恋愛編 第18話「3日間会わなかったら、それは非合理だった」
恋愛編 第18話「3日間会わなかったら、それは非合理だった」
情報収集を続けている内。
夕凪くんの行動パターンを分析。
その行動範囲内に私がいる。
——気がする。
緊急アラート。
これは依存形成の初期段階の可能性あり。
距離をおくことを推奨。
遭遇回避ルート構築。
スーパーやコンビニへの時間帯を変更。
エントランスでの滞在時間、極小。
職場。
昼食のプロテイン。
そして、お昼寝15分。
パワーナップ(積極的仮眠)を取り入れている。
その後。
余ったお昼時間は、お散歩している。
「白川先輩が今、空腹時はミトコンドリアとか、ぶつぶつ言いながら歩いていました」
「あぁ、いつもの事だから気にしないで。仕事は出来るから」
「は、はい。 なんか意外で」
「うん。 無害だから大丈夫」
「わかりましたぁ」
「でもいつもより、ちょっと元気なかったね」
3日後。
帰宅途中、ひかりと出会う。
「麗子、元気ないやん」
「そんなことは——」
「これ食べや」
「グミ・・・ありがとうございます」
その日の夜。
「久しぶりだね」
「・・・3日と6時間ぶりです」
「これ余ったから」
「あの・・・成分は」
「美味しい」
「ありがとうございます」
夕凪くんと偶然会った。
いただいたロールキャベツを食べる。
「・・・なぜか落ち着く」
リラックス効果を確認。
夕凪くん長期不在時。
一日の満足度:52%低下
幸福度:36%低下。
集中力:22%低下。
作業効率:30%低下
安眠度:48%低下
——再分析。
依存性:なし。安心。
理性の保持:あり。脳内麻薬なし。
生活に支障:なし。安全。
問題性なし。
再結論:回避は非合理。
夕凪くんは長期的最適化に必要。
健康寿命の管理対象に。
要約:これからも元気で健康に生きてほしい。




