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階段のその先

階段を降りた先には何があるんでしょう。

今回も楽しんで読んでください!

 目の前に現れた謎の階段。


「…ナニコレ」


 本棚を動かしたら謎の階段が現れるとかゲームみたい!

 いや、ゲームか。笑


「行ってみるか」


 少し怖くはあるけれど、好奇心には勝てないのだ。

 少しの恐怖と多大な好奇心を抱いて私は階段を降りていった。


_________



「何処まで続くのぉー」



 降りても降りても、階段階段。

 さすがに疲れてきた。

 上を見上げてみると、今まで降りてきた階段が螺旋状にあり、入ってきた入り口はもう見えないほどになっていた。


「これは、帰るの大変そうだな……」


 帰りの事を考えると気分が下がった。

 降り始めた時のテンションは何処へ行ったのやら。

 でも、ここで引き返すわけにはいかない!

 もしかしたら、ヒミツの部屋とかヒミツの通路とかそういうゲームっぽい場所があるかもしれないのだから!

(注意:ゲームです。本日二回目)


 その後も、ひたすら階段を降り続けやっと最深部へとたどり着きついた。

 階段を降りた先には大きな扉があった。


「すっごい大きな扉。いかにもヒミツって感じ」


 そう思いながら、扉を開けた。


「うわぁぁぁぁーーー、すご…」


 扉の先には一つの大きな部屋があり、その部屋はあたり一面魔道書で埋め尽くされていた。

 どうりで書庫をどれだけ探しても見つけられないはずだ。


 私は部屋の中に入り、近くにあった魔道書を一つ手に取ってパラパラとめくった。


「『空を飛ぶ浮遊魔法』『水中でも呼吸し続けられる魔法』、……いろんなのがある」


 魔道書を読んだだけでワクワクしてきた。

 でもまずは魔法をつかうまえに魔術について知らないといけない。

そう思ってさがしていると、


「あっ、あった」


 『魔術とは』というタイトルの本をみつけた。

 それを本棚から抜き取り、近くにハシゴがあったのでハシゴに座って読み始めた。


 纏めると、魔術とは人が体内に持っている魔力を使って行使することそのものを指す。

 魔力には個人差があり、持っている量は人それぞれだが、王族は代々魔力量が多いそうだ。

 貴族の中でも魔力が多い人は将来魔術師となって王宮に仕えることが多いという。


 魔法にはランクがあり下からDランクCランクBランクAランクSランクがある。

 その中でもSランクは使える人はほとんどいないらしく、使えるとしたら、歴史に残るほどの大魔導師だけだという。

 Aランクの魔法が使えるだけでもすごいことだそうだ。

 魔法を使えるようになるにはまずDランクの魔法から順に使っていき、どんどんレベルを上げていく。


 そして魔法を使う時に注意しなければいけないことは、魔法を使いすぎると魔力不足が起こってしまい、体調不良になってしまう。最悪死に至ることもあるという。

 魔力量は貴族の子供たちや庶民の中でも優秀な人が通う魔法学園にはいったらわかるそうだ。


「まぁ、だいたいわかったし。魔法を使ってみますかっ!」


 Dランク魔法についてかかれている魔道書を手に取り、その魔道書をひらいた。

 まずは1ページ目に書いてある初心者向けの魔法を使ってみる。


「んーと、まずは……『 ものを宙に浮かせる魔法』か。よしっ!」


 魔法を使う時に大切なのはイメージすること。

 私は本棚から何冊か魔道書を出して、その本達が宙にふわふわ浮いている光景を目を閉じて想像した。

 そして目を開けて手を魔道書にかざすと、魔道書が浮いた。


「やった!魔法使えた!」


 魔法が使えたことに感動し、その日は晩ご飯の時間になるまでDランク魔法を使っていた。








 リリスは気づいていなかった。

 『魔術とは』の一番最後のページに《魔法が使えるようになるのは魔法学園に入学してからである》と書いてあったのを。



まだ学園に入学してないのにリリスは魔法使えちゃいましたね。

次はどんな波乱が待っているのか⁉︎

次回もお楽しみに!

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