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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第27話 - オンラインイベントの裏側

毎日2回更新

Lunaの最新のオンラインイベントが大成功を収めた翌日、光也はふとSNSを見ていると、興味深い投稿を目にした。それは、Lunaが所属する事務所の舞台裏の様子を紹介する短いドキュメンタリー動画だった。


画面に映るのは、制作スタッフたちが忙しく動き回る様子。


「こうやって作られてるんだ……」


光也は新鮮な驚きとともに、動画を食い入るように見つめた。これまでLunaが彼にとって「完璧な存在」であったことに何の疑問も抱いていなかった。しかし、この動画はその裏で働く数えきれない人々の努力を浮き彫りにしていた。


コメント欄にも驚きの声が相次いでいた。


「すごい! こんなにたくさんの人が関わってるんだ!」 「推しが頑張ってるのはもちろんだけど、スタッフさんたちも素晴らしいね!」


光也の胸に小さな違和感が芽生える。これまでLunaを応援することで自分もその一部になれたと感じていたが、この動画は彼に新たな視点を与えた。Lunaだけでなく、その背後にいる全員が「推し活」の一部だということを初めて実感したのだ。


その夜、彼は久しぶりにLunaの配信アーカイブではなく、舞台裏の動画を繰り返し見た。いつものように高揚感に包まれるのではなく、心にじんわりとした感動が広がる。


「推しって、Lunaだけじゃないんだな……」


彼の心の中で、推し活の意味が少しずつ形を変えていくのを感じた。それは、Lunaを中心にしつつも、もっと広い世界を受け入れる準備のようなものだった。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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https://x.com/bank26nt

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