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新たな攻略対象者

皆さんお久しぶりです!!花園 リラです。

投稿しないまま半年過ぎてしまいました。読者の皆さんに本当に申し訳なく思っているとともに今日この日まで待ち続けてくださったこと、本当に感謝しております。

これからも応援よろしくお願いいたします

m(_ _)m

扉が開いたのに中に入らず固まっている私をみてソフィアが恐る恐る私に声をかけた。


「ど、どうしたのリリス。何かあったの?」


うん。言えないけど大有りなんだ。うん。私は顔をひきつらせた。


「だいじょうぶよ…たぶん」


だいじょうぶと言いつつも進まない私をみて今度はスカーレットが言った。


「具合でも悪いんですの?」


うん。具合悪いかも。これは幻覚かな?幻覚だったらうれしいなあ。保健室に逃げようかな。


「あははは…悪くないよ…たぶん」


よし、もう逃げよう。現実逃避しよう。私には無理です。


私はからだの向きをかえ走り出した。が、即座にディルクに捕まった。


「何してんだよ。早くはいんぞ」


くっ、空気の読めないやつめ。もとはお前が扉を開けたのがいけないんだぁ!!!


私はディルクに引っ張られ地獄の地に足を踏み入れてしまった。

カイン殿下が座っているのは私の席だ。そのとなりにカイン殿下にべったりとくっついたヒロイン、カノンがいる。さらにさらにその周りに新しい攻略対象者が二人もいるのだ。今の今まで殿下とカノンに気を取られていたせいか、気づかなかった。


新たな攻略対象者一人目、ルイス・ベルガット。

彼はベルガット侯爵家の長男であり、このゲーム最大の女好きだ。数々のテクニックで数多の貴族令嬢を虜にした。そして貴族令嬢だけでは飽きたらず、街に出れば平民の女性をも手玉にとっている。


そして二人目、テオドール・シルヴァーニ。

彼はシルヴァーニ侯爵家の次男だ。かわいらしいルックスと笑顔でこちらも数多の女性を虜にした。前世でもテオドール担通称テオ担によってテオドール愛好会が結成されたほどだ。しかし騙されてはいけない、そのルックスと笑顔の裏には腹黒い性格が隠されているのだ。まぁテオ担の方々はそこがまたいいと推していたんだけども。



「噂には聞いていたが、これほどとは。よかったら僕とこの後どうかな?」


ルイスが私に手を差しのべたがその手が私のもとへ届くことはなく、カイン殿下によって無情にもはたきおとされた。


「遠慮しておきます。また機会があったら誘ってください」


「そうか、残念だな。じゃああし…」


言葉を言い終える前にカイン殿下に殴られその後はお腹を抱えて何もいわなくなった。…カイン殿下グッジョブ。


今さらだけどゲームにこんなイベントなかったはずだけど…。どこかで狂った?私がこのゲームに転生したから?それともなにか他のきっかけがある?他のことがきっかけとなったとしたらなにが原因なんだろう。……まあ今考えても仕方がないか。

というか、さっきからカイン殿下にべたべたしているカノンはなんなのだ。はじめからこんなにスキンシップ多めだったっけ。

私の視線に気づいたのか、カノンは私に手を差しでしてきた。


「あなたがリリスさんね。これから仲良くしましょ」


うわぁー。いかにもヒロインって感じだなあ。自分の身分を笠に着る訳ではないけど、身分が自分より上のひとの名前を許可もなく勝手に呼ぶのは非常識だ。


「こちらこそよろしくおねがいします。ですが、初対面なのに名前で呼ぶのは非常識では?」


カノンは私が注意をすると目をうるうるさせた。


「ご、ごめんなさい。気がつかなくて」


…ほんの少し話しただけでわかった。私この子と合わないわ。



夢の学園生活は前途多難です。

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