28話 友達作り
今回は主人公以外の視点を入れてみました。
どうだったんだろう、感想待ってます。
俺の痛んでいた体は今は普通に動かせるようになっていた、お婆ちゃんの濃厚薬湯のおかげかもう走れそうだ。
「じゃあ君は最近勉強を始めて美冬さんに下級は合格するっていわれたんだね。 いやー、すごいなあでも忍者は勉強だけじゃなくて実技、体術なんかも私の教室ではやってるからね、それは大丈夫なの?」
「あ、はい、実技や忍術は美冬先輩からならっているし、体術は箱尾さんから習い始めたのでで大丈夫です」
「えっ! 箱尾先生に……。そっかあの人の指導受けているなら私が教えることはないかな……」
まる子先生はそう言うと少し元気を無くしたようでそこから少し口数が減っていった。
「へぇ、ここが教室何ですね、けっこうしっかりした作りに成ってますね」
木造の校舎の建物だか綺麗でありどこにも草臥れたような感じを見ることはなかった。
管理人であるこの人のおかげだろうか、それとも最近作られた校舎のだからだろうか。
「ここは勉強の他にすぐに子供たちが体術勝負を始まるのである程度頑丈じゃないといけないんです。
まあ、タカト君やカトリーヌさんがいるときは二人のどちらかが抑えになって静かになるので二人がいるときは大丈夫なんですけどね。
まあ、サボりだったり、海外に行ったりでいないこともあるんですよね」
「最近俺はマメに来てるだろ、授業もきちんと受けるしな!」
胸をはって元気よく先生に反論するタカト、その姿には自信を感じることができた。
それで俺たちは一緒に他の生徒が来るまで俺たちは先生が出す問題に何問か答えて実力を示していた。
「じゃあ次の問題、ホッキョクグマに襲われたときの最適な対処法は?」
「はい!、簡単だぜ、クマが動く前に一撃で頭か心臓を潰すだ」
「うーん、まあ、たしかに出来る人なら出来るからね、……正解」
「何だよその反応、俺は前にヒグマに襲われたときそれで助かったんだぞ」
普通にクマに襲われて一撃で倒すって発想がデンジャラスだな、普通は逃げるが正解だと思いたいけど。先生が求めているのはそんな簡単なものとは違うだろうから俺は…。
「はい先生、俺は忍法砂ケムリの術で視界を遮ってその間に氷河を砕いてそれをホッキョクグマに投げつけて撃退します」
「うんうん、きちんと考えて答えを出したようだね、正解だ、これなら忍検下級合格は間違いないね」
美冬先輩と同じ評価をもらった、次回の試験が楽しみになってきた、是非とも受けてみたい。
しかしタカトはそれが不満なようで不満げな顔をして俺たちをみている。
「でも、先生俺はヒナタ君と同じ正解数だけどまだ合格できてないぜ」
「それは仕方ないですね、君はどうしても力で強引に解決しているからね、筆記がメインの下級だと風間くんにとってむずかしく感じるかも知れないせん。
でも次回なら無事合格出来ると思いますよ」
タカトは未だに合格出来ていなかったのか……、でも一度合格すれば次からは筆記以外も重視されるようになるだろうしすぐに中級でも合格出来るようになるような気がする。
「やった、よっしゃー、これで今年こそは中級に進めるぜ」
タカトがはしゃいでいると、教室の扉が開いた。
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今日は春休み初の授業だ、僕は久しぶりの授業にワクワクしながら階段を登り教室を目指した。
『……、よっしゃー、これで今年こそは中級に進めるぜ』
タカト様の声が聞こえた、僕はタカト様が苦手だった、乱暴でやる気の無い態度が僕にとって好意を持たせるはずがなかった。
教室の扉を開ける。
「おはようございます、マルちゃん、タカト様と……」
僕はは見たことのない少年を見て驚いて固まっていた。
ここに通う子供はほとんどが昔からの知り合い幼馴染みみたいなものだったからだ。
「彼は古河日向君、風間くんの友達で最近忍者の勉強を始めた子だそうで、彼はまだ不馴れなところがあるだろうけど犬山君もこれから気を使ってあげてくださいね」
「あのフルカワヒナタ君ですか……、あ、あの僕はタカト様の子分の犬山謙一と言います」
僕は彼の名前を知っていた、いつもタカト様が話題にしている人だったからだ、僕が彼の子分として誇りを持つようになった頃だ、彼の話を初めて聞いたのは……。
「よ、よろしく。 タカトのことは様って呼んでいるのけどカトリーヌはタカトさんだったんだけど、何が違うの?」
フルカワヒナタ君は不思議そうに俺を見つめている。きっと小学生で様付けしているのが不思議なのだろう。
しかし、それは僕にとってタブーだった、触れたくない過去のトラウマ、今にしてみれば昔のタカト様も僕も大差なかった。
違いがあるならそれはただ強いか弱いかの違いしかなかった。
「あ、はい、そうですね、……それは僕の自業自得です。
小一の時タカト様の実力を見抜けずに挑発、喧嘩を売ってそして負けた、仕方ないんです、振り返ってって考えると自分でも過去の調子に乗ってた自分をぼこぼこにしてやりたいぐらいクソガキだったんです」
フルカワヒナタ、それはタカト様が尊敬している男、彼に憧れ彼のような男になるために変わったタカト様に僕はついていきたいと思ったんだ。
「なあ、タカト許してやったらどうだ」
「うーん、そうだな、ケンイチが一生子分の一生様付けって勝手に言い出しただけだから別に構わないぜ、まあ、これからは友達でいいか?」
彼が居なければ僕たちの関係は今みたいなものでなくもっと殺伐とした関係だったかもしれない。
「許してくれるのですか。ありがとうございます、タカト様ヒナタ君。
ヒナタ君は噂ではとても曲者だって聞いたけどすっごくいい人何ですね。
でも俺はタカト様の友達であっても子分をやめるつもりはありません、これからもよろしくお願いします」
僕はタカト様とヒナタ君の手を握り何度もお礼を言った。
これからは約束でも謝罪の為でなくただ僕がついていきたいタカト様についていく。 僕はそう心のなかで誓った。
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感動的な雰囲気になっている気がする。
ケンイチは何度も俺やタカトに礼を言い、今もタカトと固い握手を交わしている。
「良かったですね仲直り出来て。古河君が来てくれたお陰ですね。
犬山君は小さい頃は他の子より体が大きくて術の習得も道場に通う前から出来てて調子に乗っても仕方ないところもあったんですよ。
それでも五人衆の孫の風間くんには勝てず、風間君が更正するまで道場では日々パシられて、怯える日々だったんです」
まる子先生は二人には聞こえないような大きさで俺にケンイチのことを説明してくれた。
……なんかよくわからないけど仲直り出来て良かった良かった。
「ヒナタ君、僕に出来ることが何でも言ってくれ、力になるよ。
暴れん坊と恐れていたタカトさんを真面目にさせたすごいお方のお手伝いが出来るなら僕も嬉しいよ」
こうして俺の道場での初めての友達ができた。
他の奴はやっぱり俺の噂が原因で未だに距離があるけど絶対仲良くなってやるぜ。




