報告書② 橋梁台帳
二通目は、██市の橋梁台帳の写しおよび関係する記録である。
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市が管理する橋は二百一橋。
台帳は一橋につき一葉。
位置、水路の名称、橋長、幅員、構造形式、架設年度、施工者、点検の履歴を記載する。
架け替えを行った場合は、新たに一葉を作成し、従前の葉は廃棄簿冊へ移す。
移送の記録は年度ごとに残る。
当該の橋の葉は二葉ある。
いずれも現用の簿冊に綴じてある。
十四年前の架け替えに際しては、従前の葉が廃棄簿冊へ移されている。
当該年度の移送記録に残る。
二葉目が作られた九年前の年度には、移送の記録が無い。
一葉目。
架設年度は十四年前の年度。
構造形式は、場所打ち鉄筋コンクリート床版橋。
二葉目。
架設年度は九年前の年度。
構造形式は、プレキャストコンクリート床版橋。
両葉とも、位置は同一。
水路の名称、橋長四・二メートル、幅員二・〇メートル、床版厚〇・二五メートルの記載は一致する。
両葉とも、作成、確認、決裁の欄が埋まっている。
押印はいずれも当時その職にあった者のもので、様式に不備は無い。
点検の履歴は、一葉目に三回、二葉目に二回。
市の点検の周期は五年である。
いずれも実施の記録が別に残り、実施日の重複は無い。
両葉とも、記載の訂正および抹消の跡は無い。
点検の履歴は、実施のつど書き加えられている。
筆跡は、いずれもその年の担当者のものである。
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台帳は、一つの橋に一葉である。
二葉あるなら、片方は誤りである。
誤りのほうには、決裁の印が無いか、日付が合わないか、記載が現地と違うか、そのどれかがある。
仕事のうえで、そう教わってきた。
どれも無い。
――三通目は、二件の工事に係る書類である。




