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観察者A-その5-

※音凪と透真 高校生


とある日の朝。

校門前で友人の姿を見つけた知崎は、小走りで友人の元まで駆け寄り声をかけた。


知崎「丹田〜! おはよー」

丹田「……はよ」

知崎「え、そんな迷惑そうな顔すんなよ」

丹田「眠いんだよ……」

知崎「寝不足かよっ! どーせまたゲームで徹夜でもしてたんだろー?」

丹田「あと少しでランクが上がるところだったんだ……」

知崎「上がったの?」

丹田「上がった」

知崎「おー。おめっとー」

丹田「んー」


二人でたわいもない話をしながら校舎に向かっていると、知崎はある場所を見てふと足を止めた。

そして徐にスマホを取り出して、操作をし始めた。


丹田「何してんの?」

知崎「日比谷に連絡してる」

丹田(連絡先知ってんのかよ……)


丹田「つか何で急に日比谷?」

知崎「晴海さんが男と校舎裏に行った」


真剣な顔で答えた知崎に、丹田は半目で見ながら呟いた


丹田「……お前らやっぱり、実は仲良いだろ」

知崎「仲良い奴を半殺しにしないって」

丹田( それもそうか )


数分後。

校舎前の木の影に、飛んできた透真が音凪の元に行く様子を、にやにや眺める知崎の姿があった。


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