表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
69/100

第69話:知りたくなかった真実

毎日2回更新

夕真はまだ遠くから様子を伺っていた。未来、愛瑠、そして男——三人の会話は弾んでいるようだった。


 しかし、その瞬間だった。


 「光也くん、それってどういうこと?」


 未来の口から出た名前に、夕真の思考が一瞬で停止する。


 ——光也?


 頭の中でその名が響く。


 まさか、あの光也なのか。かつて自分が敵視していた男が、未来と知り合いだったというのか。


 信じられなかった。いや、信じたくなかった。


 目の前の男が光也だという確証はまだない。しかし、もしそうだったとしたら——。


 夕真は手を握りしめた。


 「なんで……?」


 心の中で、その疑問が渦巻く。


 未来がどういう経緯で光也と知り合ったのか、それを知る術はない。しかし、楽しげに会話をする様子を見る限り、決して最近知り合ったばかりの間柄ではなさそうだった。


 そして、さらに夕真の胸をざわつかせる言葉が聞こえてきた。


 「Echoの新しい配信、ほんとに最高だった!」


 愛瑠の声が弾む。


 ——Echo?


 夕真の目がわずかに揺れる。


 目の前の景色が、急に現実感を失ったかのように感じられた。


 未来は光也と親しく話し、Echo推しとも仲良くしている。


 「なんで……?」


 さっきと同じ言葉が心の中で反響する。


 知らなかったことの連続に、夕真は混乱する。信じていたものが、少しずつ崩れていくような感覚。


 この場に留まっているべきではない。


 そんな気がした。


 夕真は視線を落とし、そっと息を吐いた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

最新話はこちらをフォロー

https://x.com/bank26nt

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ