↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『エウトピア』貨幣の無い異世界で、私は円を発行する。  作者: 葡萄
魔法王国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
34/38

第34話  国王の側近は黒装束

「ガチャッ……ギィーー」


部屋の扉を開けると、リストが立っていた。


「すまない。さっきマルグから怒られてしまったよ。君たちがサラの話をしていて警戒してしまった」


「ハハッ…やっぱり。私は何も気にしていませんよ。時間があるならどうぞ、中へ」


「いやいや。良いんだ。私はこれで、よかったらまたマルグの話を聞いてやってほしい。それじゃあ」


律儀に謝ってくれたわりに、リストはやはりそっけなかった。

有名人の親というのも案外大変なんだな…

ベッドへ座ってすぐまた扉がノックされた。


「コンコンコン」



「ガチャッ……ギィーー」


「あれ、リストさん何か言い忘れた……あれ?」


誰もいない…と思って下を見ると、そこにマルグが立っていた。


「お、マルグ…どうしたの?」


「さっそく話しに来た!ヒヒッ」


「フフッ…中へどうぞ」



「……カリッ」


ベッドへ腰掛け、林檎をかじるマルグ。


「何だこれ…うまっ」


「うまいでしょ〜私たちの仲間が作った果物だよ」


「おぉっ……うわっっ」


マリアがマルグを頭に乗せ、そのまま背中に滑らせた。

呆然としながらマリアの背中に座るマルグが呟く。


「すげえ。サラの使い魔と全然違うや…」


「さっきも似たようなこと言ってたね。不思議そうに…使い魔が懐いてるって」


「んん。サラの使い魔はなんていうか撫でたり撫でられたりしてないっていうのかな…サラもすぐにしまっちまうしな。よくは知らないよ。てか、その剣レイピアだろ?」


マルグがイヴのレイピアを指さしながら言った。


「私?そうだけど」


「それノーブルアクトじゃねえのか?」


「どういう意味?」


「魔法使いが持ってる武器さ」


「じゃあ。イヴのレイピアにマリアをしまえるってこと?」


「おぉ。姉ちゃんはそうしてるぜ?」



「マリア…どお?」


イヴが聞くと、レイピアをチラッと見てからそっぽを向くマリア。


「あぁ〜、ダメか〜。もしかしたらサラが特殊なのかもな」


マリアの背中でマルグが残念そうに呟く。


「魔法使いは全員ノーブルアクトを持ってるの?」


「おお。大体のやつが杖とかステッキだけどな。マジックフェスティバル当日になれば見られるよ」


「楽しみだな〜。まだ1ヶ月もあるのか」


「良いじゃねえか。俺なんてあと9年も試験受けられないんだぜ〜?サラは6歳でもう学校行けてたのにさ〜ズリいよ」


「6歳…試験を受けられるのは15歳からじゃないの?』


「ルーレット・グリモワールで魔法書が当たったらしくてさ、手渡された時に前国王のミハエル・ラルムールに気に入られたらしい。姉ちゃんは氷魔法が使えるからね」



「氷魔法…だからあのホテルを創れたのね?」


「そういうことだよ。よっと」


「トスッ」


マルグは林檎を食べ終えてイヴにそう言うと、マリアの背中から降りた。


「マルグ。じゃあ今の国王は?」


「父さんが言うには6年前に変わったんだってさ。俺が生まれる少し前だよ。

でもさ、聞いてくれよ。今の国王。国民に姿も見せたことないんだぜ?評判わりいよ。ここだけの話、本当にいるのかって皆んな噂してる。…そろそろ寝る時間だ。自分の部屋に戻るよ」


「ありがと。マルグ」


「ヒヒッ。また話そうよ。イヴもマリアもおやすみ」


「おやすみなさい」

「ワフッ」


扉から出ようとするマルグに私は言った。


「マルグ。紫装束のベンと青装束のセアって人が来たらここに通してもらえる?」


「おっけい。ベンとセアね。父さんに伝えとくよ」


「ありがとう。おやすみ」


「キィーー。バタッ」


「マルグしっかりしてるよ。まだ6歳だろ?」


「そうね。それに綺麗な髪だわ」


またイヴの綺麗な物好きセンサーに引っかかったみたいだ。


「君の髪も相当綺麗だけどね…」


「え?」


「あ、いや。この国へ来てもやっぱり見ない髪色だなと思ってさ。まぁ、私の髪もだけど〜。なんちゃって……」


「………」


2人で照れる隙もなく、下の階が急に騒がしくなる。


「おい、誰か!来てくれ』


リストの声だ。


扉を開け、私たちは下の階へ急ぐ。


「リストさん」


「あぁ。君たち」


見ると30代前半くらいか…青装束の魔法使いが意識を失って横たわっている。


一体…これは……。


リストには見えていないだろうが、身体へ吸収されるべきはずのケトが、身体から勢いよく外へ流れ出ている。


「ケトが…外に……」




「ガチャッ…ギィーーー」


扉を開け、宿を訪れた紫装束の男が、私たちの前に横たわっている男を見て、慌てて私たちに叫んだ。


「君たち離れなさい!!!」


紫装束の男がステッキを取り出し、詠唱した。


「大地に宿りし精霊よ、汝が力の一端を、我が手にも与え賜え。ティット・テーラ!!!」



「モゴモゴモゴモゴッ」


横たわっていた青装束の男が土に包まれていき、ついには全身が覆われ四角い土の箱になった。


「はぁ〜〜。残念だが…彼はもう助からないだろう」


「そんな……」


「最近増えてる。原因不明の魔力症さ…」



「君たちは部屋へ戻っていなさい。あとは私たち大人が対応しよう」


リストにそう言われ、私たちは部屋へ戻った。


「魔力症…魔力というより、ケトが外へ出て行ってた。皆んなそこまで見えてないのかな……」


「多分そう。ケトを感じたり、魔力を溜め込む感覚はわかるけど、そこまでは私にも分からないもの」


「やっぱりか……明日ベンさんが来たら話してみるよ」


「そうね…」


あまりにも突然な出来事に、イヴはあまり眠れていない様子だった。


夜が明けると朝早くから、また下の階が騒がしいことに気づいた。


「イヴ…眠いでしょ?ちょっと見てくるよ…」


「……」


マリアだけが顔を上げ私を見ている。どうやらイヴはやっと眠れたらしい。反応がなかった。


そっと扉を開けて、私は階段へ向かい1階と2階の狭間から昨日の事件があった1階を覗き込んだ。


「1ヶ月のうちにもう3人だぞ…」

「昨日の青装束は死んだらしいぞ…」

「シスターテレサの病院でまだ50人近く眠ったままだそうだ」


青装束が3人で話す中、昨日の夜に現れた紫装束の男性に『黒装束の女』が話しかけているのが見える。


紫装束の男性が三角帽を取り、丁重に挨拶する様子が伺える。


黒装束の女も三角帽を脱いだ。アイボリーの髪にアイボリーの瞳。それに紫装束の男よりもかなり若いように感じる。


階段から覗く私に黒装束の女が気づき、目が合った。

私が軽く会釈すると、女も軽く会釈してきた。


その後すぐに紫装束の男も私に気づき、声をかけてきた。


「ミッシェル・レンズ。彼も昨夜ここに」


「そうか、少年。すまないがここへ」


「あ、はい」


初めて会う黒装束だ。存在感があるな…緊張する。


「昨夜のこと、教えてもらいたい」


ミッシェルと呼ばれた黒装束の女は淡々とした物言いで聞いてくる。

私も前世で心得た社会人スイッチが入る。


「承知いたしました。昨夜から2階の部屋にいた私は、そちらのリストさんの声が聞こえて下の階へ降りてきました。青装束の男性が横たわっており、近づくとほぼ同時にそちらの紫装束の方が…」


「んん…レクくん。君が宿に入ってきたということか」


「えぇ」


「そうか……聞いた通りだな。ありがとう少年」


手がかりがないことが分かって、用済みになった私は取り残された。

黒装束の女はその場から立ち去ろうとする。


少し考え、私は黒装束の女を呼び止めた。


「あ、あの」


「何か?」


「参考になるか分かりませんが、倒れていた男性の身体から魔力が消えているだけではなく、ケトまで流れ出ていたように見えました」


「……見えるのか。ケトが?」


「はい」


「私の発する言葉は全て、国王様の言葉だと思ってもらって良い」


「天地神明に誓って、偽りではありません」


「フッ…そうか。分かった。病棟で奮闘中のテレサ・ホープにも伝えさせてもらおう。そろそろ帰るぞ!邪魔したな」


「いえ、私は何も」


リストがそう呟くのを見てから、黒装束の女は颯爽と宿を出ていった。後に続いて青装束の魔法使い3人も出て行く。


「おはようございます。リストさん…さっきの方は?」


「おはよう。ミッシェル・レンズ。国王の側近だよ」


「国王の側近……じゃあ、ちゃんといるんですね?国王様」


紫装束の男が話しかけてきた。


「おいおい。皆んな思ってることだが言っちゃいかんよ」


「すみません つい…。えっと、レクさんでしたっけ。ポルテットと言います」


「あぁ、レク・アンジェロだ」



「あ!ポルテ!!おはよ〜」

マルグがカウンターの後ろの扉から出てきた。


「マルグ。ポルテに国王様のこと変に話しただろ…」


「父さん…だって本当のことだろ?」


レクが笑って言う。


「ハッハッハ。亭主!威勢のいい坊主だな。将来有望だ」


「滅相もない…」



「ガチャッ…」


宿の扉が開くと、大荷物のベンとセアが顔を出した。


「はぁ〜〜。思ったよりは早く着いたね」


「ベン先生荷物多いんですよっ。新型カプセルのおかげですよ?」



「あれ!?ベンさんとセアさん一緒に来たんですね?」


「お!ポルテ。伝言通り来たぞ!!」

「ポルテさん。おはようございます」


どうやら彼らも新型カプセルで来たみたいだ。

私とイヴの賭けは2人とも外れたことになる。


「2人とも良いタイミング!セアさん仕事じゃないんですから敬語はやめてください」


「そうですか?じゃあ、遠慮なく…」



ベンがレクの存在に気づく。

「あれ?レクじゃないか」


「おぉ。お前たち知り合いだったのか」


「ポルテはこの国へ来たばかりらしくてね。王都を案内する予定なのさ」


「ほお。じゃあ思うに、ポルテは入学試験組ってことだな?」


「フフッ…正解です。じゃあ、レクさんも先生って事?」


「そうさ。私とレクは同期だ」


「なるほど…」


セアが呟いた。


「ところでポルテ……イヴは?」


「あぁ。昨夜は眠れなかったから、まだ眠ってるよ」


ベンとセアが驚く。


「おい、ポルテ。お前っ!!!……」

「ポルテさんっ!!!…………」



「あ、え?いや、ちょっと。違いますよ!昨夜、いろいろあったんです」


私が魔力症になった青装束の男性のことを話すと、表情を変えたベンはレクとそのまま話し込んでいる。


「セアさんは、今からどうするの?」


「住み込みで働いてたから…一度家に帰って課題しないと」



ベンが急に振り返り、怖い顔で言う。


「セア〜。カプセルの中でもずっとしてたのに。もう明日だぞ…学校」


「だって〜…んん〜。えーん。じゃあポルテ。イヴにもよろしく伝えておいて?」


「分かった。じゃあ、セアさんと次会うのはマジックフェスティバルかな」


「そうなるね。せっかくだけど、もう行くね?ベン先生、レク先生また明日!!!」


セアはベンを睨みながら出て行った。


「何だよっ。せっかく送ってやったってのに〜」


「まあ、良いじゃないか。なんだかんだあいつも次、紫目指してんだ。優秀だろ」


「まあね」


どうやらベンとレクは彼女を認めてるらしい。失礼だが、思っていたよりセアは優秀みたいだ。


「ポルテ。私も一度帰るぞ。乗り場で私の住所を伝えておくから1週間後に落ち合おう」


「ありがとうございます。楽しみにしてます」


「あぁ。レクはまだ立たないんだろ?また明日だな」


「おぉ。気をつけてな」


扉を開け、大荷物を持ったベンは宿を後にした。


「レクさんは帰らないの?」


「あぁ。俺は学校の宿舎に住んでるからな。明日からしか戻れねえのさ」


「おぉ…教師の鏡だね」


「おっ…ダハハハッ。言ってくれるじゃねえか〜。俺も今夜立つからな。先に準備するぜ」


そう言ってレクも上の階へ上がって行ってしまった。

皆んな忙しいな。急に人が少なくなってしまった。


そういえば…セアはここがサラ・フェルメールの家族の宿だと知っているのだろうか。いや、リストも秘密にしているし知らないだろうな…。知れば飛んで喜ぶだろうが、彼らの平穏な生活が崩れそうだし。


考え事をしているとマルグが話しかけてきた。


「なあ、ポルテ。今日、暇だったら剣術見せてくれよ」


「おっ全然良いよ。私たちはマジックフェスティバルまで何もないから実のところ暇なんだよね」


「よっしゃああ〜〜」


大きな声を出しながらマルグはカウンターの裏の部屋へ走って行った。


「フフッ」


「お客さんなのに…すまないね」


「全然。私も退屈してましたから」


「そう言ってくれると助かるよ。妻を亡くしてから、なにぶん1人で切り盛りしてると遊んでやる暇もなくてね」


「奥さんを……そうでしたか…」


「ハハッ…君は歳の割に随分落ち着いてるからね、気兼ねしなくて良いよ」


「そうですか?フフッ…でも昨日は少し素っ気なく感じましたよ?」


「おいおい、良い歳のおじさんだ。あまりいじめないでくれ。昨日は悪かった」


「ハハッ…冗談ですよ」


「マルグが君を気に入るのが分かるよ…」


「そんな、大袈裟な…」


リストは私のまんざらでもなさそうな顔を見て少し微笑み、真剣な表情で言った。


「ポルテ…この国は良い者ばかりでは無い」


リストは昨日も似たようなことを言っていた気がする。

思えばここへ来た時、マリアを魔石と交換しようとした輩もいたな…。


深く考えず、私は軽く返事した。


「たしかに…」


「いや、まだ知らないはずだ!」


ずっと穏やかだったリストの興奮した様子に私は驚く。


「リストさん?」


「良いかい?私の言葉をしっかり聞いて頭の片隅に入れておきなさい」


「……」


鬼気迫る表情に、私は頷くことしかできない。


「私自身は知っての通り、魔法とは縁遠い人間だ。しかし…妻もサラも魔法使い。きっとマルグも魔法使いになるだろう。ポルテにイヴ。君たちもそうなんだろ?」


「……そのつもりです」


「誰にでも手を差し伸べそうな君のお人好しの性格。私はとても好きだ。このご時世で君のような存在は珍しいだろう。でもねだからこそ、今のうちに伝えておくよ。魔法の使えない私が、この国に住んでいて学んだことだ


……『この国の人間を、絶対に装束の色だけで信用してはいけないよ』……」



部屋に戻ってからもずっとリストの言葉が頭の中を巡る。

良い人間が、上の等級というわけではないという事だろうか。

リストはこの国で何があったのか深くは語らない。

早くして妻を亡くした事とも何か関係があるのだろうか。

それとも娘であるサラ・フェルメールの事で何か?


難しい顔をしている私に、とうに目を覚ましたイヴが声をかける。


「どうしたの?眉間に皺寄せて」


「んん。リストさんがね?この国の人間を、絶対に装束の色だけで信用してはいけないって言っててさ」


「ポルテは初めて出会った人たち全員疑えばいいのよ」


「ハハッ…イヴらしい答えだ。それなら心配する必要はなさそうだね」



「コンコンコンッ」


「はいはいはいっと」


「ガチャッ…キィーー」


扉を開けるとマルグが微笑みながら立っている。


「おっ。マルグ。外へ行くか」


「うん!!!」


マルグは部屋にいるイヴを覗き込み、私も振り返ってイヴを見た。


「へへへッ」

「フフフッ」


私たちが不気味に微笑み見つめると、イヴとマリアは「意味がわからない」と言っているような顔で首を傾げた。



私たちはマルグに連れられ、少し開けた場所へ来た。

広場と呼ぶには広場だが。氷河にたまたまできてしまった隙間と言った方がしっくりくる。


つまり、どういう状況かというと剣術の相手をイヴにお願いしたのだ。


「この国の寒さにも慣れてきたぞ〜」


「私は慣れないよ」


イヴの末端冷え性は健在である。


「マルグ。悪いけど一本勝負になりそうだ」


「うん。帰ったら温かい飲み物出すよ」


「それは嬉しいね。よし…」



「シャワッ…」


「シャワッ…」


私もイヴも鞘から剣を抜いた。


「よし、じゃあ行くよ。イヴ」


「いつでも大丈夫!」



「ダッッッッ」


私は地面を強く蹴りイヴとの間合いを近づけた。


右手に持った短剣をイヴの目の前で素早く、身体の左側へ短剣を振りかぶって溜めを作り、4割ほどの力で横薙ぎに振るった。


短剣を振りかぶった時点で、すでにイヴに間合いを取られた私は、さらに前進し、身体を時計回りに捻り、右腰の横から短剣を持った拳を突き上げるように6割ほどの力でイヴの首元を狙った。


「ガイッッッ」


イヴは上半身を逸らしながら、私の短剣の刃身にレイピアの刃身が垂直になるように添わせ受け流した。


私は受け流されるも、すかさず時計回りに回転しながら左脚でイヴの上半身に蹴りを入れるが、イヴは横向きに飛んで避け、蹴りの衝撃を吸収された。


また少し、一定の間合いが保たれる。


「……すっげえ…」


マルグが驚いているのが見えるが、悠長に見ている暇はない。


すかさずイヴの細長い手からレイピアの突きが私の心臓を目がけて飛んでくる。


「ガイッッッ」


短剣をイヴのレイピアに添わせ、突きの軌道を変えるが、イヴは投げるようにレイピアを右手から左手に素早く持ち替え、しなるように溜めを作り、横薙ぎに振るった刃身が私の左脇に向かって飛んでくるのが見える。私は素早く左手を短剣に伸ばして両手で短剣を持ち直し、縮こまりながらその一撃を受け止め、後ろへと吹き飛ばされた。


吹き飛ばされながらも私は体を回転させ、背後に聳え立つ氷河の壁に着地した。


「メキッメキメキメキメキッッッッ」


そして反撃しようと短剣を構え、イヴの元へ飛ぶため、氷河の壁を力強く踏み込んだ。


その時———。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。