アマリアさんの笑み
今日は何度かお世話になっている、アマリアさんとエマちゃんとの夕食の日だ。
メインディッシュは、アマリアさんが腕によりをかけたお肉のシチュー。
それぞれのやり方でいただきますの挨拶をし。
アマリアさんの料理は今日も美味しく、三人で楽しく食べた。
そんなこんなで夕食も終わり、しばらくエマちゃんも含めた三人でおしゃべりをする。
その時の場所はきまってリビングにある大きなソファーだ。
エマちゃんも眠くなってきたのか、おおきなあくびをし始めた。
「エマ、そろそろ寝ましょうか?」
「うん……おやすみなさい……」
アマリアさんがエマちゃんを連れて、彼女の部屋に向かった。
もう陽が落ちてずいぶんと時間が経つ。
いつもなら、こんなにゆっくりとはせずに帰るんだけど。
アマリアさんがちょっと二人でお話したいことがあると言うので、一体どうしたんだろうと思いつつ食事のあとも滞在していたのだ。
やがてアマリアさんが足音静かにリビングへと戻って来た。
「ふふ、エマもぐっすりです。今日もエマといっぱいおしゃべりをしてくれて、ありがとうございました。ハルカさん」
「いえ、お安い御用です。エマちゃんとおしゃべりするのは僕も楽しいですし」
そう答える僕の隣に、アマリアさんも腰掛ける。柔らかなソファーが彼女の重みをのせて沈んだ。
さっきまでは真ん中にエマちゃんが座ってたけど、いなくなると急にアマリアさんのことを意識してしまう。
い、いけないいけない。要件を済ませて、帰らないと……。
「それで、どういったお話なんでしょう?」
「その……ハルカさんに聞きたいことがありまして」
「何でしょうか?」
僕の再度の問いかけにアマリアさんはにこりと笑う。
エマちゃんと一緒にいる時には決して浮かべないような、蠱惑的な笑みだった。
「アイさん、リンネさんに、色々なことをしてもらっているんですよね?」
「……!?」
予想もしてなかった言葉に、僕は声も出せずにアマリアさんのことを見返すばかり。
アマリアさんは僕の方へと体を寄せ、覆いかぶさるように僕を見つめてきた。
「ア、アマリアさん……!!」
「私も、ハルカさんに色々なことをしてあげたいです……駄目ですか?」
今気づいたけど、今日のアマリアさんはいつもより胸を強調する服を着ていて……。
「だ、だ、だ……」
アイさんやリンネに劣らぬ大きな胸の持ち主で……。
「駄目じゃ……ないです……」
……やがて。
いつもよりずいぶん遅く帰って来た僕を、なんだか怖い笑顔を浮かべたアイさんが出迎えてくれました……。




