↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/74

はじまり8

ただ、声だけは出すことができた。


 今自分は痛みに耐えられず、無様に声を上げている。


 そんな状態が、どれほど続いたのかわからない。


 体感的には1年にも10年にも感じた。




 勇者を肉団子にしてから1日後、魔王は、勇者を魔王の間に連れてこさせた。


 魔王は指を鳴らすと、肉団子がほどけ、ぐったりとした勇者が姿を現す。


「女神の信仰を捨てる気にはなったかね」


「……ッ」


 勇者は痛みに歯を食いしばりながら、弱弱しく首を左右に振った。


「まったく、本当に強情だな、お前らは」


 勇者は、魔王をにらむ。


「捨てれば良いのだ、そんな信仰、そうすれば、貴様らにこんなことをしなくても済むというに、なぜわからん、もう信仰を捨て、死んだ方が楽であろうに」


「……」


 猿ぐつわははめ、不細工な息を吐き出しながらも、勇者は魔王を睨み続けた。


「…もう良い、次だ」


 勇者は魔物に引きずられ、部屋を後にする、そして独房に戻る途中で、同じように魔物に引きずられる魔法使いとすれ違った。



(魔法使いまで…俺は…こんなにも弱かったのか)







~~~~~~~~~


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。