第44話 - 男性ファンとの出会い
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SNSのタイムラインを眺めていた愛瑠は、ある投稿に目を留めた。
「Lunaのライブ最高だったな!次のイベントも行く予定!楽しみすぎる!」
投稿主のアカウント名は「レン」。アイコンはLunaのキービジュアルを使ったものだった。興奮気味の文面から、かなりの熱量で推していることが伝わってくる。愛瑠は少しだけ迷ったが、思い切って「いいね」を押した。
すると、すぐにレンからのDMが飛んできた。
「あいるさんもLuna推しですか?✨」
愛瑠は一瞬戸惑う。自分の投稿はあまり目立たないものばかりだし、積極的に交流するタイプではない。でも、同じLuna推し同士なら話せるかもしれない。
「はい、ずっと応援してます!」
そう返信すると、レンはすぐに返してきた。
「おお、同士ですね!Lunaのどの曲が好きですか?」
その問いに、愛瑠の指が自然と動く。
「『Starry Starry』が特に好きです。歌詞がすごく素敵で……」
「わかります!あの曲の2番の歌詞、めちゃくちゃ刺さりますよね!」
思わぬ共感に、愛瑠は少し嬉しくなった。それからというもの、二人のやり取りは自然と続いた。Lunaの配信の話、グッズの話、次のイベントの予想――。
レンは明るく、気さくな性格だった。愛瑠が少し控えめな返信をしても、深く掘り下げることなく、程よい距離感で会話を続けてくれる。その気遣いに、愛瑠は安心感を覚えた。
「あいるさんって、すごくLuna愛が深いですよね」
突然の言葉に、愛瑠は驚いた。
「え?」
「投稿とか見てても、Lunaへの想いがすごく伝わってくるし。グッズとかもすごく大事にしてそう」
愛瑠は画面を見つめながら、スマートフォンをぎゅっと握る。自分に自信はないけれど、Lunaを推す気持ちだけは本物だ。それを誰かに認めてもらえたことが、心の奥を温かくした。
「ありがとうございます。Lunaのおかげで、少しずつ前向きになれてる気がします」
そう打ち込んだ後、愛瑠は少しだけ笑顔になった。
SNSを通じての小さな交流。愛瑠にとって、それはほんの少しだけ、自分の世界を広げるきっかけになりそうだった。
Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。
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