アルヴァは何も言葉を発さず文字通り目が点になっていた。頭の上には無いはずの?が見える。
(は?冒険者登録?そんなのあったっけ?ん?あぁ、そうかそういう事か。そりゃそうだ。よく街に行ってた時からもう500年くらい経つもんな・・・。)
「じ、実はさ、ずっと森で自給自足的なことをしててあんまり知らないんだ。あはは、そんなのあったんだねー・・・。」
「ああ、そうなんですね!別にしなくても良いんですけど、登録してたら依頼を受けれて魔物の素材とプラスで依頼完了金も貰えるんですよ。あと、良い値で素材を買い取ってくれます。なのでほとんどの人は冒険者登録してると思いますよ。」
「ほー、なるほどね。・・・じゃあ、一緒に登録しに行こう。」
(まぁ、金はあるだけ良いし。そっちの方が魔女ってバレにくいそうだし・・・。)
「良いですけど、それってパーティ組むって事ですか?」
「・・・・・・ぱあてぃ・・・?」
「ですよねー。・・・とりあえず歩きながら話しましょうか・・・。」
イシェルはアルヴァに付いて行きながら冒険者について色々教えてもらった。
「へー、なるほどねー。じゃあ、パーティ組もうか。・・・もうちょっと冒険者について教えてくんない?」
「良いですよ。それじゃあまず、冒険者の役職について説明しますね。」
「うむ。」
「基本的には、剣士、重戦士、弓兵、魔術師、拳闘士、槍兵、召喚士がメインですかね。後は細かく分かれたり、混合型ってのがあります。」
「混合型?」
「はい。例えば、剣士と魔術師で魔法剣士みたいな感じです。」
「あー、なるほどねー。」
「まあ、でも今はもうどうでも良い感じなんですよね・・・。」
「?というと?」
「冒険者協会ができた当初はそれらの役職がほとんどだったんですけど、今はいろんな武器使いが出て来て何でも良い感じになってます。」
「案外適当なんだ・・・。」
(まあ、こっちとしては魔術師で通せそうだしありがたいか。)
歩いていると小さな街が見えて来た。
「あ!見えて来ましたよ。ムシントの街です。」
「へー、こんな所に街が。」
「はい。小さい街ですけど、冒険者協会は基本どこにでもありますから、さっさと登録して出発しましょう。」
どうやらこの街は、まだそこまで大きく無く、ちらほら開拓途中の土地が見えた。
この街に着くまで何人かの人とすれ違ったが、ただ単にすれ違うだけだった。イシェルはすれ違う人達をチラチラと見ていた。そのため何人かと目が合ったが、誰も彼女を気にする素振りを見せなかったので顔が割れていないと確信し胸を撫で下ろした。
「あ、私お金持って無いんだけど、登録料とかいるの?」
「・・・かしますよ。」
お読みいただきありがとうございます!
僕、基本的に絵を描いてる人間なんで、投稿頻度はかなーり遅いと思います。
すんません・・・。
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