泣き笑い
お待たせしました!今回も結構早く投稿できて良かったです。
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お待ちしてます。
では、今回も楽しんで読んでください!
あのあと、私たちはリヒトを連れて家へと帰った。
お父様にリヒトが家で働くということを伝えなければいけないため、家についてからすぐにお父様の書斎に行った。
始めは、リヒトの赤い目におどろいていたけれど、
事情を説明するとお父様はリヒトを歓迎してくれた。
この家の人たちは皆優しくて、人を見た目で判断するようなことはしないから、大丈夫だろう。
話し合いの結果、リヒトは私の側付きいわゆる側近(?)的な感じになった。
それが一番私とリヒトが一緒にいられる方法だったそうだ。
______________
そして、リヒトが来て数日。
リヒトは一応公爵令嬢の私の側にいるために側近として必要な知識や、私をいざというときに守れるように剣術を学んでいる。
リヒトは毎日忙しそうにしていたけれど、毎日必ず私の所に来て一緒に時間を過ごしてくれた。
リヒトとの時間は私にとって大切なものになっていた。
夜、私が眠れなくて書庫にいくと中にリヒトがいた。
リヒトは本棚の間にある梯子に座って、開いている本を読むわけでもなく、窓の外をぼーっと見つめていた。
「なにをしているの?」
私が声をかけると、リヒトは私の方を振り返って開いていた本を閉じた。
「少し考えてたんだ」
リヒトがそうポツリと言った。
ちなみに私に対する話し方は、リヒトは最初敬語にしようとしていたけれど私がそのままでいいと言ったため、そのままになっている。
私は、リヒトに近付いて、隣に座った。
「僕の目は赤色だから、皆から「悪魔の目」「不幸を呼ぶ目」って言われてきたんだ」
「うん」
私は相槌を打ちながら、黙って聞くことにした。
「だけど、この家に来てから皆からそんな事言われなくなった。僕を普通の一人の人間として扱ってくれるようになった。僕の目も、きれいな目だねって言ってくれたんだ」
「だけど、僕はこの目をきれいだと言われてもそうは思えないんだ。血みたいな色で、この目の色のせいで僕は今までいじめられたり、親から捨てられてきたから…」
「そっか」
「ねぇ、リリスはどう思う?僕の目は怖くない?気持ち悪いと思わない?きれいだと思う?」
そう言ったリヒトの目は不安げに揺れていた。
あぁ。この子は今までたくさんの悪意の中で過ごしてきたんだ。見た目だけで、蔑まされいじめられ。
小さなからだで必死にそのたくさんの悪意に耐えて生きてきたんだ。
泣きたいのはリヒトの筈なのに、私の方が泣いてしまいそうだ。
私は両手でリヒトの頬を包んで言った。
自分が思ったことを正直に。
「私はあなたの目を怖いとも気持ち悪いとも思わない。とても、きれいな目だと思う。それに、目が赤色だから「悪魔の目」とか「不幸を呼ぶ目」とかそんなの分からないじゃない。不幸を呼んでるのは、あなたを不幸にさせているのは、そんなくだらない迷信を信じた周りの人。目は目、目の色なんて関係ない目であることにかわりはないのだから。
そう思わない、リヒト?」
言い終わったあと私は笑った。
リヒトは、私の言葉を聞いて驚き、そして今にも泣いてしまいそうな顔で笑った。
「…ありがとう」
私はリヒトを抱き締めた。
もう大丈夫だよ、私がずっと側にいるからね、という思いを込めて。
どうでしたか?
今回は書いてて少しうるっとしてしまいました。笑
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では、次回も、お楽しみに!




