no,4 「被検体と能力」
メインキャラクター紹介②
「ルスト・セレナーデ」 死神
年齢 22歳
誕生日 3月4日
性別 女性
身長 168cm
体重 57kg (85 57 80)
性格 いろんな人から冷たいイメージを持たれているが、全然優しい。
他 警備から副委員長になった異色の経歴を持っている。
自由が好きである。昔ほど本心を周りに見せなくなってしまった。
足掻く。
というのは決して恥ずかしい事では無い。
物事をやめるにしたって、やらずにやめるかやってからやめるかで、これからの人生に多大な影響が及ぶ。
死ぬ──
つまりそれは、生命の終了にも同じことが言える。
最後まで生きていようと、闘病する。
さっさと楽になりたいと、闘病をしない、やめる。
私は、それらを分別─────しない。
別に、生き方なんて自由ですよね。
その選択権はいつだってその人自身にあるもので、他者がコントロールするものでは無い。
と、言い訳を並べ立てても、自由には実際生きられない。
私はずっと、何か、うーん、満足していない。。?
分からないので、私は一人芝居をやめる。
母の墓の前で、そっと手を合わせた。
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白衣のポッケに手を入れながら歩く。
昔からこうだった訳じゃないが、自分には今、かなり遅めの反抗期が来ている。
何せ、価値観が合わない。私がサッカーに誘ってるのに、柔道着着てくるようなものだ。
今の生活は、ぶっちゃけすごく安定している。
でも、正直刺激が足りないのも事実だ。警備をやってた時はもっと元気だった気がする。
現在は、医者の父の助手をしてる。
もう薬品の位置とか、器具の位置も覚えてしまった。まだ一か月も経ってないぞ。
自分の才能が恐ろしい。
何でもできるのに、こなせるのに、満足できないのは傲慢だろう。
でも、それでいいのでは?
文句を言ってくる人も多いが、それも一つの意見であるわけで、
最終的な決定権はすべて私が持つものだし、気にしないで生きてきた。
スマホを取り出す。
学生時代の友人が、軒並み幸せな家庭を築いている。
私が幸せになれないのは、こういった人たちをどこかで軽蔑していたからなのだろうなと、思う。
達観は、最も不幸せなムーブメント。だからと言っても、今更だ。
スマホに通知が届く。
「急患、急いで戻ってこい」
私は、駆け足で病院に走った。
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「患者は?」
「これですね、魂が三か所いや、四か所いかれてて」
「くっつけるしかないかな」
「セレナーデさんまだ!?」
「お墓参りだよ、近くのとこの、この時間は毎日だ」
病院の中は、若干パニックになっていた。
こんな時期に急患が来るのは珍しい、もっと季節の変わり目に来るものだが。
さらに、手術のできる人が外出しているのだ。
そして、患者がすごい重体だ。上体に二つ、足は完全に魂が切られていた。
原因はあらたか想像できる。さっきのニュースのあれだ。
人間の世界で、とんでもない事故が起こったとか何とかで、男どもが全員外に向かっていった。
その時に巻き込まれたか、魂の獲り合いに巻き込まれたか。
ふとベンチのほうを見ると、警備の服装をした人がいた。
なるほど、後者か。
その時、病院へ駆け込む人の姿が見えた。
金髪の髪に、ジャケット、中から白衣が見え隠れしている。
「珍しいね? こんな時期に急患なんて」
彼女は、けろっとした調子で急患を見た。
「うわ、酷いなぁこれ、8時間コースだぞ」
「どうします? 今からすぐやります?」
「んや、ちょっと話を聞いてくる」
彼女は、あの警備の人のところに向かっていった。
さてと、私たちは手術室に
「ちょっと待ってくれ、その、急患のやつ」
男性の声で私たちは呼び止められた、この病院のトップの声だった。
その男は、こちらに歩いてくる。
「その急患は、私に引き受けさせてくれ」
私たちと周囲がどよめいた。
いや、技術はあるのだろう。院長はまだ若いから細かい動きもできる。
あとイケメンだし。
「………」
警備の人に話を聞きに行っていた顔が、一瞬で敵意むき出しの顔になっていた。
結構楽しそうな感じだったのに、もうあんなキレてる。
「不満か? じゃあ手伝ってくれ」
しかし、彼は頭がいい。
ここで争っていても、結局は何の意味もない。
「……まだなんも聞けてないけど、いいや」
そうして彼女は、瞬きの間に表情を戻して、警備の人に会釈した。
「手術は二人だけで行うから、他の物は入ってくるな」
私たちはそうした。イケメンなんだもん。
目の前で、患者が運ばれていく。
ふと疑問が出た、魂の取り合いに巻き込まれたというのであれば、上体にだけ切り傷があるはずだ。
だとして、足はなぜ斬られたのだろう? まるで意図的に斬ったような………
続きの思考は、おなかの音によってかき消された。
飯行こ。
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私は、手術用の白衣を手に持ちながら、彼の、父親の後を追いかける。
すると、父は私に気づき、少し止まってくれた。
「父さんがやるってことはさぁ、そういうこと?」
「あぁ、実験だな」
実験。
私の父は、あんまり仕事をしない。
母が死んでから、もっとしなくなっちゃったけども。
やってない期間は、ずっとある研究をしていた。
「能力」の研究だと言っていた。
いつか、誰にでも「能力」が使えるような世界にするのが夢だと、御年44歳は言ってのけた。
ここでは説明は省こう。
「セレナーデ、気付いたかい? この被検体は人間だよ」
「まぁ、うすうす気づいてたけど、警備の人、言いづらそうだったし」
「へぇ、あの人お前の後輩じゃないっけ?」
「うっさ」「はいはい」
手術室に入って、父は戸棚の奥にあるレバーを引いた。
瞬間、この部屋が下降していく。
この下は、父親の研究所になっているのだ。
ここで冷静に考えてみてほしい。
いま行われている行為は、倫理に反しているし、もちろん重罪だ。
しかし、こういったことを私は許している。
理由は三つ。
・この実験は、あくまで医療行為が前提であり、患者は絶対に治る。
・父は院長であり、私は副院長、権力がこわい。
・これは、死んだ母の実験を引き継いだ物。
もちろん、この病院も。




