報告書④ 聞き取り
四通目は、第四班の住民に対する聞き取りの記録である。
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第四班十二戸のうち、十一戸から回答を得た。
一戸は照会期間中に転居しており、所在を確認できなかった。
回答者のうち九戸が、回覧板を受け取った際に、挟まれている物を一度すべて外し、一枚ずつ見て、自宅に関係のあるものだけを控えると述べた。
すなわち、全点の内容を確認している。
十一戸のうち八戸が、十九枚に記載された故人のいずれかと面識があった。
うち四戸は、葬儀に参列している。
そのうえで、十一戸のいずれにおいても、訃報を見たと述べた者は無い。
黒枠の紙が挟まっていたことに覚えが無い、という回答である。
次に、十九枚の裏面の受領欄について照会した。
十九枚の受領欄は、いずれも当時の第四班十二戸に対応する順で押印されている。
第四班十二戸のうち、十一年前から現在まで居住が継続しているのは、五戸である。
残る七戸は、この十一年の間に転出または世帯主の交代があった。
五戸のうち三戸から、当時使用していた印の提出を受け、受領欄の印影と照合した。
三戸とも、十九枚すべての該当欄と一致した。
押した記憶を述べた者は、無い。
なお当該三戸のうち二戸は、印を家族の間で共用しており、押印者を特定できない。
残る一戸については、当時から本人以外が使用したことは無いとの回答を得ている。
残る二戸は、当時の印を既に処分しており、照合できなかった。
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九戸が、一枚ずつ見ている。
八戸が、書かれている人を知っている。
誰も、訃報を見ていない。
印は合う。
押した者はいない。
――五通目は、班長の申し送り帳についての照会である。




