報告書② 相談票
二通目は、当該の票の写しである。
表に十行、裏に十行。
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相談者 ██(氏名の記載あり)
住所 ██町(██市に隣接)
相談の方法 窓口
前号 (空欄)
完結 (空欄)
一行目 十三年前 十月 転入の手続きについて 継続
二行目 同年 十二月 転入の手続きについて 継続
(三行目から十九行目まで、十七行いずれも同じ用件。区分はすべて継続)
二十行目 本年 六月 転入の手続きについて 継続
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応対した者の欄は氏名が入るため省いた。
日と時刻も、間隔の算定に用いたほかは省いた。
用件の欄は、二十行とも同じ文言である。
転入の手続きについて、の十文字だけで、送り仮名も揃っている。
筆跡は五通りある。
年ごとに入れ替わっている。
訂正や消し跡は無い。
前号の欄は、前の票の番号を書くところである。
空欄である。
来訪の間隔に、決まりは無い。
最も短いもので二十二日、最も長いもので一年と七か月。
多い年は三回あり、一度も来ていない年が二年ある。
十三年で二十回。
書いた者は五人で、それぞれの行数は四、五、三、六、二である。
合わせて二十になる。
住所は市外である。
転入の相談を受ける窓口として、これは正しい。
まだ移ってきていない人が訊きに来るのだから、市外に住んでいるのが当たり前である。
当たり前のことを、十三年、続けている。
市の住民記録に、この氏名の登録は無い。
転入届は一度も出ていない。
██町の住民記録には、現に登録がある。
住まいが決まれば届を渡し、決まっていなければ決まってから来るように伝える。
二十行に、そのどちらの記載も無い。
――三通目は、番号簿の写しである。




