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第4話 俺様のゴブリン退治(1)

最近は、俺様の散歩コースにギヨム商会の倉庫が加わった。

倉庫のおじさん達とも顔見知りになって、ごはんをくれる時もある。

ネズミ退治は夜にやらないといけないから、散歩は契約には含まれない。だから、そのうちに、ネズミ退治に行かなくては。


そうして数日経ったある日、ハンターギルドの受付に臭い人(ガイル)がやってきた。最近は全然見かけなかったな。


「ガイルさん、ゴブリン討伐はどうでした?」


俺様は知らなかったけど、町の近くの森でゴブリンの集落が出来ていたので、臭い人(ハンター)達が合同で討伐に出ていたらしい。


「ほぼ潰したんだがな〜、ちと取りこぼしたゴブリンがいるみたいでな」


集落ほどの危険ではないが、そのままにも出来ないから、何組かのパーティは補給して、また討伐に出るらしい。


「それで、みーちゃんの方はどうだ? ランクアップできそうか?」


普通のF級ハンターなら、食べる為に毎日仕事するから1ヶ月程でE級に上がるらしい。

俺様は宿も要らない。ごはんも誰かがくれる。装備も無い。だから、収入なしでも大丈夫だぞ。


「まだ依頼を3件だけ、まだまだですよ。また、みーちゃんに仕事をさせようと思ってるんですか? ガイルさん」


「おうよ、ゴブリン討伐にみーちゃんも一緒にと思ってな。依頼をこなさないとランクアップできねえ」


俺様は、受付の机から降りると、茶色の女の人(エヌエラ)の膝の上に逃げ込んだ。


「みーちゃんは、嫌がってますけど?」


それでも、臭い人(ガイル)がしつこく誘い、赤毛の女の子(ナリン)までやってきて勧めてくるので、俺様はついつい「にゃ」と返事してしまった。


「よーし、それでこそハンターだ!! ガハハハハ」


臭い人(ガイル)は、やかましい声で笑ってた。


次の日、一緒にゴブリン討伐を受注した俺様は、臭い人(ガイル)の荷物の上に乗って町を出た。風の匂いを嗅いだり「ガハハハ」と大きい笑い声にうんざりしたり、臭い人(ガイル)の後頭部で爪とぎしたりしていると森に着いた。


「みーちゃんはゴブリンを見つけたら、オレに教えてくれ。見つけるのはみーちゃんで、倒すのはオレだ。たのんだぞ」


臭い人(ガイル)は、草木を押しのけてブルドーザーのように進んでいく。

森の中には、動物の気配や変な気配が沢山あるのが感じられる。

だけど、どれがゴブリンなんだ? 俺様はゴブリンなんて見たこともないからな、適当に教えてやれ。


俺様は、荷物の上から 臭い人(ガイル)の肩に前足を置いて、鼻先で左前方を指す。臭い人(ガイル)は親指を立てるサインを出すと、その方向へ静かに進んでいく。

蔦をはらって進むと、倒木の影に半透明でムニョっとした物体が動いていた。


「スライムだ。その調子でたのむぜ」


変な気配は、まだ沢山あるから、適当に選んで、鼻先で前方を指す。

その方向へしばらく進むと、子供くらいの大きさの緑色した変なヤツらが居た。


「ゴブリンだ。みーちゃんは、ここで待ってろ」


臭い人(ガイル)は、荷物と俺様を大木の影に置いてそっと近づく。そしてゴブリン2匹を一瞬で切り捨てた。

いつも騒がしい臭い人(ガイル)でも狩りのときは別人のようだな。


「みーちゃん、次を頼む」


ゴブリンの気配を覚えた俺様は、次のゴブリンの気配を鼻先で指す。

3回ほどゴブリンを探した所で日が暮れてきた。


「よーし、今日はそろそろ終わりだ。近くの野営場所に行くぞ」


森の中には何箇所かちょっと開けた場所があるのだとか。

枯れ木を集めながら野営場所まで移動すると、岩を集めたところがあって薪の跡があった。そこに枯れ木を入れて、臭い人(ガイル)が何やらぶつくさ言い始めた。しばらくすると煙が立って火がついた。


「オレでも多少は魔術が使えるんだぜ。ほら晩飯はこれでいいか?」


臭い人(ガイル)が、干し肉を投げてよこした。くんくんくん、臭い。これは、不味いやつだ。いらないよ。


「あいかわらず、食いもんにうるさいな、みーちゃんは」


こうなったらアレを使うとするか。猫缶食いたい、猫缶食いたい・・・・俺様は頭の中で唱えた。

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収納リスト

1) 猫用ドライフード(チキンと野菜味) 1.6kb x 数量エラー表示できません

2) 猫用ドライフード(マグロと野菜味) 1.6Kg x 数量エラー表示できません

3) 猫用ドライフード(カツオと野菜味) 1.6kb x 数量エラー表示できません

4) 猫缶(マグロ味) x 数量エラー表示できません

5) 猫缶(チキン味) x 数量エラー表示できません

6) 猫おやつ(シーフードミックス) 20本 x 数量エラー表示できません

7) 猫おやつ(とりささみ) x 20本 数量エラー表示できません


よしきた! これだ。猫缶(マグロ味)!

ころんと、猫缶が出てきた。


「やっぱりこれか、開ければいいのか?」


臭い人(ガイル)小さい包丁(ナイフ)をだして猫缶をつつく


「あれ? この輪っかのところを、ひっぱればいいのか? なるほど、うまく出来てるな」


プシュっと音がして、猫缶のフタがひらく。はぐはぐはぐ、やっぱり旨い。

臭い人(ガイル)がじっと見ている。なんだ? 食べたいのかな? じゃあ、美味しくない方をだしてあげよう。

ころんと、 猫缶(チキン味)が出てきた。


「もう1個? オレくれるのか? ありがとうよ」


森の夜は冷えるので、俺様はコタツを出して潜り込んだ。


---- Copyright (C) 2019 by Wanco @nyanco_syosetu ----

□アルファポリスでも掲載中 (アルファポリスが少し先行しています)


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小説を声で届けるライトーンで掲載中
image みーちゃんのヌコ探しがボイスブックになりました。
あらすじ声優:鈴風さん
俺様のヌコ探し 声優:すみちゃむさん声優:なつさん
こちら:https://www.writone.jp
声の演技でこんなに生き生きとキャラクターが動き出すなんて感動です。
ボイスブック化してくれた 鈴風さん すみちゃむさん なつさん ありがとうございます。

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