↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貧乏大学生が酔った勢いで奴隷契約したら、美少女だと思った相手が男でヤニカスだった件  作者: 家宝ダンゴ
奪還作戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
328/349

闘いは前半!拠点は半壊

銃声が鳴り響くエクリプス拠点。

劇場のホールは固定されていた座席が外され、半壊状態になっていた。


「……ひどいな」


壊した張本人は他人事のように言う。

向かってくる男達を簡単に投げ飛ばす。


ザビィは眉を寄せながら身をかわす。


「レオン。その椅子は、お前が壊したやつだろ」


ザビィは、後ろから殴りかかる男の拳をあっさりと掴むとそのまま地面に叩きつけた。


男の口からは呻き声が響く。


レオンは感心するように深く頷いた。


「なかなか良い軸だな」


「あ゛?軸?」


「ザビィ、お前結構鍛えてるだろ!見せてみろ」


レオンはザビィの服に手をかけた。

ザビィは慌てたようにレオンの手をはたき落とした。


「バカか!お前!状況を……周りをよく見ろ!」


二人は黒服の男達に囲まれていた。

レオンは小さく舌打ちするとザビィから渋々手を離した。


「まずは、こいつらを片付けるぞ」


「……ああ」





一方その頃。

部屋に取り残されたイヴとニコは退屈していた。


窓からそっと顔を出し、外の様子を伺う。


「うわぁ!どんどん人が増えちゃってるよぉ!」


「本当だ……やっぱりアタシも……」


イヴは銃を握り締める。


「ねえ、イヴちゃん」


ニコはイヴの服を引っ張る。

視線の先は本棚の横のレバー。


「イヴちゃん、このレバー引きたいよね」


「え?アタシは別に」


「一緒に引いちゃおうよ」


イヴは顎に手を当て、数秒考える。

退屈はイヴの思考力と判断力を奪っていた。


「やっちゃう?」


「やっちゃおぅ!」


「っせーの!」


二人はレバーを掴み、一緒に下げた。


ドッガァァァン!


同時に響く爆発音。

二人の肩は大きく飛び跳ねた。


急いで音の先、窓の外を覗き込む。

拠点前に並んでいた黒い車が辺りに飛び散らかっていた。

ひっくり返った車のブザーが鳴り響く。


二人はそっとしゃがみ込んだ。


「……ニコ、何も見なかったことにしよう」


イヴは激しく動く心臓を押さえる。

深呼吸を繰り返していた。


「あっ、イヴちゃん!こっちにもボタンがあるよ」


ニコの視線の先には、明らかに危なそうなドクロマークのボタン。


「いやいや、ダメでしょ……」


「押したいなあ」


ニコはボタンがあれば押したくなる性質だった。


イヴは慌ててボタンの前に立つ。


「ニコ、これだけはダメだって!」


じわりじわりとニコは近づく。

イヴの戦いのゴングが鳴り響いていた。




大きな爆発音。

ステラとハルトは身を翻し、螺旋階段の二階に飛び上がった。


「な、なに!?」


「誰かがトラップ発動させたか?」


二人は顔を見合わせた。


「……絶対ニコ」


「だな」


ステラは大きく息を吐いた。


「あのバカ兄妹、拠点壊しすぎ!」


「俺、マキシムの顔見てこようっと」


ハルトはニヤニヤと口端を上げると、階段を駆け降りて行く。


「今頃、家壊されたって泣いてるだろ」


「……趣味わるっ」


ステラはハルトの性格の悪さに普通に引いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。