第64話:新たな接点
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光也と未来は、会場の喧騒の中で言葉を交わしていた。未来は撮影の合間に衣装を変えながら、何度も光也のもとへ戻ってきていた。そのたびに異なる雰囲気をまといながらも、変わらず無邪気に会話を続けていた。
「さっきの衣装どうだった?」
「すごく似合ってたよ。衣装ごとに雰囲気が違うから、毎回ちょっと驚く。」
「えへへ、そう? どれが一番好き?」
「うーん……選ぶのは難しいけど、どれも未来らしいなって思うよ。」
未来は満足げに微笑み、軽くスカートの裾をつまんでひらりと揺らした。
「次の衣装も楽しみにしててね!」
そんな何気ないやり取りをしていると、不意に後ろから声がした。
「未来?」
振り向くと、そこには愛瑠が立っていた。
「愛瑠!」
未来は目を輝かせて駆け寄る。
「やっと会えたね! 連絡してたけど、全然見つからなかったよ!」
「私も探してたんだよ。でも人多すぎて……やっと見つけた!」
二人は嬉しそうに笑い合い、軽く手を取り合う。
未来はふと思い出したように、光也の方を向いた。
「そうだ、光也くん! 愛瑠は学校の友達なんだよ!」
光也は軽く会釈しながら言葉を選んだ。
「はじめまして、光也です。」
「はじめまして、愛瑠です。」
未来は二人の様子を見ながら、にこやかに続けた。
「愛瑠はね、前はLuna推しだったんだけど、今はEcho推しなんだよ。」
「へえ、そうなんだ。」
光也は興味深そうに頷いた。未来の言葉に愛瑠が少し照れくさそうに微笑む。
「うん、いろいろあってね。でもEchoもすごくいいから。」
未来の明るさに包まれるようにして、三人の距離は少しずつ縮まっていった。
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