土を掘るそして女子高生を探す 7
層番号、A-24。
掘削開始時点で、通常とは異なる反応が出る。
「構造物確認なし。代わりに広域反応残留」
音声が処理する。
これは“文明の形”ではない。
断片だ。
スコップを入れる。
すぐに有機物反応。
人類反応。
だが、規則性がない。
まとまりがあるようで、ない。
掘り進める。
出てくるものは少ない。
武器。
装備。
壊れた記録装置。
だが、前層のような構造はない。
建物の形もない。
「文明構造、消失」
さらに掘る。
断続的に人間反応。
だが、数は少ない。
そして散っている。
記録媒体を回収。
反応は弱い。
電力供給。
映像。
最初は、戦争の残骸。
崩れた都市。
煙。
静止した機械。
その後。
人間。
少人数。
移動している。
武器を持っているが、戦ってはいない。
別の映像。
食料の確保。
少量。
分配されている。
さらに別の映像。
人間が減っている。
会話は少ない。
動きも少ない。
「戦争後残存集団」
記録する。
映像は続く。
しかし変化がない。
同じ構造が続く。
移動。
生存。
資源の確保。
それだけだ。
次第に人数が減る。
理由は記録されていない。
病気か、飢えか、時間かは不明。
ただ減る。
そして——
最後の映像。
一人。
立っている。
周囲に何もない。
音もない。
その人物は、動かない。
数秒。
そのまま停止。
映像終了。
「記録断絶」
装置を切る。
俺は記録を整理する。
「本時代は大規模戦争崩壊後、残存した人類集団によって短期間の延命が行われていたと考えられる」
一拍。
「しかし、資源・人口・構造の全てが崩壊しており、次世代への移行は確認されない」
さらに続ける。
「結果として、文明としての継続は停止し、完全な無人層へ移行した可能性が高い」
それで終わりだ。
この層には、もう構造はない。
人がいない。
残ったのは、痕跡だけ




