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鼻血

お久しぶりです、皆々様!

更新が遅くなってしまいすみません!

よーやく殿下が喋ります笑

では楽しんで読んでください。


私はすぐに殿下から顔を逸らした。

とりあえず鼻血よ止まれ、止まるのだ!

こんな公衆の面前で鼻血を出したら笑い物だ。

必死に鼻血をとめ、私はもう一度殿下の方を向いた。


あぁもう、さっさと挨拶をして避難しなければ。


「お初にお目にかかります、王太子殿下。私はランバーノ家の長女リリス・ランバーノと申します。以後お見知りおきを」


そう言って淑女の礼をした。


「…グラディネス王国第一王子、カイン・グラディネスだ。よろしく」


ほぼ無表情と言える顔のまま、殿下が私にいった。

相変わらずクール!でもそこがいいのだ、私の推しよ!

もう少しこのお顔を拝み、声を聞いていたいところだが、これ以上ここにいると私の鼻血が再来する。


よし、帰ろう。


「では、私はこれで」


殿下は何故か目を見開いて驚いていたが、私は気にせずもう一度殿下に礼をして、ご令嬢達によって作られた令嬢ロード(笑)を通ってその場を去った。


一旦休憩しようと、ラウンジの方へ 足を運ぶとそこには既にソニアとスカーレットが居た。


「ここにいのね、二人とも」


私が声を掛けると外をみながら話していた二人は振り返った。


「リリス!リリスが囲まれて大変そうだったからスカーレットと二人で邪魔しないようにここで待ってたの」


「べ、別に私はあなたを待ってた訳ではないわよ」


「邪魔なんかじゃなかったのに」


「まぁ、みんなリリスと話したかったんだよ」


「?そうなのかしら」


「うん、そうだよ。それにしても今日は一段と綺麗だね二人共!」


興奮気味に目を輝かせて言うソニアが可愛かった。


「あ…ありがとう。べ、別に喜んでなんかいないわよ!それに綺麗なのはソニアもでしょう」


確かに今日の二人はとても綺麗だ。

ソニアは瞳とおなじエメラルドグリーンのプリンセスラインのドレスで髪は緩く巻かれている。

スカーレットも瞳とおなじアメジストの色のドレスだけど、色が下にいくほど濃い紫になっていてとても綺麗だ。


「確かに今日はみんな綺麗ね」


ふふっと笑うと二人も私につられて笑った。


三人で楽しく話していると、どうやらダンスの時間になったようで音楽が流れ始めた。

そのまま二人と別れ私はホールに戻った。


戻ってきたはいーけど踊る人居ないんだよなぁ。

普通は婚約者と踊るんだけど私婚約者いないしなぁ。

まぁ一応殿下の婚約者候補ではあるけれど。

一緒に踊るなんてことがあれば距離が近すぎて今度こそ鼻血が出るわ。笑


どうしようかなぁと思いながら会場内をふらふらしていると見覚えのある赤髪が。

…これはちょうどいいところに。


「ディルク!」


「んぁ?」


「私と踊ってくんない?」


「…………………………………………………………………は?」


いや、いくらなんでも間が長すぎやしないか。

そんなに私と踊るのが嫌なのか。


「私と踊るわよね?」


にっこり笑顔で私がもう一度言うとディルクはひきつった笑みを浮かべた。


「あ、ああ」


私はその返事に満足し、ディルクを引っ張り踊っている人達の中に入った。


「これ…絶対後で怒られ嫌がらせをされるやつだ」


ボソッとディルクが何か言っていたが気にしなぁーい気にしなぁーい。


踊り始めると思ってきたより顔が近くなってびっくりした。

やっぱり殿下と踊んなくて良かったわ。踊ったら鼻血がね……鼻血が。


ディルクもちゃんとダンスの練習をしていたのか結構リードが上手くてびっくりだ。

近くでみるとディルクも結構なイケメンだよねぇ。

まぁ攻略対象だから、当然なんだろうけど。

普段一緒に居すぎて忘れてた。


あっそういえば、こいつ私が楽しみにしていたケーキを勝手に食べたんだよね。

その時の恨み今晴らしてやるわ。


私はディルクの足を思いっきりヒールで踏んずけた。


「いっ!!」


ざまぁみやがれ!食べ物の恨みは恐ろしいんだぞ!

ディルクの涙めになっている顔をみて私は優越感に浸った。

すると、ディルクは私の視線に気づきジトっとこちらを睨んだ。


「お前今、俺の足わざと踏んだだろ。しかもくそ高いそのヒールで」


「なんの事かしら?全然身に覚えがないわ」


私が惚けると確信犯めっといってため息を吐いた。


そのまま踊っているといつの間にか曲が終わった。


「ありがとう。助かったわ」


私が素直にお礼を言っているのにこちらをちらりと見てまたため息を吐いた。


「お前とはもう踊りたくない」


「また宜しくね、ディルク」


「……はあ」


もう、そんなにため息を吐いていたら幸せが逃げるわよ。

そう言おうとしたら、ディルクが目を見開いて固まっているのでどうしたの?といいながら私もディルクが見ている方向をみた。


そして、私もディルク同様固まった。


………だってそこには殿下がいたから。


「さっきぶりだな」


王子再来。

ああ…鼻血が。





















評価、ブックマークありがとうございます。

ポイントが増える度、ブックマークが増える度私は発狂致しております。

(近所迷惑なのでこれからは少し自重しようかとかんがえています)

また、感想などもお待ちしております故何卒よろしくお願いします。


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