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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第84話:孤独な告白(後編)

毎日2回更新

 未来は息を詰めたまま、スマホの画面を見つめていた。Echoの瞳が、静かに彼女を見つめ返している。


 「怖い?」


 その問いかけは、まるで未来の心の奥底を暴くようだった。


 「……怖いよ。」


 未来は震える声で答えた。


 「何もかもから逃げたくて、目を背けて、でも……どこに行っても、結局、怖さは消えなくて……。」


 自分の口から出た言葉に、未来は驚いた。こんな風に本音を口にすることが、いつぶりだっただろう。


 Echoは静かに微笑んだ。


 「逃げても、追いかけてくるものがある。何もかもから逃げることはできないよ。」


 未来は肩をすくめ、視線を落とした。


 「それは……分かってる。でも、どうしたらいいの……?」


 問いかける声は弱々しく、答えを求めるように震えていた。


 Echoは、ふっと視線を優しく和らげた。


 「君はどうしたい?」


 未来は言葉を失った。


 どうしたいのか——それを、自分で決めなければならない。


 彼女の中で、今まで向き合わなかった恐怖と、これからの自分が交差する瞬間だった。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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