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第8話「10年寝かせた靴を履いたら、生まれたての小鹿になった」

第8話「10年寝かせた靴を履いたら、生まれたての小鹿になった」


翌日。

夕凪くんと会う。


「麗子さん、これ何?」


昨日、ひかりが撮った写真だ。


「・・・未来投資です」

「10年寝かせてるの?」

「最適な時機を待っています」

「今日じゃダメなの?」

「・・・リスクが」

「じゃあ、今から行こう」

「・・・・・・」

「そこの小道ぐるっと回って帰ろう」

「・・・生存確率が」

「僕も一緒に行くよ」

「・・・」

「着替えたらここで集合」

「・・・はい」


小道一周は。

いつもの靴なら10分もかからない。

30分以上経っていた。まだ道ある。


履きなれない5cmヒール。

カクカクと歩く。

こんなに難易度が高いとは。

コツが分かってきた。


「・・・歩けてる」


直後、崩壊した。

止まる。

絶望。

夕凪くんは私の歩幅に合わせて。

ほぼ止まってくれている。


「・・・あの、先に帰ってください」

「なんで?」

「想定以上にお時間をいただいています」

「いいよ。面白いから」


面白い?


「そうだ麗子さん、このクオカードあげるよ」

「ありがとうございます」

「文代さんから沢山もらったんだ」

「・・・」

「あともう少しだね」


この日。

ヒール5cmのパンプスは封印することを決意。

結果、ワンピースは、たまに着るようになった。


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