no.3 「探訪、空想の始まり」
世界観①
死神界
死神たちが暮らしている。
お互いを人と呼んでいるのは、人間から派生して生まれたから。
開けた場所に出た。背後を確認する。
もう黒い人たちは追ってきてはいなかった。
辺りを見渡す。
ここはどうやら商店街のようだった。
駄菓子屋の前でワイワイとしている子供たちや、商品を吟味する主婦、昼間から騒がしい居酒屋とか。
一昔前の雰囲気がそこにはあった。
この辺りの土地勘はないのだが、僕はすでにこの場所が好きになりそうだ。
とりあえずあの駄菓子屋行ってみようかな。
僕は立ち止まっていた足を動かし、歩き出そうとした。
?
足に力が入らない。それどころか、自分の足が繋がっていないような感覚がしてきた。
僕は膝から倒れこんだ、そのまま足を見る。怪我は、なかった。
「動けないだろ」
声のする方を、ちょうど通ってきた方をそのままの姿勢で見上げる。
さっきの黒い人が、こちらに歩いてきていた。
「さっき足を斬ったからな」
低い声で言われた、僕は困惑した。
斬ったってなんだ?
そんなわけない、足は今もくっついているし、斬られた痛みさえない。
しかし、動けないという事実がこの場にある。
「正確には、機能を斬ったと言えばいいか?」
また低い声でそう言われた。
まるで意味が分からない、わけではないかもしれない。
………なんか、だんだん分かってきた気がする。
今の感覚は、足が動かせないのではない。足が、動く事に気づいていないのだ。
動かそうとすれば、震えるなどの動きや振動があるはずだ、だが今は無い。
─機能を斬る。
それはつまり、脳の信号を受け取る部分が失われたのではないだろうか。
「…何でこんなことを?」
黒い男は、毅然として冷たい目で僕を見下ろして大声で嘲笑う。
「人間が知ることはない」
さっきよりも一段と低くそう言った。
その時、僕は周辺の異変に気付いた。
さっきまでワイワイしてた子供たちも、あそこの主婦も、目の前の黒い男も。
みんな、手に何か持っている。
それは、よくファンタジー作品で見つける、命を刈り取る形をした───大きな鎌だった。
彼らの目線は、目の奥に何かいるような目線は、僕に向けられている。
僕は恐怖。これも事実。
次の瞬間には、僕に───
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懐に続く心は一寸の闇を閉ざして消える。
彼が笑ったのは、言葉に詰まった僕の言葉だった。
いつから?ずっと昔から?なぜ?どうして?
瞳に消えた淡い恋を、君があの子と叶えてしまった。
僕はおいて行かれた
空から降ってきた円盤が強く強く回る。
彼女はアンテナの生えた女の子に似た生命体。
そういえば彼、最近優しくなったなぁ。
ミラーボールにすべてを委ねる、ここで消えてなくなれと。
僕は、またおいて行かれた
内気な君は、運命を信じた。
いつか君が言った言葉が、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
消えない、んじゃない
消したくないだけ、消したくないだけなのか?
「運命は決まってるんです」
「いつか、私とあなたは出会って別れます」
「それをあなたが決めることはできません」
「…絶対?」「絶対です」
「死神の世界で、初めて会いましょう。」
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かたで、いきを、する。
まだ、いきは、おちつかない。
いきなり、はしってるのにとまったから、くるしい。
ひとごみ、みえた。たましいが。
行かなきゃ
鎌が地面に引っ掛かり、そのまま私は振りぬく。
Q、するとどうなる?
A、飛ぶぞ。
私は飛び上がる、比喩ではなくそのままの意味で。
もう彼の魂は、この死神界の空に飛んでいこうとしていた。
それを、掴~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~む!!!!
勢いよく伸ばした手には、柔らかな布のような感触。
魂の先端を、しっかり私の左手が握っていた。
それに呼応したかのように、地上の体がこちらに引き寄せられてきた。
ちなみに
常識だが、人間の身体は魂に引っ張られる。
よく「健全な肉体には、健全な心が宿る」というが、割と合っている。
だが、そんなことを言うやつほど健全ではない。
それは、心が「健全な肉体」だと思ったからで、そこから体が付いてくるのだ。
勘違いしてほしくないのは、「考える」とは、また違うということだ。
いくらぶよぶよな男が「俺は筋肉ムキムキマッチョマンの変態だ~~~!!」などと言っても、
変態にしかなれまへん。無理。
まぁ大事なのは、「物事」を「魂」に「ブチ教える」ことである。
死神の鎌は、人間の魂に対して攻撃をする。
後は、言わなくても分かるだろうね? 言わないからね?
つまり、私が、彼の魂に触れたから、彼の身体が引き寄せられてきた。OK?
閑話休題。
身体を空中で受け止めながら、華麗に着地。でも、背後からはとんでもない音が聞こえる。
「貴様ァ!! 俺の獲物だぞ!!」
どたどたどたどた、こちらに向けて走ってくる。
しかも、彼だけじゃない、さっきの人ごみのほとんどが、こっちに向かって走ってきている。
こんなんじゃ、この人間を助けられない。
な~の~で!!
「そこのカス共!!! 今すぐ地面に伏せろ!!!」
増援、呼んどきました~~~~
あ、わたしはねぇ、この世界で「警備」っていう職についてるの。
人間の世界の「警察」「軍」「フィジカルエリート」とだいたいおんなじ。
さてと、連絡をもう一件。
「もしもし?」
「……はいこちら、フィルドノース西地区、ルスト病院です、どうされましたか?」
「急患」
個人的見解
※興味のない方は、読み飛ばしていただいて構いません。
へぇ~
こんなことになってたんだ~
初めて知ったなぁ~~
え?
考察?
………やだよ、高校の時の話を書きたくない。はずい。
考察 青田ミドリ




