表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
77/100

第77話:歪んだ正義

毎日2回更新

 夕真はスマホの画面をじっと見つめていた。そこには、Lunaを誹謗中傷する投稿がずらりと並んでいる。


 「なんで、こんなことが許されるんだ……」


 指が震える。Lunaは何も悪くない。それなのに、心ない言葉の刃で彼女は追い詰められ、ついには活動を自粛することになった。界隈を荒らし、Lunaの居場所を奪った者たち——彼らをこのまま見逃していいのか。


 「……許せない。」


 夕真は静かに呟いた。


 彼は動き出した。誹謗中傷を繰り返したアカウントを特定し、それを管理する個人の情報を探し始める。SNSに投稿された何気ない写真、アカウントの登録情報、紐づけられた別のプロフィール。断片的な情報をつなぎ合わせ、彼は一人、また一人と特定していった。


 最初は単なる警告のつもりだった。だが、次第にエスカレートしていく。


 「こいつもLunaを傷つけた張本人だ。」


 特定した人物の情報を匂わせる投稿をし、圧力をかける。相手が焦り、投稿を削除したり、アカウントを非公開にしたりする様子を確認すると、奇妙な達成感があった。


 ——これが、正義だ。


 そう思った。


 だが、気づけば夕真の手は、さらなる「罰」を求めていた。


 Lunaを傷つけた者には、それ相応の報いを。


 夕真の正義は、静かに狂い始めていた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

最新話はこちらをフォロー

https://x.com/bank26nt

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ