報告書④ 現地の確認
四通目は、現地の確認の記録である。
市の担当者の立会いのもとで行われた。
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当該の橋は、水路をまたいで架かる床版橋である。
橋長四・二メートル、幅員二・〇メートル。
実測は台帳の記載と一致する。
床版は一枚である。
上面に舗装、下面は露出している。
下面に、型枠に用いた合板の木目と継ぎ目が転写されている。
継ぎ目に沿った線が、橋軸に直角に、等間隔で残る。
床版の下面に、途中の打継ぎは無い。
橋台から橋台まで連続している。
プレキャストの床版は工場で製作し、鋼製の型枠を用いる。
下面は平滑になり、木目は生じない。
また当該の幅員では二枚を並べて据えるため、中央に長手方向の目地が一本生じる。
現地の床版に、その目地は無い。
プレキャスト製品には製造番号が刻印される。
当該の床版に刻印は無い。
両側の橋台は下部工であり、床版の架け替えでは造り替えない。
橋台の天端と床版の下面は、打継ぎの面で連続している。
据え置いたものであれば、両者のあいだに敷きモルタルの層が入る。
九年前のしゅん工検査調書の完成写真を確認した。
写真は下流側から撮影されている。
護岸、隣接する塀、背後の樹木の位置は、現地と一致する。
写真に写る床版の下面は平滑で、中央に長手方向の目地が一本ある。
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木目は、型枠を外したときにしか付かない。
平らな面に、あとから付けることはできない。
現地に架かっているのは、十四年前に打った床版である。
九年前の写真に写っているのは、同じ場所にある、別の床版である。
据えたのなら、据えたものがある。
――五通目は、当該の橋に係る陳情の記録である。




