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不自然な本棚

ディルクとリリスの会話を楽しんで読んでもらえると嬉しいです!

 ディルクと手合わせした日から、ディルクは毎日私の家に来るようになった。

 まぁ楽しいからいいけど…。

 今もディルクと一緒にお茶を飲んでいる。

 なぜかというと、あの日から毎日ディルクが来るようになって一緒に稽古を受けるようになって、

 その後に休息がてら一緒にお茶をするようになり、その時に意気投合したからだ。

 それからというもの、ディルクは暇な時は大体ここに遊びに来るようになった。



「そういえば、リリス」


「ん?なに?」


「リリスって王子に会ったことあるのか?」


「ッ!?」


 危ない。危うくお茶を吹いてしまうところだった。



「私はまだ会った事は無いわ」


「へぇー」



 家の敷地外に出たことがないのに会うわけがない。

 いや、むしろ会いたくない。

 私にとって攻略対象者は死亡フラグ以外の何者でも無いのだから。

 本音を言うなら、ディルクともあまり関わりたくない。

 けれど、なぜか毎日遊びに来るようになってしまった…。

 それはきっと私のせいじゃない。……うん、私のせいじゃない。


「なんでそんな事きくのよ」


「俺、この前会ったからさ」


「えっ。そうなの?」


 それは驚きだ。

 普通に過ごしていたら、王宮に住んでいる王子に会うことなんてまず無い。

 もし会うとすれば、こちらが王宮に行くしかない。

 けれど、それでも会える可能性はかなり低いのだ。


「どうだった?」


「あぁ、なんか王族って感じだった。強そうだったぞ」


「…あぁ。そう。よかったわね」


 さすがディルク。笑

 王子が相手でもディルクはディルクだわ。


「あと、友達になった」


「ッ!?」


 本当にディルクといると危ない。

 またお茶を吹き出しそうになってしまった。

 ていうか、友達!?王子と!?あってすぐ!?

 どんだけコミュ力高いんだよ!


「なんか友達になってた」



「……」


 なんかってなんだよ!なんかって!

 なんかで王子と友達になれるのかよ。

 なってたって気付いたらもうお友達みたいな?

 おかしいでしょ!


「結構いいやつだったぞ」


 あぁもうそうですか。


「よかったわね」


 まぁ、今のうちから二人は仲良くなっていた方が良いのかもしれない。

 将来はディルクが側近として主従関係になることになるのだから。

 今からでも信頼関係を築いていた方がこれからのことを考えるといいだろう。



_____


 それからディルクと世間話を少しの間した後ディルクは、帰って行った。


 ディルクが帰った後、私は書庫にいた。


 剣術ができるようになったから、次は魔法が出来るようになろうと思って魔道書を探しに来たのだ。


「んー。何処にあるんだろ」


 いくら探しても見付からない。

 だが、公爵家に魔道書がないということは無いだろう。

 そう思って探してみるも、どうしても見付からない。

 ここにはもう無いのかも知れないとと思い、帰ろうとした時違和感を感じる本棚を見つけた。

 すごい不自然という訳ではないが、ずーっと見ているとなにか違和感を感じて不自然に思ってしまうのだ。

 周りの本棚に合わせて新しく造られたような。

 周りの本棚が昔からある古い感じがするのにその本棚だけ、まだ新しい感じがする。

 どうしても私は気になってしまって、その本棚に近づいた。


 本棚は横に動かせるようになっていた。

 本棚を横に動かしてみると動かしてところには…………





 どこかへと続く階段があった。






本棚の後ろにあった階段。

さぁ、この階段はどこに繋がっているんですかね。

次回もお楽しみに!

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