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ヒロイン

…遂にこの日がやってきた。

今日は魔法学園の入学式だ。


ゲームの舞台となっているここで、ヒロインは攻略対象者達と出会う。


ゲームのヒロイン、カノン・シュベルト。

平民の生まれだが、生まれながらに魔力を有していたため男爵家に養子としてはいり、学園に入学するのだ。

容姿はうすいピンクの瞳に瞳よりは少しだけ濃いピンクの髪のカワイイ系美少女だ。


普通平民に魔力が現れる事はほとんど無い。

だから、通常貴族の子供たちは生まれてすぐに教会によって自身の魔力を魔力暴走が起きないようにするため、学園に入学するまで封印されるのだが、平民にはほとんど現れる事が無いためそのような事はされないのだ。


しかし、彼女のように例外もある。

そういう場合は、貴族の家に養子に入り正しい魔力の使い方を学ぶために、魔法学園に入学するのだ。


ちなみに私も教会で生まれた時に自分の魔力を封印されている。

それなのに魔法が何故使えるのかを教会で調べたところ、今私が使っている魔力は封印している魔力のおこぼれだそうだ。

なんでも私の魔力が大きすぎて全て封印する事が出来なかった、ということらしい。


だから、私は封印が無くなった時の自分の魔力の量がどれくらいになるのか、とても楽しみにしている。

魔力が解放されれば、今まで使うことの出来なかったSランク魔法も使えるかもしれないという期待を込めて。




私は朝起きて学園の制服に着替えた。


学園は制服制だ。しかも結構可愛い。

白を基調としたワンピースタイプで、肩に学園の紋章がついている。

胸元にはリボンがついていて、学年ごとに色が違っているらしい。

ちなみに私たちの学年は赤色だ。

あとは、ボタンが六つリボンの下についている。


デザイン性があって、生徒からも人気があるらしい。


朝食を食べ、その他諸々の支度をして部屋を出るとドアの前でリヒトが待っていた。


リヒトも私同様、学園の制服を身にまとっていた。

男子の制服は女子と同じく白を基調としている。

ブレザーでネクタイはリボン同様学年の色だ。


リヒトが何故学園の制服を着ているかと言うと、それはリヒトも私たちと一緒に学園に通うからだ。

学園は通常貴族の子供たちしか通うことは出来ない。

では何故? っと思った方もいるだろう。


それは、リヒトも魔力を持っていたからだ。


分かったときはびっくりした。そりゃもう、びっくりしすぎてひっくり返った。

だけど、リヒトと一緒に学園に通えるという事実がとても嬉しかったのだ。


「リヒトおはよう」


「おはようリリス。いい朝だね」


そう言ってニコッと微笑むリヒト。

出会った頃より成長してイケメンぶりに磨きがかかった。


「そうね、入学式日和だわ」


二人で馬車に乗り込み、学園に向かった。


着くともうクラスの発表がされたのか、みんな大きな掲示板の前に集まっていた。


「クラスが発表されたみたいね。行ってみましょうか」


その言葉にリヒトは頷き、二人で掲示板の元へ向かった。


掲示板の前で自分の名前を探す。

えーっとリリス…リリス・ランバーノは…


「あった!」


見つけた!案外上の方にあって見つけやすかった。

同じクラスの人をみてみると、ソニアとスカーレット、リヒトそれからディルクも同じクラスだった。


殿下とヒロインの名前を探すと隣のクラスで二人は同じクラスのようだ。



やったああああああ!殿下とヒロインとはなれられたあ!これで、安らかな学園生活が送れる!










…今になって思うとそう思っていた私はまだまだ甘かったのだろう。










いやあ、やっとゲームの舞台にやってきました。

そして皆々様。いつも応援ありがとうございます。

これからも学園でのリリス達の日常を見守ってください。

それと、宜しければブックマークと下の星ちゃん達↓★★★★★をぽちぽちっと色をつけてくださると作者、嬉しゅうございます。

これからも応援よろしくお願いします。

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