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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
28/100

第28話 - 仲間との和解

毎日2回更新

光也はスマートフォンを手に取り、SNSの通知をぼんやりと眺めていた。これまでの言い争いやすれ違いが、頭の中で渦巻く。推し活仲間たちとの対立は、彼の心に深い孤独感を植え付けていた。


「……このままでいいのか?」


ふと、通知の中に見覚えのある名前を見つけた。以前一緒に推し活を楽しんでいた仲間、リュウからのメッセージだった。


「最近どうしてる? 話したいことがあるんだけど、時間ある?」


その言葉に、光也は一瞬戸惑った。だが、心のどこかで、再び仲間と向き合いたいという気持ちが湧き上がっていた。


「話すだけなら……」


そう思いながら、光也はリュウの提案に応じた。


数日後、カフェで再会した二人。リュウは少し気まずそうな表情を浮かべていたが、先に口を開いた。


「光也、あのときは言い過ぎた。ごめん。俺も、自分の意見を押し付けてたと思う。」


光也は驚いた。謝罪の言葉が聞けるとは思っていなかったからだ。


「いや、俺も……。自分の気持ちばかり考えて、周りが見えてなかった。」


お互いの胸の内を語り合ううちに、少しずつわだかまりが解けていく。そしてリュウは言った。


「推し活ってさ、結局は楽しむためのものだろ? それを忘れてた気がするんだ。」


その言葉に、光也ははっとさせられた。推し活は、Lunaという存在を通じて喜びを共有し、つながりを作るためのものだった。


「そうだな……。俺たち、また一緒に楽しめるかな?」


「もちろんだよ。」


二人は微笑み合い、新しい一歩を踏み出した。その日、光也は久しぶりに心の中の孤独が薄れていくのを感じた。推し活仲間との和解は、彼に新たな楽しみをもたらしてくれたのだった。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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