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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第13話 - ライブ直前の高揚

ついにその日がやってきた。Lunaの初のオンラインライブが今夜8時に始まる。光也は朝からそわそわしていた。大学の講義中も、何度もスマートフォンを確認してはライブの告知ページを開き直してしまう。


「あと何時間だ……」


講義が終わると、光也は急いで家に帰った。部屋に入り、机の上を片付け、パソコンの画面を開く。ライブを完璧な環境で楽しむため、机の上にLunaのアクリルスタンドを並べ、ポスターを壁に貼り、購入したグッズを整然と配置した。


「これで準備はバッチリだな……!」


時計を見ると、ライブ開始まであと2時間。光也は緊張を抑えきれず、何度も椅子に座ったり立ち上がったりを繰り返した。期待と興奮が入り混じる中で、ふとスマートフォンを手に取り、Lunaの最新投稿をチェックした。


「みんな、今日のライブ、一緒に楽しもうね! 準備はできてる?」


Lunaの笑顔の写真とともに投稿されたそのメッセージに、光也の胸はさらに高鳴った。


「もちろんだよ……!」


彼は心の中でそう呟き、ライブ開始までの時間を数え始めた。SNSでは他のファンたちが次々と投稿を上げている。


「Lunaライブ、絶対神回確定!」 「みんなで盛り上がろう!」 「推しの初ライブ、全力で応援する!」


その中で光也は、自分がLunaを応援する一人でありながら、特別な存在ではないという感覚を再び味わっていた。それでも、この瞬間を共有できる喜びが心を満たしていく。


ライブ開始15分前、光也はパソコンの前に正座するように座り直した。呼吸を整えながら、画面に目を向ける。まだライブは始まっていないが、カウントダウンの数字が表示されている。


「10分、あと10分……」


手に汗を握る光也。これまで以上に期待感が高まり、同時に胸の奥に緊張が広がっていく。Lunaがどんなステージを見せてくれるのか、想像するだけで胸がドキドキと高鳴った。


ついにカウントダウンが残り1分を切った。


「Luna……!」


画面を見つめる光也の瞳は輝いていた。初めてのライブという特別な瞬間が、彼の心を高揚させ、彼女への想いをさらに強くしていた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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https://x.com/bank26nt

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