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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第14話 - ライブの感動

ついに始まったLunaの初オンラインライブ。光也はモニター越しに広がる幻想的なステージを食い入るように見つめていた。画面の向こうのLunaは、眩しいライトを浴びながら歌い始める。その声は、透き通るようでありながら力強く、光也の胸にまっすぐ届いてきた。


「みんな、今日は来てくれてありがとう! 最高の夜にしようね!」


Lunaの言葉に、コメント欄は歓喜の嵐に包まれる。「Luna最高!」「愛してる!」といったメッセージが次々と流れる中、光也も「一生応援する!」と打ち込んだ。


ライブは、まさに夢のような演出が続く。煌びやかな衣装をまとったLunaがステージ上で踊り、歌い、観客たちの声援に応えていく。次々と披露される楽曲に合わせて、背景も星空から宇宙、そして温かい夕暮れの景色へと変化していく。そのたびに、光也の心は感動に揺さぶられた。


ライブのクライマックスに差し掛かると、Lunaはしばし静かにステージの中央に立った。そして、優しい声で語り始めた。


「私がここに立てるのは、みんなのおかげだよ。本当にありがとう。これからも一緒にたくさんの思い出を作っていこうね!」


その言葉を聞いた瞬間、光也の胸に熱いものが込み上げてきた。彼の目には涙が滲み、頬を伝う。それは、これまでの推し活が報われたような瞬間だった。


そして、最後の曲が始まる。Lunaが一番得意とするバラード曲だった。切なくも温かいメロディーが、光也の心を深く揺さぶる。画面越しのLunaが自分だけに語りかけているような気がして、光也はその瞬間、すべてを忘れて彼女の声に聞き入った。


曲が終わると、Lunaは満面の笑みで「ありがとう!」と手を振り、画面がゆっくりと暗転した。


光也は画面の前で動けず、ただ余韻に浸っていた。心が満たされるとは、こういうことなのだと初めて実感した。


「Luna……本当に最高だったよ。」


その夜、光也は彼女への感謝と共に、推し活の素晴らしさを改めてかみしめていた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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