赤い目
早く投稿できて良かったです。
今回は結構長めです。
楽しんで読んでください!
…濃い青の髪に赤い目の男の子。
前にあの秘密の部屋の本で読んだことがある。
赤い目は「悪魔の目」「不幸を呼ぶ目」だと。
でも、実物を見たのは初めてだった。
とてもきれいな澄んだ赤で、じっと見つめていると吸い込まれてしまいそうだった。
きっと、この男の子は赤い目だったがためにこの男たちにいじめられていたのだろう。
「どうしたのかな。お嬢ちゃん」
「こんなところに来たら危ないよ?」
「俺たちみたいなのがいるかもしれないからね」
そう言って男たちは私に近づいてきた。
私は乱闘になるだろうと思い、スカートの中に隠してある短剣に手を忍ばせた。
男の一人が拳を振り上げたため、短剣を抜こうとした瞬間
私の前に男から庇うように立つ背中が現れた。
「うちの妹に何してくれてるのかな?」
そういったお兄様は剣を男たちに向け、殺気をはなった。
男たちはそんなお兄様の姿に怯え走って逃げていった。
……体格の良い男三人が急いで走って逃げていくのは少し、いや結構面白かった。
お兄様は私の方に振り返ってそれはもういい笑顔で、
「どういうことか、説明してもらってもいいかなリリス」
お兄様は結構ガチで怒っていた。
あぁーこれはお父様にも連絡がいって、二人からながぁーい説教を食らうやつだ。
「えっと、いやこれは。ちょっと気になっちゃって。気付いたら走っていたというか、走っていたら気付いたというか」
弁解しようと急いで言ったため、最後の方はもう支離滅裂だった。
「まぁ、言い訳は家に帰ってからゆっくりきかせてもらよ」
そう言ってお兄様はニコッと笑った。
「……はい」
逃げられないなこれは、と思いながら私は心の中でため息をつくのだった。
「ところで、さっきから気になっていたんだけどそこにいる男の子は誰なんだい?」
忘れてた!お兄様の説教(?)に必死で対応してたから、男の子の存在を忘れてしまっていた。
すまない男の子。
「この子はさっきの男たちにいじめられていたんです」
私が説明すると
「ふーん。そうなんだ」
そう言ってお兄様は男の子に近付いた。
男の子はまた何かされるのではと、思っているのかビクッとしていた。
「君はどこにすんでいるの?」
お兄様が尋ねても返答なし。
「両親は何処かにいる?」
またまた返答なし。
これは男のお兄様より、女の私が聞いた方が良いのでは?と思い、私も男の子に近付いた。
「何処かにお家ある?」
私が尋ねると
「ない。捨てられたから」
確かに男の子の格好をみるとボロボロの服を着ていた。
たぶん、捨てられた理由は目の色だろう。
「じゃあさ、私たちの家にこない?」
「えっ?」
男の子はそんなこと言われると思っていなかったのか目を見張った。
「勿論ただでとは言わないわ。でも、住む場所も、食べるものも保障するだから、私たちの家に来ない?」
彼は少し悩んでから返事をした。
「うん。よろしく」
私はその返答に微笑んで言った。
「よろしく!」
お兄様は私たちの会話にため息をついて
「まぁ、リリスが決めたことならいいけどね」
と言った。
「ありがとう、お兄様!」
そう言ってお兄様に抱きつくと、お兄様は抱きしめ返してくれた。
その時私はふと、大事なことを思い出した。
私はお兄様から離れて男の子の方に向き直った。
「ねぇ、あなた名前はなんていうの?」
…名前、聞き忘れてた。
この先一緒にいるのに、君とか彼とかはダメだろう。
「……リヒト」
そうポツリと言った。
「リヒトかぁ。じゃあ光だね。リヒトは私たちの光だ」
そう冗談ぽく笑いながら私はいった。
するとリヒトは一瞬ポカンとして、でもすぐにそっかと呟いて笑った。
どうでしたか、リヒト君。
赤い目ってなんかかっこいいですよね。
感想やアイデア、こういうのみたい!といるのがありましたら、まってます。是非じゃんじゃん書いてください!
次回もなるべく早く投稿できたらいいなっと思います!!
楽しみにしていてください!(*´▽`*)




