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光 sideリヒト

ギリギリ間に合いましたぁー。

ブクマが増えててとっっっても嬉しいです(^∇^)

皆様の期待に応えられるようどんどん投稿していけたらいいなと思ってます!

では、今回も楽しんで読んでください!


 僕は生まれたときから要らない子だった。

 僕の目は他の人と違って赤色だったから、両親は僕を3才の時に「気持ち悪い」といって道に捨てた。


 本当はずっと前から思っていたのだろう。

 だけど、3才になるまで育ててくれた。そのことに関しては感謝している。

 生まれてすぐ捨てられていたら、僕は今生きていることができなかったから。


 捨てられた僕は行く宛があるはずもなく、路上で暮らすようになった。

 食べるものもなくて、毎日ごみ捨て場をあさって食べられるものを探した。

 毎日、空腹だった。


 僕はどこにいっても目が赤いせいで、遠ざけられ、馬鹿にされ暴力を振るわれた。

 赤い目は「悪魔の目」「不幸を呼ぶ目」と言われているらしい。

 それを知ったのは、暴力を振るわれるようになって何ヵ月かたった頃だった。


 僕は納得した。

 やっぱり僕は普通ではなかったのだと。


 毎日いろんな人に言われた。

「お前は、生まれてきてはいけなかった」「こっちに来ないで、私たちが不幸になってしまう」


 僕は希望を持つことをやめた。

 僕は要らない子だから、何も望んではいけないのだと。


_____________


 あの日も、いつものように罵声をあびせられ殴られたり蹴られたりしていた。


 毎日殴られているから、「痛い」と思うことがなくなった。

 僕はただひたすら、早く男たちが満足して殴るのをやめるのを抵抗せずに黙って待っていた。


 ……だけど、その日はいつもと違った。


「何をしているの」


 突然聞こえたきれいな声に驚いて今まで閉じていた目をうっすらと開いた。


 目を開けた先にはこの世のものとは思えないほどきれいな女の子がいた。


 女の子は堂々と僕に暴力を振るっていた男たちの前に立っていた。


 男三人が女の子に近づこうとしたとき、女の子を庇うように立つ女の子に似た男が来て、男たちに剣を向けた。


 男三人は男の殺気に恐怖を感じたのか、急いで走って逃げていった。


 女の子は男の子ことを「お兄様」と呼んだため、家族なのだろうと察した。


 女の子はリリスと呼ばれていて、身なりや溢れる気品から上級貴族なのだろう。

 彼女とその兄の仲睦まじいやり取りを見て少し、本当に少しだけ、家族というものが羨ましく感じた。


 ふいに二人が僕の方を見つめた。

 きっと、この二人も僕の目を見て逃げていくのだろうと思った。


 けれど、彼女…リリスは僕の目をしっかり見て言った。僕に自分の家に来ないか、と。

 最初は信じられなかった。

 僕の目を見た筈なのに逃げずにまして一緒に来ないかといってくれるなんて。


 僕は戸惑いながらもその言葉に頷いた。

 そのあとにリリスは僕の名前を聞いてきた。

 名前を聞かれたことなんてなく、呼ばれたこともなかったため、一瞬なんだっけ?と思いつつも自分の名前を言った。


「……リヒト」


 そう答えるとリリスは


「リヒトかぁ。じゃあ光だね。リヒトは私たちの光だ」



 そう言って笑った。その笑顔がきれいで忘れることができなかった。





初のリリス以外の目線で書かせてもらいました。

次回もリヒト目線を書くつもりです。

楽しみにしていてください!

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