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楽しい時間

遅れてすみません!

カイの登場はちょっと少なめです。

 笑いがおさまった後、私達はお兄様たちのお菓子を買ってお店をを出た。

 私もカイも特に行きたいところはなかったため、お店を出た後は街をぶらぶらしながら、気になったお店、屋台にいった。

 焼き鳥に綿菓子、りんごあめ、カステラ(食べるものがほぼ夏祭り)とたくさん食べたのでもうお腹はいっぱいだ。


「もう、無理だぁー」


 私は道の端にあったベンチに腰をかけながらいった。

 カイはそんな私をみて、笑った。


「そりゃ、あんだけ食べればな」


「言うほど、食べてないけど…」


「いや、食べてただろ」


「食べてない!」


「食べてた」


「食べてない!」


「食べてた」


 そんなに食べてないじゃん!だって、焼き鳥に綿菓子にりんごあめ、カステラだよ?私は頬を膨らませた。


「ふっまぁ、そういうことでいーよ」


 やっと、認めたか。私はにやっと笑った。

 カイはそんな私に見向きもせず、オレンジに染まり始めた空を見上げた。


「…そろそろ帰るか」


「うん、そうだね」


 楽しい時間はあっという間だ。もう少しカイといたいけれど、これ以上遅くなったらお兄様も模擬戦から帰ってきたリヒトにも心配されてしまうだろう。


「じゃあね」


「ああ」


 私がカイに手を振るとカイは右手を軽く上げて返した。

 そのまま私たちはそれぞれの道を歩きだした。



_____________

 家につくとリヒトはもう帰ってきていて、玄関で迎えてくれた。


「おかえり」


「ただいま」


 私が着ていたコートをメイドのララに渡しているとリヒトが私に近付いてきた。


「ケガはしてない?誰かに声をかけられたりとかしなかった?怪しいやつとかにじろじろ見られたりしなかった?」


「だいじょーぶだよ。そんなことなかったから」


 過保護すぎやしないか。まぁ、心配なのはわかるけども…


「あっ」


「ん?」


 誰にも声をかけられなかったけど、自分からは声をかけた。


「今日街で、カイに会ったよ」


 リヒトは一瞬固まったが、すぐにもとに戻って黒い笑みを浮かべた。


「ふぅーん。カイにねぇ。で、一緒に遊んだの?」


 私はそんなリヒトの様子に戸惑いながらも答えた。


「?うん、そうだよ」


「へぇ、そっか」


 また黙ってしまったリヒト。私は不思議に思いながらリヒトをみつめていたが、すぐに大切なことを思い出した。


「あっ」


「今度はなに?」


 私は持っていた鞄からさっき買ったお菓子を取り出してリヒトに渡した。


「はい、これ」


「?どうしたのこれ?」


 渡されたお菓子をまじまじと見つめているリヒト。


「それ、リヒトにお土産。今日リヒト、街に行きたかったのに行けなかったでしょ?」


 笑いながら言うとリヒトはぽかんとしてでもすぐに笑いながらぼそっといった。


「ふっ…そーいうことじゃないんだけどな。僕はリリスが街に行くって言うから僕もリリスと行きたかったんだ。」


「でも、ありがとう」


「どーいたしまして」


 私は最後のありがとうしか聞き取ることができなかったが、リヒトの様子がもとに戻ったので良かったと安堵した。


 

どうでしたか?

こんな話が読みたい!このキャラのこんな姿がみたいなど、リクエストがありましたら遠慮せずにじゃんじゃん言っていただけると嬉しいです。

(*´▽`*)

では、次回もお楽しみに!

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