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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第44話 - 男性ファンとの出会い

毎日2回更新

SNSのタイムラインを眺めていた愛瑠は、ある投稿に目を留めた。


「Lunaのライブ最高だったな!次のイベントも行く予定!楽しみすぎる!」


投稿主のアカウント名は「レン」。アイコンはLunaのキービジュアルを使ったものだった。興奮気味の文面から、かなりの熱量で推していることが伝わってくる。愛瑠は少しだけ迷ったが、思い切って「いいね」を押した。


すると、すぐにレンからのDMが飛んできた。


「あいるさんもLuna推しですか?✨」


愛瑠は一瞬戸惑う。自分の投稿はあまり目立たないものばかりだし、積極的に交流するタイプではない。でも、同じLuna推し同士なら話せるかもしれない。


「はい、ずっと応援してます!」


そう返信すると、レンはすぐに返してきた。


「おお、同士ですね!Lunaのどの曲が好きですか?」


その問いに、愛瑠の指が自然と動く。


「『Starry Starry』が特に好きです。歌詞がすごく素敵で……」


「わかります!あの曲の2番の歌詞、めちゃくちゃ刺さりますよね!」


思わぬ共感に、愛瑠は少し嬉しくなった。それからというもの、二人のやり取りは自然と続いた。Lunaの配信の話、グッズの話、次のイベントの予想――。


レンは明るく、気さくな性格だった。愛瑠が少し控えめな返信をしても、深く掘り下げることなく、程よい距離感で会話を続けてくれる。その気遣いに、愛瑠は安心感を覚えた。


「あいるさんって、すごくLuna愛が深いですよね」


突然の言葉に、愛瑠は驚いた。


「え?」


「投稿とか見てても、Lunaへの想いがすごく伝わってくるし。グッズとかもすごく大事にしてそう」


愛瑠は画面を見つめながら、スマートフォンをぎゅっと握る。自分に自信はないけれど、Lunaを推す気持ちだけは本物だ。それを誰かに認めてもらえたことが、心の奥を温かくした。


「ありがとうございます。Lunaのおかげで、少しずつ前向きになれてる気がします」


そう打ち込んだ後、愛瑠は少しだけ笑顔になった。


SNSを通じての小さな交流。愛瑠にとって、それはほんの少しだけ、自分の世界を広げるきっかけになりそうだった。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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https://x.com/bank26nt

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