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再会

最近投稿できなくてすみません!

では、楽しんで読んでください!

 街でディルク達と会って数日。私はまた、街に来ていた。

 今日はリヒトと一緒ではない。何故かというと、リヒトは今日、ディルクのお父さんガルトさんが団長を務める王国第一騎士団で行われる模擬戦に呼ばれているのだ。

 つい最近剣術を始めたリヒトは、ずば抜けた才能とセンスがあったらしく、始めてすぐに才能を開花させこうして騎士団の模擬戦に呼ばれるまでになった。


 今日私が街に行くと知って騎士団に行くのを止めると言い出したので、必死で止めた。

 そして数時間の激しい討論の後、しぶしぶリヒトが頷き、私は今こうして一人で街に来ているのだ。


 私がふらふらとお店をみながら歩いていると、みたことのある後ろ姿をみつけた。

 私は近付いて声をかけた。


「こんにちは。カイ」


 声をかけるとカイは私の顔をみて目を少し見張って驚いていた。

 (ん?なんかデジャブな気がするけど…)


「久しぶりだな。と言ってもそんなに日にちはたっていないが」


「確かにそうね。で、今日はどうして街に?」


 私がきくとカイは突如、苦虫を噛み潰したかのような顔になった。


「ちょっと抜け出してきたんだ。少し疲れて」


私はそんなカイの様子に笑いながら言った。


「そっか。でも、たまには休憩も必要だよね」


 そう言うとカイは私の言葉に、だなと笑って言った。


「そうだ!じゃあ一緒に街をまわらない?今日はリヒトが居なくて私一人で少し寂しかったの」



「ああ」


 私がカイにそう提案すると、カイは快く受け入れてくれた。


「カイはどこか行きたいところある?」


「特にないな。いいよ、リリスの行きたいところで」


「分かった。じゃあ、もし気になったお店とかあったら言ってね」


「ああ」


 そんな会話をしながら私たちは歩きだした。

 私はリヒトとディルク、お兄様にお土産でお菓子を買っていこうと思い、お菓子屋さんを探しているとおしゃれなお菓子のお店を発見した。


「ねぇ、あのお店に行っていもいい?」


 私がそう言うとカイは頷き、二人でそのお店の中に入った。

 中もやはりおしゃれでいろんな種類、いろんな色のお菓子が並べられていた。


「うわぁー。すっごいいっぱいあるね」


 私が店内を見回しながら、言うとディルクもお菓子の数や、内装に驚きながら


「ああ。本当にすごいな」


 と言った。


 いろんなお菓子を見た結果お兄様はスコーン、リヒトはマフィンに決まったが、ディルクのお菓子はクッキーかマドレーヌで迷っていた。


「うーん。どっちかなぁ」


 私は二つのお菓子を机において吟味していた。

 うーん、やっぱディルクはこっちかなぁ……


「クッキーの方がいいんじゃないか?」


 突然耳元で聞こえたイケボに悲鳴を上げそうになった。(悲鳴を上げなかった私、グッジョブ)

 声が聞こえた方を見ると、私のすぐ側に立ちさっきまでの私同様クッキーとマドレーヌをみているカイがいた。

 私がカイの方を見ているため顔の距離が四センチほどだ。

 いや、近い近い近い!しかも、声がイケボすぎ!いや、前からイケボだなとは思っていたけれども、こんな耳元で言われたら失神する!

 私は自分の顔がボボッと赤くなるのを感じながら、


「や…やっぱり、そう?私も今クッキーにしようかなって思っていたところだったの」


 私は必死で平常心を保ちながら言った。


「どうした?顔が赤いが、熱でもあるのか」


 そう言って綺麗な顔を更に私に近づけ、手を私のおでこにあてた。

 やめてぇー!近い近い近い、さっきよりも近い!顔が赤いのはあなたのせい、熱はないから早くこの手と顔をどけてくれ!

 私は心のなかで叫びながら、カイが離れるのを待った。


「いや、熱はないな」


 熱はないからそのまま離れてください!


「ほんとに、大丈夫か?」


 いやぁぁぁぁ!もっと顔を近づけないで!まじで失神する!


「だ…大丈夫でしゅっ!」


 あ、噛んだ。急いで言い過ぎて噛んだ。カイの顔をちらっと見てみるとぽかんという顔をしていたが、すぐに笑いだした。


「ふっそうか、大丈夫か。…なら、いいんだが」


 言いながら笑っている。私は恥ずかしさでまた、顔が赤くなってしまった。


「もうっ、知らない」


 私がふんっと言ってディルクのクッキーとお兄様たちのお土産を持ってレジへ行こうとすると


「悪かった」


 慌てて私を追いかけてきたカイが謝った。しょうがない、許してあげようと思ってカイの方を見ると、なんと謝りながら笑っていたのだ。


「笑っているじゃない!」


 私はそんなカイに怒りながらもこのやりとりが面白くて笑ってしまった。


 二人で笑い合うこの時間が、もう少し長く続いてほしいだなんて、柄にもなく思ってしまった。




 


 



次もお楽しみに!

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