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国王陛下

間に合いましたー。

もう今日は更新できないかと思って焦りました。笑

では、今回も楽しんで読んでください!

そして翌日。

朝から私は大忙しだった。多々でさえ、国王陛下にお会いすることに緊張して浅い眠りにしかつくことが出来なかったのに、朝の3:00にメイド達によって叩き起こされた。

起きた後はまず湯浴み、それからドレスに着替え髪を結われ、軽く化粧もされた。

陛下にお会いする前に体力を使い果してしまいそうだ。


ちなみに今回私が着たのは薄いピンク色のドレスだ。裾がふわっと広がっていてとても可愛い。元々髪も瞳も銀色と色素が薄い私にはよくあっていた。


準備が終わったので私は待っているお父様やリヒトがいる玄関へと向かった。ちなみに今回お兄様は一緒にはいかない。領土の視察に行かなければならないそうだ。


玄関へと続く階段を慣れないヒールに苦労しながら降りていくと、お父様は護衛の人と話していてリヒトは外を眺めていた。


「お父様、準備が出来ました」


「おぉ、出来たかでは……」


声をかけるとお父様とリヒト、護衛の人達はこちらに振り向き、そして…固まった。


「?どうかされました?」


全員固まってしまったので、何かあったのかと私は首をかしげた。しかもうっすらだが、みんなの顔がうっすら赤くなっている気がする。

何か赤くなる事でもあったのだろうか。


「…俺の娘はやっぱり可愛い。今からでも遅くはない陛下に会わせるのは止めにしようか…」


「可愛い…」


「天使か?天使なのか?」


私は不思議に思いながらも何かブツブツ呟いているみんなを放って置き私はさっさと馬車に乗った。


「早くしてください。置いて行ってしまいますよ」


私が急かすとやっと正気に戻ったのか、全員急いで馬車に乗り込んだ。




______________



王城に着いたと御者が言ったので、私は差し出されたリヒトの手を取り馬車から降りた。

初めて見た王城は想像していたものよりはるかに壮大で美しかった。

外壁は白で統一されており、まさしく「白亜のお城」、前世にあったシンデレラのお城のようだった。


「うわぁ。すごい」


一人で感激していると、一人の男性が私達に近づいてきた。


「お久しぶりです。リリス嬢、宰相閣下」


私はその男性の顔を見て顔を綻ばせた。


「こちらこそお久しぶりです、ガルトさん!」


「ディルクがよく遊びに行かせて貰っているようで、迷惑はかけていないですか?」


「いえいえ、全然。私も結構楽しいので、気にしないで下さい」


「そうですか、なら良いのですが。これからもあの子と仲良くしてやって下さい」


「はい、勿論です」


やっぱりガルトさんはいい人だ。礼儀知らずのあいつなんかと全然違う。なんでガルトさんの息子があんなやつなのか本当に不思議だ。


「おい、ガルト。さっさと案内しろ」


「これは失礼しました、宰相閣下」


ガルトさんが少しふざけて言うとお父様は苦い顔をした。


「よせ、いつも通りでいい。ガルト」


「はいはい。じゃあ、陛下もお待ちだから行こうか」


ガルトさんを先頭に私達は王城の中入った。

王城は見た目だけでなく中も凄かった。床にはもふもふの赤い絨毯が敷かれていて、ピカピカだった。The お城って感じだ。


曲がったり、階段を上ったりしているとやがて大きな扉にたどり着いた。

扉の前には二人の門番がいた。


「ランバーノ公爵とそのご令嬢だ」


門番は、はっと返事をして扉を開けた。


扉が開かれ、私達は中に入った。

入るとすぐにガルトさんがその場に跪いた。


「国王陛下、お連れしました」


「あぁ」


威厳のある低い声が部屋に響いた。声だけで、今声を発したのが国王陛下だと分かった。


「初めまして、国王陛下。ランバーノ家の長女リリス・ランバーノと申します」


緊張で声が震えそうになるも、はっきりと話し淑女の礼をした。


「面を上げよ」


顔を上げるとまず目に入ったのは、優しい笑みを浮かべた陛下と王妃様だった。

さすがは攻略対象カイン王子の両親、超絶美形だ。

陛下は王子と同じ黒髪に濃い青い瞳、王妃様は綺麗な茶髪で水色の瞳をしていた。


「話に聞いていた以上で驚いたぞ、ハルト」


「私の娘だからな」


「まぁ、お前の娘が礼儀知らずのはずがないよな」


そう言って陛下は笑った。

いやいや お父様、陛下に対してタメ口ってどうなの…。


「では、本題に入ろうか。リリス嬢、君は魔法学園に入学していないにも関わらず、魔法が使えるときいた。しかも使うことが出来るものがごく僅かのAランク魔法も」


急に話を振られ、驚きながらも答えた。


「はい」


「それは今見させてもらう事は可能か?」


今ここでっ!?…事前に言っといてくれよ。

私は心の中で文句を言うも、顔には出さず平静を装った。


「はい、可能です」


「では、何でも良いのでAランク魔法を見してくれ」


お父様とお兄様以外に魔法を見せるのは初めてだったので、緊張しながらもついこの間出来るようになった新しいAランク魔法を使った。


「では、いきます。皆さん少しの間だけ我慢してくださいね」


「「「?……っ!?」」」


私の言葉に始め不思議そうな顔をしていたが、突然床に倒れた。起き上がろうとするが、起き上がれない。腕を動かすことすらままならないのだ。


私はその様子を見て魔法をといた。


「どうでしょうか、Aランク魔法は」


各々に皆立ち上がり、驚愕していた。

一番に口を開いたのは陛下だ。


「リリス嬢、今の魔法はどういった魔法なんだ?」


私はふふっと笑った。












「今のは重力を強くする魔法です」














番外編アンケートについてですが、ぞくぞくと意見が集まってきています!

この前書き忘れてしまったのですが、他の人に見られるのが嫌な方は直接私にまメッセージを送ってもらって構いません。


次は番外編です!

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